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話すのが上手いヤツばかりが僕の周りにいるからめっちゃ楽『オタク女子が4人で暮らしてみたら。』

やあ、僕だよ。
何だかしんどいなと思っていたら、妊娠後期に差し掛かる頃つわりがぶり返すこともあるらしい。

僕の妊娠初期のつわりはとにかく眠かったのと軽度の食べづわりだった。
人生すべて効率厨の、実に僕らしいつわり(睡眠と食事は生物すべての源だ)である。
が、体サイドの僕にとって睡眠と食事が必要でも、こと現実に生きる精神(あるいは自我)サイド僕からしてみれば迷惑極まりない現象。

子ども第一優先なのはわかるけれども、もう少し融通利いたっていいんじゃないですかね。そこんところどうなんですか、体サイドの僕。

昨日は結局、君たちのnoteもほとんど読めていないんだ。
面白そうなものを「探す」のがしんどかったのだよね。

だから今回はタイトルからして絶対面白いエッセイを読んだよ。
憧れのルームシェア生活、僕も何らかの理由で夫と離れることになったら絶対やりたいなと思った一冊だったね。

さあ、今日も始めよう。君が楽しんでくれると嬉しいよ。

本作あらすじと感想

共通点は「オタク」である30代の4人組が「文化的なハウス」でルームシェアをするエッセイ。
ルームシェアを主題としたエッセイと言えば『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』をこないだ読んだばかりだけれど、あれは住んでいる二人が交互に文章を書いている、いわば交換日記的楽しみ方を主にするものなのでこの本とはずいぶん趣が違う。

徹頭徹尾この著者の視点を通した数々のエピソードはそれ自体が「面白」いものもあれど、実用的な情報がほとんどの、ルームシェア準備段階のエピソードですら「面白」い。

確かに僕も「オタク」である(SNS初心者だけれど)ので、この特有のノリがたまらなく好みだというのはある。
ネット界隈にいる「オタク」のノリが好きでない非オタクの方々には合わないかもしれないが、ノリのシナジーが合う人、ルームシェアに興味がある人ならぜひとも読了してほしい一冊である。

あと僕も夫や子どもと何らかの理由で離ればなれになった際に、同世代とルームシェアしたいと思ったので賃貸界隈の慣習がもう少しルームシェア希望者に優しくなるのを望みます。
(とはいえ、高齢になれば持ち家を持っている人がちらほら居そうではあるが。)

友だちハードル高いから少ないんだ(という言い訳)

僕の友だちの定義については恋人の定義と共に書いたけれど、これは僕側の話であって相手がどう思っているかは特段気にしていない。
大体、恋人だろうが夫婦だろうが相手の愛を推し量るなどナンセンスである。
相手が僕でない限り、実際の想いなど分かるべくもないからだ。推測すら出来ないことを考える時間ほどくだらないことはない。

相手と共有できる感情があり、それを積極的にしたいと思う気持ち、また、その気持ちが進んで、その人が幸せになれるよう働きかけたくなる気持ち。これが「友情」と僕は定義する。

今考えると思ったよりこれハードル高くないか。
いや、でも僕の中で友だちとはこういうものなのだ。

性善説を全面的に支持し、接客・販売・営業が大好き。加えて社交的にせよと言われれば社交的になれる僕は人間がとても好きだと思われがちである。
が、生態として興味があるのと好きなのは違う。例えば、僕はハムスターの生態に興味があるが、好きかと聞かれれば「どちらかといえば嫌い」としか答えられない(だってあいつら噛むと本当に痛いんだ、ボールパイソンより痛いんだよ)。

人間もそんな感じである。
多分心のどこかでは「好きになりたいなぁ」と思っているから仕事として人間と接するのが好きなのだと思うが、利益が発生しない限り基本的には人間と関わりたくない。

ゆえに、僕の友だちハードルは高く設定されている。
セックスがなくて好感度が上げづらい分、恋人になるより友だちになる方が難しいと思う。僕の場合は。

返事を待たず雑談をする僕の友だち

加えて僕は連絡下手で、変に勘ぐるせいで返信が遅れがちだ。最近はずいぶん改善傾向にあって予定に関するメッセージは仕事と同様に即レス出来るようになってきたけれど、雑談めいたメッセージは基本苦手だ(でも読むのは好き、noteに対するスタンスと同じかもしれない)。

僕の友だちの良いところは、スタンプだけの素っ気ない返事にも構わず雑談を続けてくれるところにある。何なら返事がなくても連絡してくる。
しかも話すのが好きな人が多いのでそこが非常に楽だ。僕は話すのが好きだけれど、賃金が発生していないところでは多分聞く方が好きで、しかも自分が興味ある話しか聞きたくない面倒なタイプなのだ。

だから自分の好きな話を延々としていられる人はとても良いと思う。自分の世界を持っている人、とも言えるか。
他人の話ばかりしている人と友だちになったことがない。主語が自分であり、「これが好きなのはこういう理由で」と教えてくれる人が僕の友だちには多い。

自分の話ばっかりするタイプで嫌な印象を受けたらそいつがつまんないだけ

つまんないだけ、というのは語弊があるかもしれないが要は話すのが下手なのである。
現在話しているエピソードの文脈のコントロールはもちろん、相手の表情、相槌、興味、事情(例えば今朝遅刻したのは愛犬が病気だったからとか)によって持っているネタの魅せ方を変える意識を持つのが話者であるマナーだと僕は思っている。

相手を楽しませようとする心意気。これである。
この心意気を意識せず堂々と話そうとする輩がいるが、僕はそいつをつまんないと思っている(聞く側にはきちんと伝わっているぞ)。
百歩譲って中高生ならまだしも、これが成人していくばくかの大人がやっているとかなりイタい。

それこそオタクが唾を飛ばしながら早口マシンガントークを声高に繰り広げているのと同じ類のみっともなさを感じる。
というかあのみっともないオタクトークは、相手を楽しませようとする心意気のない話の下手な人の亜種だ。

僕の友だちは幸いなことに、心意気ばっちりの自分の話ばっかりするタイプが多くて大変助かる。
矛盾しているみたいで恐縮だけれど、だからこそ僕も聞くばかりでなくてたくさん話すことが出来て楽しいというわけだ。

結局何が言いたいって、友だちが少なくたって最高に相性がいい友だちがいればそれでいいってこと!



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