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ダイソーの材料で等身大パネルをつくろう!!

この投稿は KuMA Advent Calender 2021 15日目の記事です。



はじめに。

こんにちは。テクノロジーと二次元を愛する、いわゆる「オタク」と呼んだり呼ばれたりする大学生です。

コロナ禍のなか、誰かと会う機会がめっきり減ってしまいました。
このような状況では、外に出てイベントに行ったりグッズを買いに行ったりしていた、今までのような生活もなかなか難しいものです。

外に出ないということは、すなわち家にいるということ。

YouTubeや動画配信サービス、その他電子コンテンツを活用する機会も必然的に多くなり、二次元・三次元を問わず、「推し」を見つける方が増えたのではないでしょうか?
すでに「推し」がいる方も、その愛が今まで以上に大きくなっていませんか?

そんなあなたの「推し」、どうせなら現実で等身大の愛を注いでしまいましょう。


ということで、あなたの「推し」を等身大パネルとして具現化することが今回のテーマです。

今回紹介する等身大パネルのつくりかたは、できるだけコストを抑えつつ、技術的な興味深い要素も少し取り入れたものになります。

では早速。

なお本記事の内容は私が2020年3月頃に製作した際の内容を基にしています。情報はできるだけ最新にするよう努めましたが、もしかしたら古い情報があるかもしれません。あしからず。


つかうもの(材料編)

  • マットプリント紙
    そのへんのOA用品売場にあります。枚数単価は高くなるけどDAISOにもあります。
    コピー用紙より発色が良いので見た目が綺麗になります。

  • スチレンボード
    DAISOに売っています。白色のものがあれば良いですが、売り切れてたのでここでは青色で。

等身大サイズにするので何枚か使います
  • 両面テープ または 発泡スチロール用の接着剤
    マット紙とスチレンボードを接着するために使います。木工用ボンドなどではシワができたのでおすすめしません。


つかうもの(ツール編)

  • パネルにするキャラなどの画像
    なるべく高解像度かつ無背景のものがあると良いです。背景などがある場合は地道にペイントソフトなどで消しておきましょう。
    今回はゲーム「SAOメモリー・デフラグ」のキャラ・レインちゃんの画像をお借りします。
    私的利用なのである程度は大丈夫かとは思いますが、画像の出処には用心してください。

レインちゃん
ちなみにSAOメモデフは今夏にサ終してしまいました……。
  • OLFAのカッターナイフ
    カッターナイフの老舗ブランドのものです。スチレンボードの切り出しの際、切断面が綺麗になるのでオススメです。
    可能であれば「特選黒刃」という替刃を使うのもオススメです。

この無骨なデザインがかっこいいよね。
  • waifu2x
    AIを用いた画像拡大ソフトです。とくにアニメ調の画像の拡大に特化しており、画像を等身大サイズに拡大した際の画像の粗さを改善するために使います。
    今回はWindows向けにビルドされた waifu2x-caffe を使用します。


引用:https://github.com/nagadomi/waifu2x/blob/master/images/slide_upscaling.png
  • GIMP
    言わずと知れたペイントソフトです。フリーウェアながらも優秀な画像編集機能を備えています。

引用:https://www.gimp.org/
この動物は何なんですかね。


手順1:拡大する。

waifu2x-caffeを用いて画像を拡大します。
パラメータの設定などは下の画像を参考にしてください。

拡大にはAI処理が入るので少し時間がかかると思います。

機械学習を用いた画像拡大って凄いよね……と人並みの感想しか言えませんが、実際素晴らしいものなのでぜひ活用していきたいものです。

手順2:分割する。

一般のご家庭のプリンタでは等身大サイズの印刷はできないと思われるので、A4サイズに分割して印刷することになります。

A4用紙のサイズ (210 x 297 mm) を基準にして、「何分割すれば良いか」を計算していきましょう。

印刷する際に多少の余白が生じるので、その点も考慮するといいかもしれません。

参考までに私が計算した過程は以下のとおりです。

ぼく、さんすう、にがて。


何分割するかが決まったら、GIMPを用いて画像を分割していきます。

「画像」→「ガイド」→「新規ガイド (パーセントで)」
先ほど計算した分割になるように区切っていく。
区切り終わったら、「画像」→「Slice Using Guides」で画像を分割。
区切り線に従って新規画像が生成されます。

区切り終わった画像はすべて保存して一つのフォルダにまとめておきましょう。

手順3:つなぎ合わせる。

まずは分割した画像をマット紙に印刷します。
余白部分が多いパーツは一緒にまとめて印刷すると無駄が少なく済みます。環境に優しく。

パズルです。
ヨシ!

配置の確認が済んだら、紙の余白を切り取ります。
カッターナイフで地道に切り取ってもいいですし、↓こんなツールを使って効率よく切り取るのも便利です。

DAISOで300円のペーパーカッター

余白を切り取った紙をすべてつなぎ合わせます。

細かいところは実は見て見ぬ振り。

ここをどれほど綺麗に仕上げられるかはあなたの几帳面さと手先の器用さに委ねられています。

手順4:貼り付ける。

つなぎ合わせた紙をキャラの形に合わせて大雑把に切り取ります。

このくらいでいいと思います。

ここまで来るといい感じに等身大サイズの「推し」が見えてきたのでは無いでしょうか。

切り取った紙をスチレンボードに重ねて、ボードをカットしていきます。ここでOLFAのカッターナイフの真価が問われます。

手順5:完成、仕上げ

ボードのカットが終わったら、先ほど貼り付けた両面テープで接着していきます。

貼り付けが終わったら、ついに完成です。

見てください。等身大の推しが真横にいます。

等身大で具現化したあなたの推しはどうでしょうか。意外と大きいと感じませんか?

ところで、このままではパネルとして自立させるのが少し難しいです。
なのでスタンドを用意する必要があります。

私はその場に転がっていた段ボールと簀子を使って簡易的なスタンドをつくりました。

ザ・手作り感

スタンドは皆さんの工夫におまかせします。

ということで改めて等身大サイズの完成です。お疲れ様でした。

終わりに。

如何だったでしょうか。

私は自粛生活の中でなにかやりたいと思い、その場の思いつきで等身大パネルをつくることにしました。
その場の思いつきで始めた製作ですが、思った以上に等身大パネルの存在感は凄まじく、コストの割にかなりの満足感を得られました。

やはり推しキャラが物理的に近くにいるのは嬉しいものです。

自宅に引きこもってばかりで時間と体力がある方、気晴らしに工作に手を出してみませんか?

ここまでご覧いただけありがとうございました。
それでは。

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