ソーシャルメディアを成功させるセンターピンは「活動量」というお話。
「ソーシャルメディア<ライフスタイルアプリ」な認識の方が正しいと思えるほどSNSは日常生活、マーケティング、両方において必需品です
かくいう私も、X(旧Twitter)を運用しており、開始から1年と2か月が経とうとしています。
まだまだTwitter歴としては浅すぎる私ですが、日々試行錯誤して何とかマーケチャネルとして機能させようと試みているところです…(笑)
そして今回はそんな私が「当たり前っぽいけど、なかなか理解できないSNSのセンターピンは行動量」というお話を、実際のデータを使いつつサクッとお話していきたいと思います。
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SNSは結局「活動量=成果」に収束される
結局SNSはどれくらい活動したのかに左右されます。
これが私の導き出した結論です。とはいえ、「んなこたぁ知ってんだよ!」と思う方も多いかと思います。
ただ、私が思うにSNS運用が失敗してしまう理由は、圧倒的に質にこだわりすぎた運用ですし、このこだわりが生む負のループが活動量の重要性を忘れさせてしまうのではと考えています。(※経験則)
このループにはまると結構厄介です。
私自身経験があるのですが、質の高い投稿を考えて生み出そうとすればするほど手が止まってしまい、投稿数が減ります。そして渾身の1撃を投稿しても思ったより反応がイマイチだったり。
そんな「もやもや」が重なり、結局一回やめてしまいます。これ、結構あるあるかと思います。
ただ何か月か後に、
実際に成果が出たSNSマーケ手法のまとめ!
【明日からできる】最新のSNS運用方法をご紹介!
といったYouTube動画や記事と出会い、ふと「あれ、私にもできるんじゃない??」「また始めてみようかな…!!」となります。これもマジであるあるです。
しかしまた同じループの繰り返し…
これこそ、SNS運用は継続が最も難しいといわれる原因ですし、多くの人がはまりやすい落とし穴だと思っています。現に私も何回も経験し、特に先月はこのループにはまってしまいました。
※特にYouTube動画に影響されるところとか…(笑)
よって今回、SNS運用を成功させるための明確な一つの基準として「活動量」を掲げ、一緒にSNSをマーケチャネルとして成熟させていきましょう!
実際の取り組み
「SNSは投稿量が大事」って言われても、実際どうなんだろう…と思うかもしれません。
よって本日は、実際に私のアカウントのデータを基にお話していければと思います。
今回比較するのは、
1日1投稿した月のデータ
1日5投稿した月のデータ
の2点で、とくにどんな投稿を行っていたのかだったりも含め比較できればと思います。
直近(2月)に1日1投稿
先月、私は全くと言ってよいほどXでの発信を行いませんでした。というのも、一日一投稿するのが精いっぱいで、Xを開く機会すらあまりなかったという状況です…
そんな先月の実績は
インプレッション(投稿の表示回数)は月間合計6900回
フォロワーは約30人程度の増加(1日1人増加の計算)
でした。
私自身、コンテンツの質にこだわりすぎる習性を発揮した月だったので、投稿数が減っているのもその影響かと思います。ちなみに、先月一番伸びた投稿が下記。
下記のような、自分の知識や経験を生かした渾身の投稿も行いましたが、反応の獲得までは及ばず…
結局、枌谷さんの良質なインタビュー記事をサクッと共有したツイートが一番伸びました。(やはり枌谷さんはすごい…)
もともと打席に立つ数が少ないうえに、ホームランを目指してフルスイングしている状態なので、そりゃ成果出ないだろ…と。
次は以前、自暴自棄に「とりあえず量だろ!」みたく発信しまくっていた1日5投稿のデータをお見せします。
以前(23年6月)は1日5投稿
1日5投稿していた去年の6月、
月間で62,400件のインプレッションを獲得
フォロワー数も178人増加(一日に6人増えてる計算)
という好実績を残しました。
ちなみにこの時一番伸びた投稿はというと…
こういったかなり自分が伝えたいコンテンツがちゃんと見られていたような気がします。
