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ふと思った。年間読書人(https://note.com/nenkandokusyojin)ってMBTIだとひろゆきと同じENTPタイプじゃないか?
口喧嘩してわかったが、こいつは生粋の論破大好き人間。
『爆上戦隊ブンブンジャー』の「原点回帰」とは果たして何を意味するのか?
『爆上戦隊ブンブンジャー』をネットで調べまわったところ、どうやら「原点回帰」などと言われているらしい。
それこそ原点回帰というと、私自身も『星獣戦隊ギンガマン』という作品について長らくそう思い込んでいたが、ここ最近は「果たして何をもっての原点回帰なのだろう?本当にそうなのだろうか?」とも思うようになってきている。
こんな風にまるで「ブンブンジャー」が「昭和戦隊風に寄せている」とあるが、こう述べて
『爆上戦隊ブンブンジャー』の1クール目を見終えて〜所詮は先輩方に頼らないと持たせられなくなって来ているスーパー戦隊シリーズの致命的欠陥〜
『爆上戦隊ブンブンジャー』がちょうど全開の「ゴーオンジャー」とのコラボ回で1クール目を終了したわけだが、はっきり言ってこの出来では現在のところ良くてC(佳作)以上の点数をつけることはできないのが正直なところだ。
やはりパイロットの出来があまりにも良すぎたが故に私もとんだ買い被りをしていた部分もあったのだが、冨岡淳広をメインライターに抜擢した時点で何となくであれこんな風になるのは目に見えていた。
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『百獣戦隊ガオレンジャー』の功罪〜頭脳戦からパワーバカに変質してしまった特撮ヒーロー〜
現在『百獣戦隊ガオレンジャー』を見ていて思うのだが、「ガオレンジャー」が「奇跡の乱発」を批判される理由の1つに「強さに全く根拠がない」ことが挙げられる。
実は以前に私も「ガオレンジャー」の感想を書いていた時に、ガオレンジャーの強さの根拠が具体的にどこにあるのかを考えてみた時にこんなことを書いていた。
雄叫びを上げる
奇跡が起こる
数の暴力
この三段論法という名のロジックもセオリーもへったく
スーパー戦隊シリーズは仮面ライダーシリーズと比べて、本当に楽で簡単なお仕事だと言えるのか?
最近、改めてスーパー戦隊シリーズを中心に、いわゆる特撮の「文体」について考えているわけだが、よく言われるのは「スーパー戦隊はフォーマットが決まっているから仮面ライダーより楽なお仕事」という言葉である。
これを単に宇野常寛や石岡良治のような批評家・評論家勢や受け手の一視聴者だけが言うのであればともかく、問題は作り手自身がインタビューでそういう発言をしてしまっていることだ。
こちらのインタビューを見れ
映画『大魔神』(1966)レビュー〜「特撮だからできること」と「CGだからできること」の違いを明示し、現在でも古びない傑作〜
映画『大魔神』がYouTubeで期間限定の本編配信とのことだったので「これは見ておかねば!」と思い、視聴して見たのでレビュー。
ストーリー:C(佳作)100点満点中65点
キャラクター:A(名作)100点満点中80点
特撮アクション:SS(殿堂入り)100点満点中120点
演出:S(傑作)100点満点中100点
音楽:S(傑作)100点満点中100点
総合評価:S(傑作)100点満点中
今更ながら3年前の倉田てつを氏の炎上とファンの混同に纏わる問題について
そういえば、『忍者戦隊カクレンジャー』30周年の同窓会フィルムに関して私はオリジナルの役者の劣化について述べたが、これは何も今に始まったことではなく2011年の『海賊戦隊ゴーカイジャー』やそれ以前の『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』でも思ったことだ。
かつて仮面ライダーなりウルトラマンなりスーパー戦隊なりで出演した元ヒーローの役者が時が経ってそのシリーズの新作に客演という形で登場する、これ
