TOTEMのキースイッチを無理やりLoFreeのやつ(Ghost)に換えてみた
前回の記事で制作したBT対応分割自作キーボードのTOTEM のカスタムをした、という内容になります。TOTEMは Kailh choc v1 のみ対応なのですが、かなり強引な手法(パワープレイ)を用いてTOTEMのキースイッチを交換しました。
交換したのはこちらのLoFreeの静音リニア(Ghost)です。
結果、元々使っていた choc v1 pink軸とは比較にならない打鍵感にアップグレードされました。これなら何時間でも気持ちよく使っていられます。
ただ、その代償はそれなりにありました。
まず、下の写真のように Ghost のステムをニッパーで切り取ります(汗)
※この時点で自分でもどうかと思う
この状態のままケースにGhostをはめ込んで、基板の裏からスプリングを刺し込みます…
ボトムプレートを見ると、ちょうどGhostのステム内部と似たよう形状の穴があるのがわかります(choc v1の細めのステムが収まるよう設計されている)。
実測してはいませんが、ほぼGhostステム内部と同じ長さを確保できてそうです。
ここに全てのバネがはまるように、ボトムプレートを閉じます。
バネの力を押さえつけながらの作業にはなります(汗)
そして、これで終わったかと思いきや、実はまだです。
(むしろ本当の地獄はここから)
TOTEMはもともと choc v1のキーキャップにあわせてキー配列が構成されています。このキーキャップの寸法は17.5x16.5mm
Ghost を採用している LoFreeのキーキャップの諸元を見てみると、17.5x17.5mmとなっており、TOTEMでは使えません(!!)
市場に多く流通しているMX キーキャップなんて18.0x18.0mmなので、輪をかけて無理です。
結局、対応してるキーキャップを見つけることができず、3Dプリンタを使って自作することになりました。
こちらのChoc用のキーキャップの差込口を、MX用の差込口にすげ替えてプリントしてみました。
キーキャップについては仕上がりがイマイチなので、そのうちゼロから自作して、できれば刻印もしたいなーと思っています。とは言え、実用上は問題なしです。
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