【読書記録】7つの習慣 個人、家庭、社会、人生のすべて 成功には原則があった! 前編(私的成功)
7つの習慣 個人、家庭、社会、人生のすべて 成功には原則があった!
著:スティーブン・R・コヴィー
訳:川西茂
1~3の習慣によって「今」を変え、「未来」を決め、「進み方」を整える。これにより、まずは「私的成功」に至る。
0.Introduction
基本の考え方「インサイド・アウト」
まずは「私的成功」を目指す。私的成功無くして「公的成功」は無い。
※「インサイド・アウト」の考え方とは反対のものを「アウトサイド・イン」という。 これは、すべては環境のせい、人のせいと考えること。
→相手が変わるべき。相手の罪を指摘し、行動を正そうとする。
ゴールは何か?「成功」とは何か?
「成功」とはなにか?
ここで目指す「成功」とは「真の成功」!
コミュニケーションスキルや小手先のテクニックなどの「表面的な成功」ではなく長期的、永続的に価値を生み出すものを意味する。主に優れた人格を持つことを指す。
「人格」とは
→「繰り返される習慣の結果」「繰り返す行動の統計」が形成していく
インサイド・アウトの考え方によって自分自身の人格や性格を変えていく
第1の習慣【主体的であること】
「主体的である」とは 「人間として自分の人生対して責任を取ること」。
「インサイド・アウト」の考え方で現実と向き合っていくこと。
実際は…遺伝子のせい、親の育て方のせい、上司のせい、環境のせい、国のせい、ということはあるが…
すべては自己責任、状況は自分で変えられると考えて向き合ってみる。
例)つまらない講義に対してどう感じるか?
→ この講義は学ぶところがない
でも実際は自分が「学ばない」という選択をしている、と考える。
これによって[ものの見方][生き方]が変わる。
→インサイド・アウトが[習慣]になるまで続ける。
主体的でない人はすべてが「アウトサイド・イン(外から内へ)」の考え方をしている。
→なんでも他人のせい、自分の性格や行動すら...
第2の習慣【終わりを思い描くことから始める】
人生のゴールを決め、原点を考え、道筋を明確にする。
まずは人生のゴール・方向性をイメージする。
→お葬式の弔辞でなんと言われたいかを考えてみる。
そのうえで、人生に悩んだときの判断基準となるものを自分の中心に置く。
中心に置くものはお金・家族・恋人・趣味・会社などではない。
→中心に置くものは「原則」
→普遍的で価値を失わない「公正さ」「誠実性」「勇気」を中心に。
第3の習慣【最優先事項を優先する】
[最優先事項を優先]とは?
× 時間を管理すること
〇 行動の優先順位を決める
スケジュールを埋め、その通りにこなしていると、空いた時間を無駄に使ってしまう。
→時間に管理されるようになる
「重要度」×「緊急度」のマトリックスで予定を分類する。
緊急度…すぐに対応を迫られるかどうか
重要度…人生の目的や価値観にとって重要かどうか
「緊急or緊急でない」と「重要or重要でない」の2つの軸で予定を4分類する
①緊急で重要な「第一領域」
例)締め切りのある仕事、切羽詰まった問題、病気、事故
→多くの人が「第一領域」に縛られる。
②緊急でないが重要な「第二領域」
例)人間関係作り、健康維持、勉強、自己啓発
→人生を充実させるには「第二領域」が重要。
「第二領域」=成長に役立つ活動
第一領域への準備
③緊急だが重要でない「第三領域」
例)突然の来客、会議、報告書、人つきあい、冠婚葬祭、雑事
→緊急度の高いものには飛びつきがちだが、重要でないものは多い。
④緊急でなく重要でもない「第四領域」
例)暇つぶし、遊び、待ち時間、テレビ
→忙しい毎日に疲れ、ここに逃げ込んでしまいがち。
私たちは緊急性のあるものには手を付けやすいが、緊急性が低く重要なものと向き合う野は難しい。
予定を「緊急度」と「重要度」で分類し、やることとやらないことを判断しよう。人生を豊かにするポイントは「第二領域」をいかに増やせるかにかかっている。
まとめ
1~3の習慣は、東洋思想的に言う「自分を修める」段階。第1の習慣で「考え方」「姿勢」を変える。第2の習慣で「道」「方向性」を決める。第3の習慣で「これからの行動」「歩み方」の基準を作る。
まさに「今」を変え、「未来」を決め、「進み方」を整えるのが1~3の習慣。これにより「私的成功」に至る。
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