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【決算情報】i-ne/24年12月期_1Q(1-3月)

□エグゼクティブサマリー
・売上高:90.8億(前年比▲6.5%)
・営業利益:6.3億(前年比▲38.1%、営業利益率6.9%)
・前年より売上が減っているのは
 ┗美容家電SALONIAの価格改定(前期1Q)前の需要があり、その後の反動
 ┗BOTANISTのフルリニューアルの初回配荷(前期4Q)の後の反動
 ┗特殊要因を除くと、前年比+5.6%と言う説明
・且つ、小売POS(店舗での販売状況)では前年比+16.0%、市場全体も+9.0%からも市場以上の成長
(シェア獲得ができている)と強調
・営業利益の減少は、ブランド投資、採用強化、SALONIA&BOTANISTの売上減による固定費吸収ができなかった事が主要因との事。
・その他、海外の現地子会社設立、自己株式取得などが上げられます。

□カテゴリー別売上高
・ヘアケア:BOTANISTリニューアル初回出荷の反動を除くと、YOLU前年比+31.3%など、引き続き好調との事
・美容家電:SALONIAの影響
・スキンケア他:WrinkFade減収、CHILLOUT売却影響などもある中、その他ブランドの増収により、減少最小限との事。

同様、リニューアルと価格改定の影響がなければ順調というところでしょう。

□コスト構造
・原価率、物流率:合わせて▲3.9%(改善)。
 ┗原価:商品の価格改定
 ┗物流費:発注方法・製品仕様見直し
・人件費:採用強化実施とのコメント。売上減によって比率が上がったのもありつつ、実額も6.0億みぎ7.4億と+1.4億ぐらいあがっている模様。~20人ぐらいは採用増やしたか。

□シャンプー、トリートメント市場
・単価1000円以上のものが牽引
・21年1月-24年3月3年間のCAGR+6.4%
・24年1Qは普通はクリスマスや年末商戦の反動で低くなるにもかかわらず、より高い9%の成長率との事

最近各社1500円前後の商品、あれもこれもというほど出してますよね・・。
そこが牽引しているのは間違いない。この先に3~4000円台だどもくるか・・?

・YOLUの越境ECの拡大もあり、拡張中
・24年4月25日に米国法人である「I-ne US CO., Ltd.」を現地子会社設立。
 USを拠点にグローバル販路拡大を目指すとの事。
 北米にも通じるか・・!?

・新商品群、インバウンドや配荷店舗拡大など、現状順調
・Tearal(ティアラル)は確かにXでよく見ました。配荷4,000店舗までというのと、
 Dr.SYUWANは「マイクロバブルVC10セラム」が結構つぶやかれていましたね。
 3,000店舗と、ヘアケアカテゴリーでの信頼もあってできる配荷拡大なんだろな・・と思います。

・1-3月ローンチプロダクト
・WELLP(ウェルプ)、薬用スカルプケアシャンプー、トリートメントは370ml、gが1540円(税込)と、正直どこまで需要あるんだろうかと思うところ。
 https://wellp-official.jp/

・PORELOGY(ポアロジー)、毛穴特化クレンジングバームは3,800円と、毛穴という訴求も価格もDUOとぶつかるだろうな・・という印象。低価格商品がでてて伸びているバーム市場でどこまでいけるか
 https://porelogy.com/?gad_source=1&gclid=CjwKCAjwrvyxBhAbEiwAEg_Kgie6pMjRdNu5CPW0lR-71tg-uTbYqv-zoR1nU4LI7vBLRkpKny4O4xoCpPUQAvD_BwE

・ennthy(エンスィ)、人皮脂に近いオイル、高機能ペプチドなどを配合したエッセンス、1カ月8,000円。どこまで受けるか。
 https://ennthy.com/shop/products/EN004

・SKINREMED、日本韓国の美容クリニックで販売スタート、ドクターズコスメ訴求。セット販売、2カ月で12,320円。こちらはより通販よりの販売訴求。売れそう。


以上です。特に1-3月の新商品が、各マーケットでどのように勝っていくのかがすごく興味深いな・・と思ったので引き続きみてゆきたいと思いました。新ブランド、商品、たっぷりですね・・!

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