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シングルマザー「との」恋愛-シングルマザーと恋をする(かもしれない)あなたへ【加筆修正後再掲】

【2022年11月元記事】
シングルマザー「との」恋愛-シングルマザーと恋をする(かもしれない)あなたへ|さくらん(さくら改め) (note.com)


シングルマザー歴2回。
そして
シングルマザーでの恋愛歴3回。

そんな私から
「シングルマザーに恋をした方」や
「シングルマザーと恋愛をする方」に
ちょっと読んで欲しいエピソードを。


シングルマザーは
「独身女性」ではありますが
「子育て中の母親」でもあります。

「子育て中の母親」は
命がけで子どもを育てていますので
大概、いつでも気が立っています。

周囲の「父親」の皆さんに
聞いてみてください。

たいがいの「母親」は
子育て中「気が立っている」のです。

婚姻関係にある大概の夫は
妻から、八つ当たりなどの
とばっちりを受けています。
(自分調べ)

だって、子どもの命を
背負っているのですもの。

気を抜いたら
目の前の小さな命が
消えてしまうことだって
あるのですもの。

気が立っているのは
動物の本能で
当たり前のことなのです。

しかも。
シングルマザーは
子どもを育てるのに
その責務を一人で負っています。

いつでも、気が抜けないのです。
いつでも、子どものことが気がかりです。

だから、恋をしても
あなたを最優先にはできない。
かもしれません。

「無償の愛」を注ぐ相手がいるので
あなたのことを全力では
愛しきれないかもしれません。

でも、それは自然の摂理です。

あなたに魅力が無いわけでも
彼女の愛情が足りないわけでも
二人の相性が悪いわけでも、ありません。

その、自然の摂理の中で。

それでも。
あなたと恋をしたのです。

その彼女の気持ちを
大切にして欲しいのです。

デートは、子どもの発熱で
ドタキャンされるかもしれません。

せっかく繋がった電話は
子どもの世話で
中断されるかもしれません。

それでも。
彼女は彼女なりに
あなたを愛するでしょう。

「母親」という愛情深い立場から
あなたを包むように愛するでしょう。

多少、気が立っていても
それは、彼女が精一杯
子どもを育てていることの証なのです。

二人の間に喧嘩が多くなった時は
彼女の子育てにトラブルがあって
心に余裕が無いのかもしれません。

デートが思うようにできないときは
子どもが母の不在を寂しがっていることを
隠しているだけかもしれません。

あなたの彼女は、命がけで
子どもを育てているのです。

どうか。
どうか、そこを。

その苦しみと葛藤を。
わかって欲しい。


わたくしごとですが。

当時の恋人に甘えたくなって
「寂しいから声が聞きたい」と
ラインをしました。

彼は言いました。
「さくらさん、俺に甘える
 心の余裕ができたんだね。
 このところ、大変だったもんね。」
と。

そうなんです。
「甘える」にも、心の余裕が必要。

私が、甘える余裕も無く
必死で家庭を守っていて
だからこそ、心が離れていることを
彼は、わかってくれていたのです。

シングルマザーが恋愛するにあたって
相手の理解が得られることが
どれだけ、心の支えになることか。

決して、恋愛を
おろそかにしているわけでは無い。

だけれども、目の前の子どもたちで
精一杯になってしまう。

子育てをしていると
時には心に余裕が無くて
関係の無い彼にも
当たってしまうこともある。

そんなことも、起こりえるのです。

それを、どうか。
シングルマザーと恋をするあなたに。
知っておいて欲しいのです。

そして最後に。
こんなエピソードを。

彼は以前にも
シングルマザーとの
恋愛経験があるそうです。

で。
私と付き合った当初、
シングルマザーの元彼女のことを
「いつも喧嘩ばっかりしていたし
 すごく気の強い女性で
 最後は一方的に振られた。
 すごく腹が立った」
と、話していました。

聞けば、その頃、彼女は
幼い子どもをふたり抱えていたそうです。
しかも、彼女の母親が具合が悪くなり
離婚したてで幼い子どもを抱えて
母親の世話までしていたとのこと。

全くの他人ながら
その彼女のことを思うと
大変さを想像して辛くなり
思わず弁護してしまいました。

「それはさ。
 喧嘩ばっかりしていたのは。
 彼女が悪い人だったからじゃ無いよ。
 きっと、彼女
 いっぱいいっぱいだったんだよ。
 幼い子どもの世話もある。
 お母さんの世話もある。
 慣れない土地で生活をする。
 そんなの、大変に決まってる。
 精神的に追い詰められていたから
 一番近くにいる
 あなたに甘えていたんでしょう。
 それを、彼女の気が強くて
 喧嘩ばっかりだったって言うのは
 ちょっと、残念だなぁ。
 彼女の大変さを
 想像するだけでも私は苦しいよ。」
と。

「そんなもんかなぁ」
と、その時は彼も聞き流した風でしたが。

先日、ふと、その彼女の話になったとき
「さくらさんの言うとおり、
 あの頃、彼女、精神的に追い詰められて
 大変だったのかもしれないなぁ。」
と、しみじみ言っていました。

そうか、そうか。
そう思ってくれるようになったのか。
優しい気持ちで
彼女とのことを振り返られるようになって
良かったなぁ。


シングルマザーと恋をする皆さん。

いろいろな困難もあるでしょう。
でも、それを抱えつつ
彼女との深い愛情を育ててください。

彼女たちは本当に本当に
頑張って生きているのです。

それをあなたの
大きな愛で包み込んでこそ
ふたりの幸せが訪れるのです。

きっとね。

応援してるよ!