番外の番外 本は遺すか
【結論】本を遺す(のこす)かどうか考えた方がいい
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今回、通常でしたら「こんな本を読んだ」の回なんですが、親戚の不幸のバタバタで原稿がまにあいませんでした。なので、臨時の番外篇、短めの投稿です。にしても、ことしは亡くなる人が多い。こちらもそんな年齢ですもんね。
私、平均でいえばあと10余年しか生きられません。にもかかわらず、蔵書が3000冊ほど残っている。生きているうちに全部読めるか問題です。
死んだときに大量の本が遺っていたら、遺族は迷惑だろうと思います。
学者や作家の場合は蔵書そのものに価値があります。対して、私のは売ろうとしても値がつかないようなものばかり。ただでさえ処分がむずかしく、場所を取る本は、迷惑そのものでしょう。
自分のために保存しておきたい本が十数冊、処分しないでと家族に言われている本が十数冊、死んだときにそれだけが遺っているのが理想です。
本は思い入れがあるほど処分しがたいもの。しかし、自分が死ぬ前に、どうするか考えておいた方がいい。
遺さないなら、できるだけ処分を進めておくこと。遺すならどうしてほしいかを伝えること。立つ鳥あとをにごさず。
※「遺す」とは、ここでは、亡くなったときに財産を残すことをいいます。
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