東映特撮の代表的なプロデューサーを比較してみる〜天才の平山亨、鬼才の髙寺成紀、秀才の白倉伸一郎、商才の日笠淳〜
今更ながら思うことだが、東映特撮にもいろんなタイプのプロデューサーがいるわけで、わけても個人的な印象論ではあるのだが、色分けするなら天才の平山亨、鬼才の髙寺成紀、秀才の白倉伸一郎、商才の日笠淳だろうなと思った。
他の吉川進や塚田英明、宇都宮孝明に関しても考えたいところではあったのだが、彼らの評価に関しては未だに私の中で決着が着いていないので先延ばしにさせていただく。
まず平山亨に関しては『仮面の忍
批評理論入門とスーパー戦隊シリーズの評価のあり方についての変化
久々に非常に優れた良書だと感じた一冊なので是非評論・批評など文芸に携わる方々にはご覧いただきたい。
しかし、これだけ優れた批評の理論書がありながら、何故日本には一部の天才を除いて真っ当な評論家・批評家が少ないのだろうなあと疑問に思っていたのだが、その理由が明らかにされたとも思う。
本書によれば、現在理論化されている文芸批評には具体的に13種類あるとのことだが、その中で現在の主流になっているのは伝統
スーパー戦隊シリーズにおける「王道」と「異色」の境目とは?「形式」と「意味」からスーパー戦隊を考えてみる
『忍者戦隊カクレンジャー』が今年30周年ということで、東映特撮ファンクラブで新作配信するらしいので、ファンの方や気になる方は入会してみてはいかがでしょうか?
以前に書いたように私にとっての「カクレンジャー」はスーパー戦隊の歴史においてあってもなくてもどうでもいい作品なので今更再入会してまで見ようとは思いませんが(ファンの方ごめんなさい)。
昨年の配信で見直して評価が下方修正されたこともあり、ただ
表層批評≒テマティック批評とはただの手段であり、そこに本質はないしもはや「古い」!
年間読書人さんと滅茶苦茶口喧嘩した後というのもあるのだが、そもそもこの人はどういうスタンスで批評しているのかを知らずして批判するのは確かに不味かったと反省している。
そのため、この3日ほどじっくりこの人の書いている映画評論なるものを読んでみたのだが、この人も結局は似非インテリでしかなかったというのが私なりに感じたことだ。
どこでそう感じたかというと、特に蓮實重彦と小津安二郎に関することであり、それ
『真マジンガー衝撃!Z編』(2009)感想〜満たされない器に何も詰め込めず力だけが暴走した空虚なハリボテ〜
昨日、妙なやつとエンカウントしてしまったせいか、久々に今川泰宏監督の『真マジンガー衝撃!Z編』(2009)を見直してみた。
やはり私は基本的に今川監督作品は基本的に『機動武闘伝Gガンダム』(1994)以外は擁護できないというスタンスを改めて確認できた一作である。
本作のコンセプトは「真のマジンガーを産み出す」というのが今川監督の狙いだったらしいが、果たしてその目論見は成功したのであろうか?
答え
『天装戦隊ゴセイジャー』のepic21・22から端的に分かる「ゴセイジャー」という作品の愚かしさと罪深さ
ここ2ヶ月、ほぼ「デジモン」関連ばかりを語ってきてもうそろそろ「デジモン」はひとまず落ち着いても良いかなあと思ったので、そろそろ本分であるスーパー戦隊シリーズについて語るとしよう。
ブログの引越しと削除も完了したわけだし本腰を入れて何を語ろうかと思ったわけだが、折角なので普段だったら絶対語らないであろう『天装戦隊ゴセイジャー』(2010)について語ってみる。
とはいっても、当然私がこれまで書いてき
【ネタバレあり】『新テニスの王子様』ジャンプスクエア最新号感想【勝つのはどっち!?】
「新テニスの王子様」の最新号を読んだので感想です。ネタバレありなので未読の人はご注意ください。
結果は金太郎・大曲ペアの惜敗に終わりましたが、この結末には正直読めていましたし、何より金太郎の将来のためにもここで勝つのは無しでしょってことで。
流石に日本が2連勝してしまったら不二に「7人のリョーマ」発言をさせてスペインチームの脅威を煽った意味がないですし、何より金太郎が最後まで天衣無縫依存で才能ば