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文芸部 (シロクマ文芸部、エッセイ)

文芸部に類する部活動が学校にあったら、私は入部していただろうか。正直なところ、よくわからない。

ただ、仮に入部していたとしても、本心から「自由に」とか「楽しんで」などとは書けなかったと思う。

また、今とはまったく違う人生を歩んでいただろうし、noteを始めていないかもしれない…(ただし、これについては後日触れるとする)。



小さな頃から、読む・書くは好きな方だったと思う。

通学・通勤鞄や休日のお出かけ鞄には、ジャンルを問わず本や雑誌を必ず入れていた。電子書籍も少し読むようになった今でも、何かしら入っている。
酔わないのをいいことに、電車や車は絶好の読書空間と化している。


また、別の投稿を書いていて思い出したのだが、中学・高校時代、友人と交換ノートで詩や小説を書き合っていたことがある。自宅でも書いていたが、授業中の内職としてもやっていた(先生、父、母、申し訳ありません…!)。

そのうち、三題噺×2人合作小説なるものもするようになった。出された3つの単語を入れて話の続きを書き、末尾に相手へ3つの単語を提示し続けていくというものだ。

そういえば、三題噺の要素を取り入れたきっかけは、当時読んでいたライトノベル『"文学少女"シリーズ』に影響を受けたゆえだった。最後まで読んでいないのだが、思い出したのを機に最初から読みたくなってきた。


(なお、書くことに関して少々詳しめのものはこちら↓)



しかしながら、読む・書くを中心とする活動に、公的に携わったことはなかった。
小・中・高とも、球技ではない運動部系に所属していたし、学外へとコミュニティを探しに行くことすらなかった。

振り返ると、そうした活動は、気心の知れた間柄で読み書きし合うというのにとどまっていた。
かつて、その読み書きし合った冒頭のみwebサイトに載せたこともあったが、それっきりで終わった。


もし、学校に文芸部があって入部していたとしても、おそらく自分が望むようには活動できていなかっただろう。
それは、人目が気になる、相手の顔色をうかがうといった自身の性格に、大いに邪魔されていたに違いないからだ。

「虹風って、こんなこと考えてるの?」などと陰で言われるのではと勝手に考えてしまい、自由に、楽しんで、文芸部の活動には取り組めなかったと思えてならない。


しかし、今は違う。

学校という狭い世界から卒業し、会社員となり、結婚・出産をし…と、幅広い出逢いやライフイベントを経験した。

その過程で、世界は想像以上に広く、自分や自分のあらゆる分野の作品を、賛否を問わず純粋に受け入れてくれる方々も沢山いるのだと気づけた。

そうして、自由に、楽しんで書いてよい、書いたものを公の場に出してよいのだと思えるようになった。


突き詰めると高校時代に運動部に所属したことがきっかけとはいえ、noteを始めることとなった。
そこで、小牧幸助さんのシロクマ文芸部、たらはかにさんの毎週ショートショートnoteの企画に巡り逢えて、現在に至っている。

ゆる〜りとにはなってしまうが、noteつながりの文芸部ライフを今後も満喫していきたい。


※当記事は、こちらの企画への参加記事です。



(2023年9月5日追記)

上記
「突き詰めると高校時代に運動部に所属したことがきっかけとはいえ、noteを始めることとなった」
につきまして、詳細を以下の記事に綴りました。
よろしければどうぞ!

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