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「レトロ銭湯の代名詞」~~渋谷区・大黒湯

代々木上原駅から徒歩数分。
西原三丁目の車の入れぬ路地に「大黒湯」があります。

ここいらは幼いボクの遊び場でございました。
今はなき煎餅屋,駄菓子屋には懐かしい思い出があります。
そして大黒湯にも年数回は入っていました。
その大黒湯が「レトロ銭湯の代名詞」のようになっている
そう聞いたときには驚きました。

路地から玄関に至るこの様子をご覧になった方も多いでしょう。

所狭しと…昭和の芸能人,スポーツ選手にまつわるアレコレがアレコレしまくっています。どなたかが「店主宇宙昭和ワールド系銭湯」と書いていますが,いい得て妙です。

手書きイラストがほのぼの

今回はあえてそちらは置いて,お湯の話にしぼります。

入口は男女別なのに,入ってすぐにフロントがある珍しい造り。
もうフロントから,脱衣所から,浴室まで,レトロというのか何なのか,
ともかく雑然としています。おっと,それは置いて…

(「東京銭湯」HPより)

いざ浴室へ。
せ・ま・い。第一印象はこれ。
ビル銭だけに天井は低い。カランの数は21と少な目。
でも,この狭隘感はそれだけじゃない。
所狭しと貼られた効能,ご注意,お願いの類のせいか…なんでしょう

設備も独特。
正面向かって右手のカラン5つは仕切りで区画されています。
左手には立ちシャワーが4台もあります。サウナ―用かもしれません。
これも仕切りで区画され,さらに浴室と仕切るカーテンが付いています。
飛散防止にはgoodですね。

(「東京銭湯」HPより)

カランの上,島の部分なんですが,どう書いたらよいやら。
金属製の低い枠があり,そこに鏡がはまっている造り。
あぁ語彙が乏しい自分が情けない

湯船は左手から,
「水風呂」「バイブラ」。湯温20℃。
中央が「低温風呂」ジェットバス3基があり,湯温は40℃。
そして,囲いの中に「低周波風呂」。これが兼「電気風呂」「ミストサウナ」らしいのですが,「電気風呂」が苦手なボクはパス。

(「東京銭湯」HPより)

結局,別料金のサウナに入らなければ,あまり湯を楽しむことはできません。ちなみに,このサウナ,料金1000円です。
銭湯料金と合わせて1520円!攻めてますねぇ


そうそう風呂はすべて天然地下水をくみ上げているそうです。
と書かれちゃうと,お湯の質感がいいなぁ…なんてすぐその気になっちゃうボクです。

大黒湯さん,ありがとうございます。いいお湯でした。

かつての面影がどんどん消えていく代々木上原界隈ですが,
銭湯の灯は絶やさずにいってくださいませ。

ACTLOCALLYの紹介記事が素晴らしかったので紹介します。
皆さんもご覧ください。


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