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つなぐもの

もうすぐ終わってしまうが、国立西洋美術館の話題の展覧会。 これについて書き始めたらきりがないので、収めております。 印象深かったのが、最後の部屋。 辰野登恵子さん、坂本夏子さんと、当館にも所縁深い方たちの登場。 途中では、このお二人が、どう出てくるのだろうといささか不安になったが、私からすると「最後を締めているのか!」「ああ よかった。」という心持ち。 未見の方は、ぜひ。 そして、大原美術館では、これ。 日本中の美術館で、図録も作る単独自主企画展がずいぶん減った。

    • 5月5日 倉敷 美観地区

      暦の並びもあるだろうが、GWの人の出方が変わったのを実感する今シーズン。 今回は、3連休から3日おいて4連休なので、山ははっきりと二つになると思っていたが、まずはそのとおり。 間の平日3日間は、静かな倉敷美観地区だった。 ただ、その分、前後の連休に人が押し寄せるかというと、以前に比べると、人がもりもりと溢れてくる感じには至らない。 もちろん、倉敷川沿いは、自転車で通ろうなどとはとても思えぬ人出なのだが。 人の数ではないのだが、動く時間帯も変わった感じ。 夕方も人出が残り

      • お勧めのお知らせ

        GWの倉敷美観地区はたいへんな賑わいですが、大原美術館では、その後に、こんな素敵な企画を準備しております。 この後も、まだまだお楽しみいただける企画が待っておりますので、HPもチェックしてください!

        • 5月3日 家での食事

          夕ご飯をしっかり作ってくれると、おかずは余るので、翌朝、出勤前に自分なりにアレンジして朝ご飯になる。 当然、夜と朝では見た目が異なるのはご愛敬。 ちなみに最初のふたつは朝。 ここから夜。 良く見ていただければ、食材は特に珍しいものも高価なものもなく、普通のもの。 最後のお寿司は、スーパーで求めたもの。 器道楽は、私の責任だが、本当にこうした食事を続けられるのは奥さんのおかげ。感謝。 という日々が続いております。

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          4月27日 成羽~勝山

          奥さんと車でまずは成羽町。 この展覧会は、児島虎次郎のことを知るには、とてもお勧め。 展示室内の掲出物が、とても良く作られていて、美しくわかりやすい。 それに所蔵品+個人蔵作品(私も初見のものあり!)で、児島の画業の変遷も良くわかる。 チェックしておかなくちゃ、くらいの気持ちで立ち寄ったが、大いに勉強になる。 そこから高梁のいつものお蕎麦屋さんで昼食を済ませ(1日おいただけでお蕎麦をまた食べた)、地道を通って勝山を目指す。 途中「醍醐桜」の看板を見つけ、急ぐことでもな

          4月27日 成羽~勝山

          4月22日 岡山県立美術館 

          家にいる時間が増え、朝食も夕食もゆっくり食べられる日が続く。 レンジでチンも否定しないが、やはり旬のものをいただける日々はありがたい。 今日は、奥さんと二人でのんびり岡山方面へ。 私にとってのメインはこちら。 小林正和さんの名前が全面にあるが、日本のファイバーアートとか、テキスタイルアートと呼ばれるジャンルをよく把握できる展覧会。 小林さんとは、岡山県立大学の教員として、学生たちが近在の建築と自作を組み合わせるプロジェクトを進めていらしゃる頃に、幾度かご一緒させていた

          4月22日 岡山県立美術館 

          4月14日 奈義町現代美術館~智頭町

          奈義町現代美術館で、太田三郎さんが個展を開催。 津山市へ移り住んで30年の節目だという。 太田さんについては、岡山後楽園でのガーデン展や、大原美術館の有隣荘での展覧会でお世話になり、いくつかのテキストも書かせていただいたり、トークをご一緒したりと、ほんとうにお世話になっている。 我が家には、いちばん最初に津山のギャラリーで開かれた展覧会で求めさせていただいたパリで入手した花の種の作品や、友人が送ってくれた、私たち夫婦の結婚記念日の日付の作品、そして東日本大震災翌日の新聞を攪

          4月14日 奈義町現代美術館~智頭町

          4月13日 早島公園

          ともかく仕事も一区切りのめどがたち、出張=読書時間増で、複数の読みかけ本も一挙に片付いた、この数日。 それだけ慌ただしかった。 今日は、昨夜8時間寝たので、出張リカバリーも進み、ほんとうにすこしは心穏やかに。 夕方から、我が家から歩いて10分ほどの早島公園へ奥さんと二人で夜桜見物。 おにぎりをこしらえ、近くの魚屋さんで総菜を買い、コンビニで飲み物買ってと、二人だけなら急ごしらえでも十分な準備が整う。 まずは暮れかかる街を見ながらの夕食。 こちらは桜も見事だが、高台なの

