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リスキリングはインプットとアウトプットをセットで!

「学び直し」「リスキリング」「アンラーン」
最近、企業や社会人の中で聞く機会が増えた言葉たち。皆さんも耳にされたことがあるのではないでしょうか。
今は変化が激しく、特にITやAIのジャンルでは毎日のように新しい情報が出てきています。
こうした時代背景もあり、企業でも研修や学ぶ機会を増やしているという声を聞くようになりました。
そんな企業内での学び直しにおいて、インプットとアウトプットを意識出来ていますでしょうか?

入口だけでなく、出口まで意識出来ると組織の学び直しはスケールします。

「アンラーン(unlearn)」とは、すでに持っている知識や価値観などを破棄することで、思考をリセットさせる学習方法である。 アン(un)とつくため、否定的な意味に見えるかもしれないが、自身の思考の癖を取り除くことで、より新しいことを取り入れやすくなることを意味している。

マイナビキャリアリサーチLab

世界一学ばない国・日本!?

出所=パーソル総合研究所「グローバル就業実態・成長意識調査(2022年)」

パーソル総合研究所の調査で、社外学習・自己啓発「何も行っていない」人の割合は日本は断トツの1位。
52.6%が読書すらしないとのデータもあるほどです。

そうした背景はあるものの、「DX」(デジタル・トランスフォーメーション)・働き方改革の潮流もあり、リスキリングという言葉を耳にするようになりました。

また2022年10月の所信表明演説では、岸田文雄首相は個人のリスキリング支援に5年間で1兆円を投じると表明がありました。

昨今の変化に対応していくには、世代問わず学び直しは必須。
学ばない大国・・・かもしれませんが、企業はリスキリングに備える必要は大いにありそうです。

インプットとアウトプットはセットで

皆さんは、ラーニングピラミッドをご存知でしょうか。
学習方法と平均学習定着率の関係は「ラーニングピラミッド」という図で表すことができ、講義の受講に始まり、他の人に教えることで、定着率が90%にまでのぼるという、アメリカ国立訓練研究所の研究です。

ただ講義を受けるだけと、受けた後、他の人に教えるではインプットのレベルが段違いです。

企業において研修や勉強会等の「学ぶ場」を設ける場合は、必ずアウトプットする場をセットで設けることが重要です。

私のいる部署でも、アウトプットを意識したインプットを行っています。
パートナー企業から提案された商品は、必ずインプットしてnoteやオウンドメディアにアウトプットするようにしています。

インプットとアウトプットがセットになった事例

以下、社内のインプットプログラムを活用し、

それを実際に公式noteでアウトプット。

インプットツールの活用も大事

当社では、効果的な学びができるよう、オンライン学習システムも導入しています。

このツールは、ビジネスマナーのような一般教養から、自己啓発コンテンツが用意されているだけでなく、その会社オリジナルの学習プログラムを作ることできます。

オリジナルのプログラムには、YouTubeの動画を埋め込むことができるため、マーケティングやクリエイティブに関する有料級動画を、自社プログラムに埋め込み、受講したか否かまでチェックすることができます。

学びになるYouTube動画を学習プログラムに埋め込むことができる

こうした学び直しの機会や、成長機会を用意することは、採用やキャリア選択にも効果がでると言われています。

この会社に居ても成長ができなそう、何か得られるまで相当時間が掛かりそう。という、ゆるブラック・偽ブラックという言葉ができる現在、
インプットからアウトプットまでデザインすることで、学び直しのスピードが増すだけでなく、成長したいと思う人材が集まるチャンスでもあります。

意識して取り組んでみてはいかがでしょうか。

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