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歯医者で自分の偏見にビビった話

芸能人は歯が命。
芸能人じゃなくても歯は大事。
3ヶ月に一回、歯科検診に通っておりま。

この前の検診で、昔の治療跡に虫歯ができていると発覚。
歯科衛生士さんによると、歯の詰め物がテキトーだと歯ブラシがうまく届かなくなり、食べかすが残ってまた虫歯になっちゃうらしい。
ちょっとした治療も、腕のいい歯科医にやってもらわなイカンってことやね〜。

で、別日に虫歯治療と詰め物のやり直しをしましょーという話に。
担当医どうします?前と同じ人で予約入れていいですか?と聞かれたので、
同じじゃなくていい、
できたらこの歯科医院で1番腕利きの方をアテンドして❤️
と茶目っ気いっぱいでお願いしてみた。

歯科衛生士さんもノリノリで、
「じゃあ、私が横で見てて1番うまいと思う先生にしますか!」
と予約を入れてくれて、
言ってみるもんだぜ〜どんな先生か楽しみだ〜とホクホクして帰った。


治療の予約当日、現れた“その歯科医院で1番腕利きの”歯科医さんは………

30代前半くらいの若い女医さんだった。

部屋に現れた瞬間、「え、あ、そうなんだ!」と、意外に思い、
そう感じた自分自身にもまた驚いた。
「若い!」そして「女性だ!」ってびっくりしてる自分に。
私みたいな少しフェミ入ってるようなタイプにも、
頭のどこかに“腕利きのお医者さん=中年男性”という図式が
ガッツリ刷り込まれておるんやねえ〜。


だが、数年前にこういう論文が出て話題になったことがある。

「女性内科医が担当した入院患者は男性が担当するより死亡率が低い」https://diamond.jp/articles/-/114029

どこまで信憑性が高いのかはまだわからんが、
たしかによく考えると、女性の方が手が小さいし指は細い。
そして若い方が目が良い。
仮に同じ頭脳を有した男性と女性がいたとしても、
口腔内という狭い空間で細かい作業を行うには、
そういった身体的特徴を持っているほうが有利に違いないわな。


自分のなかに無意識に存在している偏見というのは
意外な場面で顔を出すものだ。
今回は、自分は大丈夫だと過信していたことに気付けてよかったべ。

ちなみにその歯医者さん、クールで効率的で、とても良かったよ。
もう虫歯できませんように!

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