          4月13日 早島公園

          4月11日 倉敷

          昨日の東京が、帰りが遅くなるのがわかっていたので、今日は休みにして、ゆっくり起きだして福山へ行こうと思っていたが、それはかなわず、職場へ。 でも、未就学児童の受入プログラムに遭遇して、心安らかに。 早朝の桜も美しかった。 昼過ぎにようやく仕事に方が付いた頃には、もう頭が朦朧。 寝てない私は、どうにも機能しない。 そこからは、家のことだけはして夕食。 東京へ行っても、ゆっくり時間がなければ、お目当ての美味しいものを食べることもかなわず。 今回もご多分にもれだったが、それ

          4月11日 倉敷

          4月10日 東京

          人文知応援フォーラムの仕事で、日帰り東京。 飛行機で日帰りは久しぶり。 本務の仕事では、ほんとうに優れた知性に接し、リアルな社会の現実にどう向き合うのディスカッションに立ち会える幸福。 勉強になりました。 夕方には終わったので最終の飛行機まで、遠出や都内各所の梯子は難しいので、アーティゾン美術館から銀座を抜けて新橋までの近距離梯子。 評判どおりの、ブランクーシ展。 それに、所蔵の彫刻作品をずらりと矩形にならべた圧巻展示に、またそう安くはない新規購入品の初お披露目と見ど

          4月10日 東京

          4月8日 倉敷 大原美術館

          降誕会です。 高校生の頃から、4月8日は何かと想い出の多い日です。 写真は、昨日、倉敷市中島にある高蔵寺さんでのもの。 毎月7日は、御本尊薬師如来さまの縁日で、倉敷の街中で、こんなに本格的な!と驚いてします、御護摩と、たくさんの方が集っての信仰の場が生まれます。 そして、今日は休館日の事務所で、ほんとうに珍しく自分たった一人だけで静かにデスクワーク。 PCの中と、机周りを、ゆっくりと片付けております。 好評をいただいている AM倉敷vol.17 高松明日香-光は世界

          4月8日 倉敷 大原美術館

          4月1日 早島 自宅

          4ケ月 こちらに何も書かなかった。 その間も、あちこち行ったり、思い立ったことは多々あったのだが、時間がないというより、ここに書いているという行為、書いている内容が、自分ですっと手を動かせない緊張感を乗り越えられなかった、という様子。 1月1日に、改めて、と思っていたら、能登の大きな地震があり、東北でもいまだに先の見えない、一次産業、伝統産業の衰退の問題を、またかという感じで突きつけられてしまったことも大きかった。 そして、この数年、1~3月が極端に忙しいのは変わらないう

          4月1日 早島 自宅

          11月1日 直島

          1時間ほど滞在すればよい要件があり、夕方の直島へ。 平日の夕方便だが、宇野港から島に渡る船は、買い物の島民と、来島者が半々。 そして来島者の大半は海外からの方。 それにしても宇野港のあたりも、直島の宮之浦港近くも、来るたびに様子が変わっている。 いわゆるアート関係ポイントだけだったのが、カジュアルな飲食店が増えたこと。 夕方に港近くに来ることがなかったから、今までと印象が異なるのも当然か。 そして17時30分の帰りの船は、客席がいっぱい。 こちらも、通勤者と思われる

          11月1日 直島

          10月31日 倉敷 大原美術館

          外国からのお客様も増え、学校団体の来館もかなり戻ったことを実感する今日この頃。 会議などで拘束がかからない時は、私は1時間に1回ほど、5分程度だが館内を歩くことにしている。 もちろん、目の休憩でもあるが、お客様の様子を感じ取るには椅子に座っていてはわからないから。 そして、今日は嬉しい光景に出会った。 それぞれグループ行動で館内を巡った小学生が、工芸館の中庭に集合してから、まとまって帰るのは定石パターン。 今日は、たまたまそこに居合わせた20名ほどの欧米系の観光客と、

          10月31日 倉敷 大原美術館

          10月28日 大三島

          こちらを見逃してはいけないと、奥さんと二人で大三島までドライブ。 我が家からでも、2時間かからない距離。 天気も良いので、しまなみ海道を走るサイクリストもたくさん。 このところ、各所で美術展覧会を見てはいるのだが、なかなかそれを書き留めることはできないので、展覧会のことはお許しを。 ただ、こちらの美術館は、何と言っても大山祇神社の真向かい。 神代の昔から伝わる楠の古木に、群生林も必見。 圧巻の甲冑ももちろんお勧め。 それから美味しいものもたくさんありそうです。 お土

          10月28日 大三島

          人文知応援フォーラム 公開講座のお知らせ

          ひっぱりだこの歴史学者磯田道史さんをお招きしてのレクチャーです。 江戸の文人たちの姿を軸に、お話が進むと思います!

          人文知応援フォーラム 公開講座のお知らせ