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人の顔色ばかりうかがっている人は、〇〇が常習的に働いている!

ご訪問ありがとうございます。
心理学教育家、のりさんです。

小さい頃から親や周囲の大人の顔色をうかがって成長し、現在はパートナーや家族、仕事で共に過ごす人たちの顔色をうかがってばかりな人っていますよね。
「それ、ワタシです!」って名乗り出てくれそうな人が、たくさんいるかもしれません。

人の顔色ばかり気にしていると、なんかいつも体がしんどかったり、頭痛が頻繁に起きたり、ボーッとすることが増えませんか?

そう、必要以上にエネルギー使って、慢性的な疲れが出てしまっている状態。(エネルギー吸われてる可能性もある)
しかも、それが当たり前になり過ぎて、自分がヤバイ状態だと気づいていない人がとても多いように思います。

そんな人に、人の顔色がだんだん気にならなくなるとっておきの方法があるよ!と、魔法をかけて差し上げたいところですが、正直一瞬で変わるということが難しいのが人の習慣。
人の顔色をうかがうことが習慣化してしまっているんですよね。

以前の私も人の顔色ばかりを気にする人でしたが、TA心理学の「自我状態機能モデル」理論を学んだことによって、少しずつ人の顔色が気にならなくなったんです。
ウェ!急に心理学が!と思ったかもしれませんが、知ってて損はないので、ぜひ最後まで読んでみてください!

TA心理学のTAとは、Transactional Analysis (交流分析)のことで、人間関係におけるあらゆる悩みを、図式を使って、何が起きているか客観的にみていくことができる対人関係攻略を得意とした心理学です。自己理解から他者理解にまで幅広く活用できます。(創案者エリック・バーン)

TA心理学の自我状態機能モデルというのは、私たち人が持つ自我状態を6つのパーソナリティ(人格)に分けた理論です。

【6つのパーソナリティ】

  • CP 批判的な親

  • NP 養育的な親

  • A 冷静な人

  • NC 自然なこども

  • AC 従順なこども

  • RAC 反抗的なこども

これら6つのパーソナリティを、すべての人が持っています。

ここで、本題に戻ると、
人の顔色ばかりうかがっている人というのは、「従順なこども」のパーソナリティが常習的に働いている人になります。

少しだけ専門的な話になりますが、この「従順なこども」というのは、幼少期に従順であることで、親からの愛をもらえたり、人に褒めてもらえたり、周囲から優しくしてもらえた経験によって、人とコミュニケーションをとるときのスタンスを決めてしまったということになります。

幼少期に決めたそのスタンスに気づかないまま、大人になってしまったら、どうなるか想像できますよね?
そうです。大人になっても従順でいる行動に出やすくなります。

実は、私も幼少期は両親や祖父母の顔色ばかり見て育ってきたため、叱られた記憶がほとんどなく、むしろ「手のかからない良い子」として育てられました。
そんな私が大人になっていくにつれ、人に会うととにかく疲れてグッタリするようになったんです。

なんでだろうな〜?って、いろいろ調べていたら、人の気持ちを敏感に感じやすい「同調しやすいタイプ」なんだと知り、自分は敏感で繊細な人と思うようになりました。(HSP気質かも?とも思いました)

それを知って、じゃあ人と会うのを控えようと思っても、一生そういう訳にはいかない。
何か方法はないのかなぁ?と悩んでいた時に、この「従順なこども」のパーソナリティがあるということを学びました。

私は、人とのコミュニケーションをとる時、「従順なこども」を無意識・反射的に発動させやすい習性があったことに気がついたんです。

ここからが、とても大切なのですが、
その習性に気づいた後、どうするか?が課題になりました。
「従順なこども」が無意識に発動しているので、発動させないこと自体は難しいと判断したんです。

そこで、私が取り組んだことというのが、「従順なこどもが発動していることを意識する」ことでした。

例えば、私は母と一緒にいると、母のため息を聞いただけで、(あ、なんか察してほしいんだ…。声かけて欲しいのかも?)と反応し、「お母さん、コーヒー飲む?」みたいな感じで声をかけたりしていたんですね。

しかし、この理論を学んで以降は、母のため息に反応している自分にまず気づいて、「お母さん、コーヒー飲む?」を従順なこどもが働いていることを意識しながら、声をかけるようにしたんです。
「私の従順なこどもが現れている!」と思いながら、行動するようにしました。

その瞬間に自分の反応に気づけなかったとしても、後で振り返った時、「あれは従順なこどもが発動してたんだな」と客観的にみるようにしていました。

そうすることで、無駄にエネルギーを使うことが減ってきたんですね。
そして、次第に母のため息にも反応しにくくなり、反応しても「どうしたの?」ってフラットに聞ける余裕まで持てるようになっていったのです。

母に会うといつもザワザワして、顔色ばかり見て疲れていたのに、今ではそれがありません。本当に不思議です。

まとめると、
人の顔色をうかがって自分は、人に従順であろうとしていて、それを無意識・反射的にやっているから疲れてしまっている。
そこから脱却したい場合は、人の顔色を気にしている自分にまず気づく。
そして、反応している自分を認識した上で行動する。

そこから始めるのがオススメ♪ ということです。

「従順なこども」が常習的に働きやすくなっているのを、意識して働かせるのか、もしくは働かせないのか、その判断する練習を続けていくと、少しずつ反応しにくい自分になり、人の顔色をうかがうことも減っていくと思います。

ちょっと試しに3週間くらいやってみてくださいね!


愛と感謝

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