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ごみの埋立地の寿命はあと20年

2040年に、ごみの最終処分場(埋立地)がなくなると言われている

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2021年の3月に、環境省からの発表がありました。


「およそ20年で日本全国のごみの埋め立て場・最終処分場が満杯になり、ごみを埋め立てできなくなる」


日本は高度経済成長時より、大量生産・大量消費を行っていきました。
少しずつ変化はありますが、その文化はまだまだ根強いように感じます。


ものを大量に作り、大量に消費する日本では、毎日多くのごみが出ます。
そんなごみを、日本はリサイクルできる資源ごみとして、中国などの海外に輸出していました。

ところが、2018年に中国が資源ごみの輸入を禁止しました。
さらに、東南アジア諸国でも、ごみの輸入を禁止しつつあります。

アフリカの電子ごみなど、先進国からのごみが海外で問題となってきたため、日本も自分たちでごみをなんとかする必要が出てきました。


日本のごみ処理場の状況はかなりひっぱくしていますが、普段私たちの目には見えません。

しかし、衛生的な生活を行うためには、ごみの処理は不可欠です。


ごみを焼却処分するにも、問題があるそうです。
それは、「分別するために時間がかかり、焼却するまでに時間がかかる」ということです。

キャップがついたまま・汚れた、ペットボトルはリサイクルできないため、取り除く必要があるそうです。

可燃ごみ・不燃ごみが混ざっていると、これも分けなければなりません。

人手も時間もかかる上に、ごみがたまっていく一方です。

ごみの分別への意識は、地域によっても大きく違っていることも影響しているかもしれませんね。

プラスチックごみ問題への認識が高まってきているので、他のごみも同じように分別し、リサイクル・焼却がしやすくなればと思います。

世界では、「価格・品質」よりも「価値」が重要視されてきています。


そんな中、「価格・品質」ファーストな日本のモノづくりは、大きく世界から遅れてしまっているように感じます。

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SDGsが掲げられ、日本でもようやくその概念が浸透してきつつあります。

一つものものを大事に使い、そして捨てる際にはきちんと分別を行う。
そんな一人一人の小さな行動が、ごみ問題の解決に繋がります。

小さいこと、できることから取り組んでいけたらと思います。


金賢守(キムヒョンス)


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