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自分の感覚を信じろ!いろいろな医者の意見に疑問を持とう!

喘息じゃなかった!腺腫様甲状腺腫だった!vol.1」で書いていますが、呼吸苦で救急搬送され、最終的には、適切な処置をそのとき受けることができたのですが、1つ、今でも思い返すと腹立たしい先生がいましたので、その話を。

突然のガン宣告!?


私の呼吸苦の原因は、どうやら首回りにある、と、救急で運ばれた病院での検査でわかってきました。

で、実はそのとき、熱がちょっとあって、やはり風邪っぽかったのです。
病院では、コロナとインフルの検査をされましたが、どうやらそのときは陰性。

で、この熱は風邪じゃないでしょうかね?、とスタッフの方と話していたりしたのですが、専門医の到着を待っている間、いろんな先生が状況を聴きに私のところへきました。

どうやら「甲状腺」に異変あり、とわかってエコーなど検査した後、ある先生がやってきて、

「ガンですね」
といきなり言いました。
私は、「え?」と。

「ガンだと、単純な手術じゃいかないのです。
甲状腺の腫瘍が気管にへばりついていると、胸を開けた手術になります。
そうなると、手術中は、心臓を止めて人工心肺を付けての手術になりますから、命と隣合わせで、一つ間違えば死へとつながります。
だから、ご家族の方へも一応伝えておいてください。
専門医の判断次第ですが、このまま手術になって、こちらに入院という線が濃厚です。」

私は、この先生の言っていることは理解しましたが、
「は?」と思ったと同時に、
「何を言ってるんだ?この人は」と感じました。

ショックというより、こんな大事なことを、専門医の診断を待っている状態で、こんな軽々しく言うんだろうか?と不思議でした。

もしかしたら、その可能性がある、と言いたかったのかもしれませんが、
「その熱は、風邪ではありませんでしたね」と言ったので、
真面目にその先生はそう判断したのでしょう。

「腑に落ちない」感覚は大切!

その先生の言ったことを聴いても、正直、なんか腑に落ちなかったのです。
そりゃそうです。
きちんとした診断で、いろいろ説明されて言われたことではなく、
ただ、その先生の所見だけで判断していたわけですし、
甲状腺の専門医を待っている状態でもあったので、
うのみにはしませんでした。

それでも、ガンと言われると、いきなり、「奈落の底」に落とされた感じはありました。で、一瞬、頭の中がいろんな妄想でぐるぐるまわるのです。

しかし、それはわずかな時間でした。

やっぱり、腑に落ちなかったからです。

この「腑に落ちない」という感覚は、私はすごく大切だと思いますね。

自分の体は自分が一番よく知っているわけで、
自分の体が深刻かどうかは、感覚でわかります。

だからそのとき、「そんなはずはない」と思いましたもの。
いやー、ほんとうにガンだったとしたら、もっと症状が深刻だったと思いますね。

結局は、良性の腫瘍という所見

で、結局、甲状腺の専門医が来て、触診だけで、
「あー、これは膿がたまってるね。ちょっとしこりがあるでしょ?わからなかった?」と言いながら、
「膿吸えば楽になるからね」
といって、血液を抜くような感覚で、そこに溜まっていた膿を抜いてくれました。

ま、相当抜きましたけど。
で、先生の所見では、「詳しく検査しないとわからないけれども、多分、良性の腫瘍で、袋にたまっちゃうやつですね。それが気管を圧迫することは、よくあることでね。また溜まると思いますよ。救急では、ここまでの処置になりますけど、紹介状書きますので、地元の病院で診てもらってね。
これは、ガンとかはあまり考えられないですね。一応、検査は出しておきますけど」

私は、びっくりしました。
呼吸は楽になりました。
え? 触診でわかったの?
たった5分ぐらいの処置で済みました。
そのために、何時間も待ったわけですが(先生が手術中だったのでしょうがない)。

良性の腫瘍とは、その場だけで他に悪さをしないもの。
悪性と言われるものは、他の組織にも転移していってしまうもの。
そういった違いですね。で、後者を、いわゆるガンと言いますね。

そのあと、先ほどの「ガンだ」と言った先生がやってきて、
「呼吸が楽になって良かったですね。お大事にしてください」といって、涼しい顔をして去っていきました。

「あんた、さっきなんて言った?」

と、言ってやりたかったですが、まずはホっとしておりましたので、お礼だけ言っておきました。

熱はインフルエンザだった

翌日、地元の病院へ出かけてわかったことですが、そのとき、熱が39.4度もあって、治療の前に、発熱外来にまわされて検査。
そしたら、インフル陽性と出ました!
救急搬送された日の検査では、タイミング的に陽性になる前の段階だったんですね。

と、まあ、医者というものは、人によっては、意見が違うんだな、とわかった次第です。

で、結局、救急医の見立てではなく、専門医の見立てが正しかったのです。

さて、このようにまだ医者の言うことはいろいろ違う、ということを体験することがその後、ありました。
またそれも追い追い綴っていきます。

自分の感覚を大切に!

体が発するサインは、自分しかわからない。
それを手助けしてくれるのは、もちろん医療なんだけども、先生の言葉を聞いて、判断するのは自分自身だな、と強く感じています!

しかし、あの安易なガン宣告のおかげで、家族にも連絡して、と言われていたので、事情を連絡したので、家族や会社へも心配をかけました。
やはり、病気の診断は、安易にするものではないですね。
私は、あの医師の顔をはっきりと覚えています。



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