正義中毒

Twitter(X)での話なんだけど、TLに流れてくる自分には何の関係もない知らない誰かの嫌な行いに腹が立ったとしても、わざわざ自分の正義を振りかざして直接ブン殴りにいく必要はないと思う。

かく言う俺も20代の頃は自分の正義に反するツイートにわざわざ引用RTで晒し上げ噛み付いてレスバトルを繰り広げる地獄の当たり屋だった時期がある。
たとえ当時のその相手が間違ったことを主張していたとしても、何の関わりもない全然知らない赤の他人相手によくもまぁあんなに「あんたの言ってることはおかしい!」だなんてブチギレられてたなぁと思う。おかしいのは俺の方だ。

当時を思い返せば正義を振りかざすことに酔ってたんだと思う。
これが正義という後ろ盾があるおかげで他人をブン殴っても合法に見える。
側から見ればまともなこと言ってる真面目な人に映るんだけど、やってることは言葉の暴力となんら変わりはないんだよね。

そして見ず知らずの他人を相手取るような暴走した正義感はいざこざを生む。
自分の正義という価値観を相手に押し付けたところで、正義なんて人それぞれなんだから受け入れられるわけもなく、ただヒートアップして罵り合っていかに相手を言い負かすかという不毛なバトルに終始する。
アンパンマンですら最終的にバイキンマンをブン殴ってわからせるように、最終的には言葉の暴力でねじ伏せた方が勝ち。
正義を振りかざすということは自分の価値観で相手を叩き潰すような危険な行為であるということを理解する必要があると思う。

というわけでよっぽどの場合でないかぎり、自分の正義は自分の中に留めておくことをオススメする。
ましてや自分に何の関わりもない他人の行為に目くじらを立ててる時間なんて人生には必要ない。
他人には無関心すぎる方がちょうどいいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?