また、当時とのフォロワーの差分は約1000人以上で、それでいても現在と引けを取らないインプレッションやいいねがついているといった状態です。
「活動量」が「情報発信環境」を作る
今回簡単に比較をしてみた結果、やはり「SNSの成果は活動量がキーポイント」であることが分かりました。
そして活動量を増やすことで、「自分が一番発信したいコンテンツをちゃんと受け取ってもらえる環境を作ることができる」のです。
きっと「単純接触効果」が大きな要因として働いているのでしょう。
活動量は単純接触効果を少なからず引き起こし、自身の届けたいコンテンツを届けられるようになっているのではとも考えています。
①投稿頻度が増える
↓
②タイムラインにたくさん出てくる
↓
③ユーザーにアイコンや名前を無意識的に記憶される
↓
④投稿に注目されるようになる
↓
⑤伝えたい投稿に反応してくれるようになる
というように、従来サクサク流れるX上のタイムラインの中でも、単純接触効果によって記憶され、自分の投稿に手を止めてくれるようになるのではと考えました。
活動量を増やすためにできること
「じゃあ活動量増やそう!」
といわれても、きっといきなりは難しかと思います。よって今回は活動量を増やすためのTipsをいくつかお話できればと思います。
発見の貯め置きシート
まずは「発見の貯め置きシート」の活用です。
簡単に言うと、投稿をためておくためのシートです。ただ通常の投稿の貯め置きシートとは大きく異なった運用フローです。
それは貯め置くのは投稿ではなく「発見」という点です。
多くの人は「SNSの投稿を作ろう!」と思った際に、その場で「何についてコンテンツを作ればいいかな…?」と考え始めます。しかしそのやり方は長続きしませんし、その時々のメンタルや業務内容で投稿内容が左右されてしまうので一貫性がなくなってしまいます。
そこで、常日頃から投稿にできそうな発見があれば記入するシートを用意し、投稿のテーマを貯め置きしておくのです。
これによって投稿にかかる時間を大幅に削減し、ストレスフリーな運用が可能になります。イメージ的にはメモ帳ですね。
下記に私が実際に使っている投稿貯め置きシートを置いておくのでコピーして使用してみてくださいね!
全部コンテンツ化計画
基本的に身の回りで起こる事は全部「コンテンツ化できるかできないか?」で考えるというのもおすすめです。
この視点を持つと、先輩からのフィードバック、読んだ記事の一部、読んだ本の感想、ネットショップ中に不便と思ったこと、みたいに無数のコンテンツが生まれます。
そういったコンテンツの部分と自分の得意領域を重ね合わせた内容は、れっきとした一次情報になります。
▽詳しくは下記の記事で書いているのでよければ!▽
コンテンツ作成って何から始めるべき?を自分の経験を基に考えてみた
メディアからの切り取りコンテンツ
もしあなたやあなたの会社がオウンドメディアやブログを運営しているのなら、「記事の一部を切り取ってSNS投稿にする」というのも実践しましょう。
以前「オウンドメディアの本当の価値はマーケティングの核になることだと思う」という記事を書きました。
「オウンドメディア=SEOでの流入獲得」という固定概念にとらわれていては、オウンドメディアもSNSも双方もったいない運用になっています。
オウンドメディアにはその特性である「情報量」を、SNSはその特性である「拡散力」を相互に生かしあったマルチメディアでのコンテンツ発信を行っていきましょう。
最後に
基本的にSNSでの発信はまず「活動量」を目標に進めていくとよいでしょう。そしてそのためにはまず、「活動量を担保できるような体制づくり」から取り組んでいくべきです。
活動量を生み出すためのTipsはお伝えしましたが、より良いTipsもまだまだあると思います。もしより良いTipsがあるならば、ぜひともご教示いただけると嬉しいです!
ソーシャルメディアを成功させるセンターピンは「活動量」というお話でした。
▽ニュースレターやってます▽
https://hirashimarintaro.substack.com/
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