EDH初心者向け記事 ~0から始める統率者デッキ構築~ EDHRECを使ってみよう
はじめに
最近、スターター統率者デッキの初心者向け構築の記事を書いているhyoiです。読んでくださっている方はありがとうございます。まだ読んでいないという方がいたら暇なときにでも読んでやってください。
さて、記事を見てもらえばわかる通り、最近私はEDHの布教活動というものを行っています。その際、布教させていただいた方に
「工匠の主任、ウルザのデッキを作りたいけどパッと思いつくのが10枚くらいしかない!あとの90枚がわからん!」
と嘆いている方がいました。
これはとても共感できることで、私がEDHを始めたときは、まだEDHがそこまでメジャーなフォーマットではなかったことも相まってデッキの構築記事なども殆どなく、手探りでデッキを作っていました。
2022年現在はEDHもめでたくメジャーフォーマットの仲間入りし、特に人気のある海外では、ラスベガスで行われたマジック30周年の祭典であるmagic30において、そこら中でEDHが行われている様子がSNSで拡散されるなど人気の高さが伺えます。
日本においてもEDH人気はここ数年でさらに高まっており、人気の伝説のクリーチャーの名前でググるとEDHデッキの解説記事が普通に検索に引っかかるくらいにはなっています。
しかし、まだ構築の固まっていない最新パックのカードや、昔のマイナーカードを統率者にしようとすると参考になる記事はなかなかヒットしてくれないでしょう。
そこで今回は、
「とりあえず使ってみたい統率者はあるし、ぼんやりとしたビジョンもあるけど、どう構築していいかわからないし、参考にできる記事もない!」
という場合に私が使用しているサイトの簡単な説明も含めて解説していきたいと思います。
①作りたいデッキと相性のいいカードを探してみよう
今回は冒頭で述べたウルザを統率者としてデッキを組んでみましょう。1から作ることを考えて、予算は2万円程度を目標にします。
まずはEDHRECというサイトにアクセスしてみましょう。
EDHRECとはEDHの本場である海外のEDHポータルサイトです。デッキ構築に役立つ様々な要素を盛り込んだ非常に優秀なWEBサイトとなっています。サイト内の言語は英語ですが、直感的に操作しやすくなっております。とはいえ、やはり英語のサイトをいきなり使うのは抵抗のある方もいると思われますので、今回はスクリーンショットも使ってサイト内の簡単な機能説明をしていきます。
一度使えばすぐに慣れる簡単な作りのサイトなので気楽に使っていきましょう。
サイトにアクセスして目当ての統率者のページに行く
EDHRECのサイトにアクセスすると最新ニュース等が出てくると思いますが、重要ではないので見る必要はないです。サイト上部のツールバーにカーソルを合わせましょう
「Commanders」をクリックすると色々な選択肢が出てくると思いますが、上から、「人気の統率者」、「背景選択」、「共闘」、「単色」、「2色」、「3色」、「4色以上」になります。
自分の組みたい統率者の項目を選びましょう。
「3Color」から「Esper」を選ぶとエスパーカラーのデッキがずらりと表示されます。わかると思いますが、decksの横にある数字は現在EDHRECに登録されているデッキの数です。一番人気のアリーラはなんと7752デッキも登録されています。(2022年12月15日現在)
ちなみにウルザは1768デッキ登録されています。(2022年12月15日現在)
ウルザのカード画像をクリックしてウルザの個別ページに飛びましょう
採用率が高く、相性のいいカードを調べる
ウルザのページに飛ぶと平均的なデッキのカードタイプのバランスやマナカーブなどの統計データが出ます。まぁこれは参考程度にしておいて大丈夫です。
もう少し下に行くとウルザデッキにおいて採用率が高いカードが「New Cards」、「High Synagy Cards」「Top Cards」そして各カードタイプの並びで列挙されています。
カードの左下にはドル単位で価格の相場が書かれています。ただし、海外と日本の市場はかなり値段の付け方が違うので参考程度にしておきましょう。
