ちょっと古いレンズ【Ai AF Zoom-Nikkor 28-70mm F3.5-4.5S】

あいびすです。
軽く旅行をしようと言うのに直前になってレンズの故障が発覚したので、修理に出した上で店頭にあったレンズでIYHしました。

Ai AF Zoom-Nikkor 28-70mm F3.5-4.5S AF Zoom-Nikkor 28-70mm F3.5-4.5D(Ai AF Zoom-Nikkor 28-70mm F3.5-4.5D)

1991年9月に発売されたF801とかにセットで売られていたらしい(1992年9月発売なので大手量販店で96年頃なら可能性は無くもないが、F90シリーズや前年発売の28-70/3.5-4.5Sの方が説得力がある)標準ズームレンズですね。ボディ内に内蔵されたモーターでAFカップリングを回してAF駆動するタイプのレンズで、アタッチメントサイズは52mm。M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZと同じサイズです。
世間一般のオールドレンズというカテゴリの定義は「マニュアル専用であり1980年以前のガラスしか使っていないもの」らしく、それで言ったら「オートフォーカスで1985年頃(参考にしたサイトが間違っていたようで、正しくは
1992
1991年9月)19921991年に出ていて樹脂を用いた貼り合わせの非球面レンズを使用している(詳しいサイト曰く。ホントかどうかは知らん)」なのでこれはオールドレンズではない。
私がそう判断した。このダブスタクソ親父!!!!
いや、何をどう言おうが普通に生産完了しててサポートも終わってる以上オールドレンズ以外の何物でもないんですがね。

と言うわけで実写

70mm 1/1250sec F5.6 ISO-200
50mm付近が死んでるので半段程度絞っていますが、ほぼ開放からこんな描写をするんなら普通に使える。
70mm 1/50sec F5 ISO-100
ボケるところは大きくボケてるしくっきりしたところはくっきり。なかなか面白いレンズだなと。
70mm 1/200sec F5 ISO-100
ちょっと目が痛くなるけど周辺がそこまで流れていないので古いレンズって思い込みがそこそこの音をたてて崩れている。
70mm 1/125sec F8 ISO-100
スマホから大三元標準引っ付けたハイエンド機をぶら下げた外国人まで誰も彼も接写しかしてなかったのでいい加減嫌になって意味もなく引きで撮って何も触ってないのがこれ。
70mm 1/15sec F13 ISO-400 後幕スローシンクロ マニュアル発光 1/10
逆光+絞り+スピードライト。光芒を作りたくてやってみたけど目論見どおり出てくれて思いきり変態の顔をしていた。
70mm 1/125sec F5.6 ISO-100 +1.0EV 後幕スローシンクロ マニュアル発光 1/10
逆光+スピードライト。光源付近にゴーストが出てるけど、逆にこれくらいしか出ないのかという印象。もっと出ると思ってた。
28mm 1/160sec F5.6 ISO-100 後幕スローシンクロ
枝の奥にあるのはゴミやゴーストではなく月。
70mm 1/640sec F5 ISO-100

AFモータを内蔵しないAFレンズ全般に、D750みたいなトルクの低いAFモータを内蔵した普及機だとAFが遅いとか、なんか壊れそうな音がするとかの前評判がありましたが、実際これだけの速度が出てれば必要充分だし、そもそもの問題はちょっとでも日陰に入ったりすると途端にAFを迷って結局無限に戻したりしてしまう本機の方であり、MF時にスカスカなピントリングであるので、むしろこれくらいの描写を普通に吐き出してくれてオールドレンズにありがちな絶望的に低い逆光耐性がそこまででないので、実際この世代のレンズは安心してオールドレンズ遊びができるしカスタムピクチャーコントロールなんかと合わせれば昼間の主力ポートレートレンズとしても面白いかなという感じ。

ではまた。

31/Mar/2023 間違っている箇所を訂正し一部に追記。

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