カードの下のパーセンテージは全〇〇デッキ中何パーセント採用されているかを表しているため、基本的にパーセンテージが高いものは統率者と相性が良く、強力なものが多いです。
これらのカード一覧から気に入ったものをデッキに組み込んでいくだけでもかなりカード選出は楽になるでしょう。
「他のデッキでは使いものにならないがその統率者と特別相性がいいマイナーカード」なども採用率が高くなる傾向があるので、自分の知らない高相性カードを探してみるのも面白いです。
②掲載されているデッキリストを下地に自分のデッキを作ってみよう
①の内容だけでも十分デッキは作れるレベルのカード情報を手に入れることができますが、
「相性のいいカードは分かったけど、1から100枚のデッキリストを書き起こすのは面倒だし、大変だ!」という方もいると思うので、ここは全力で楽をしに行きましょう。
EDHRECには膨大なデッキリストが登録されており、①の統計情報はそこから抜き出しているにすぎません。今回は登録されているデッキの中から自分に合ってそうなものを適当にチョイスして下地にしていきます。
デッキリストを探してみる
「Decks」の文字をクリックするとデッキ一覧に飛びます。
デッキリストは各カテゴリでソートが可能です。
今回は記事の最初で述べたように予算を2万円前後と仮定しているので「Price」が200ドルくらいのデッキを選んでみましょう。
選んだデッキのカードリストがずらっと表示されます。
初心者の方はMTGの英語表記に慣れてなくて英語じゃ読めないという方もいると思います。そういう時はカード画像下の名前をドラッグして右クリックからGoogle検索すれば、検索上位にほぼ確実にMTG-WIKIが表示されるので、わからないときは調べてみるといいでしょう。
デッキリストをコピーして晴れる屋デッキ構築ツールに移してみる
とりあえず、今回はこのデッキを下地にしていくことにしましょう。
デッキのページの上の方に「Buy this decklist ~」という文字があるのでクリックします。
Buyとありますが別に購入させられたりすることはないので安心してクリックしましょう。
クリックするとデッキリストが表示されているのでコピーしましょう。
ここでコピーしたデッキリストは様々なデッキ構築ツールで使えます。
私はDECK-UPさんをよく使いますが、管理人の方が趣味で運営されているサイトなので最新カードへの対応がやや遅いという欠点があるため、今回は晴れる屋さんのデッキ構築ツールを使っていきます。晴れる屋さんのアカウントがあればすぐに使えるうえ、最新カードまでばっちり対応しています。
晴れる屋さんのデッキ構築ページにアクセスしたら、デッキ作成ボタンを押してみましょう。
デッキ作成ボタンを押したらデッキ名とフォーマットを適当に決めて、インポートのボックスへ先ほどコピーしたデッキリストをペーストしましょう。
「作成を開始する」をクリックすると日本語カード画像に変換されたデッキリストがあっという間に完成します。
あとはこれを下地に、EDHRECの高採用度カードや、登録された他のデッキリストを参考にしてカードを取捨選択していきましょう。
カードを購入する
カード画像をクリックして個別に購入したり、右上の一括購入でデッキごとカートに入れたりも出来ます。カードをバラバラに購入するのが億劫な人はこちらでまとめて買ってみるのも良いでしょう。
私は相場のほとんど変わらない低価格なカードはまとめ買いし、高額なカードは相場を確認し、他の通販サイトと比較して購入しています。
行きつけの店がある人はそちらで購入するのも良いでしょう。
基本的な話は以上で終了ですが、EDHRECのツールバーには様々な機能があります。
「Cards」からはコンボや全体で見た人気カードなどが確認でき、「Sets」からはカードセットごとの人気統率者が、「Themes」からはデッキテーマや部族から統率者を探すことができます。
様々なお役立ち機能が搭載されているEDHRECを使いこなして、快適に楽しくデッキを作ってみましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?