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ハヌマーンていうんだけどさ。

今日noteを開いたら
自分の記事が他人に50回読まれました。おめでとうございます。
だなんてことを言われた。

てっきりハートがついていないから誰にも読まれずにインターネットの奥のほうに沈んでる最中かと思った。いや沈んでんのは間違いないんだけどさ。

ま、少しうれしかったんだ。誰も見てくれないのは心に良くないから。

それで書こうと思った。安直だねえ。
とはいっても特に物語やそれに似たものを書く気力もない。ここで終わってもいいけどちょっと寂しいし。

何を書こうか。今聞いてる曲の話でもいいんだけど、なまじこの曲を作ったバンドに思い入れがありすぎて、あまりにも文字数が多くなってしまう気がする。

まあいいや。書こうか。
ハヌマーンっていうんだけどさ。

・・・

このバンドに出会った時のことはぼんやりと覚えてる。
高校の時、頭髪のことで先生ともめていた時の話。(2年前くらいかな)

自分はその時3年生で、大学受験を控えていた。
受験って言っても推薦だから勉強なんかは少ししかやってないんだけど。

その時に、髪型のことで生徒指導から注意を受けた。
「おい、お前、刈上げ過ぎだ。切ってこい。」って。
私はその注意に反論した。
「学校で許容されてるはずの髪型じゃないか」って。

実際、学校では刈上げっていうのは先生の判断の差が大きい。
あの先生はOKを出すけど、こっちの先生はダメだとか。
学校としてはあまりにも輩に見える髪型はダメだったらしい。

そんなこんなで私が反論していると、先生はこんなことを言ってきた。
「そんなんなら、お前の親を呼んで大学推薦のこと取り消してもらうぞ。」

はあ?
ってなったよね。
今になったらこの発言に対して反論できるんだけど、当時は頭が真っ白になって、「切ってきます」って答えるしかなかった。

いや別に、異性に少しでも好意を抱いてほしいです
って理由で髪型にこだわってた訳じゃないんだ。

ごめん少しはあるかもそうゆうの。

でもまあ、本音はコンプレックスを隠したいって気持ちが大きかった。
くせ毛と毛量の多さが心の底から嫌だった。
本当に嫌だった。あの藍色の高校生活はこれのせいでもあった。

だからそれを隠せるように、いつもオールバックっぽい髪型にできるように、刈上げてたんだ。

それが学校の規定なんてどうしようもない、時代錯誤の、18歳から見たら秩序と安寧が見合っていない文字の集合に否定されるなんて、
大衆の面前で常時、裸でいることを強要されたようなものだった。
恐らくこだわりとコンプレックスがある分、裸より嫌だったかもしれない。

先生から言われた日の学校の帰りは死ぬということを人生の中で初めて意識した時間だった。

橋から川をのぞき込んでこれで死んだら、あいつの今日の発言を教師として間違ったことにできると本気で思った。どんな愛をもって説教したつもりだとしても生徒が死んだとしたら、それは間違いになると。

でも、どうせ死ぬなら、最後にタバコでも吸ってみよう!って思い立ったんだ。顔老けてたから買えたしね。

スーパーでメビウスオリジナルと黄色のライターを買って、緊張しながら近くの河川敷に行ったんだ。そうしてどうせ誰も見てやしないのに周りを警戒しながらタバコに火をつけてみた。

みんな初めてのタバコはおいしくないっていうじゃんか。
実は俺はそうじゃなかって。
悪くないって感じだった。それよりも覚えてるのはヤニクラだった。

ふつうくらくらして気分が悪くなるもんなんだけど、
その時の最低な気分と相まってそのくらくらが心地よかった。それが今でも吸ってる理由になってる。自傷的なものだったんだと思う。

そうして吸ってる間に、曲を聞こうと思ってスマホのYouTubeから好きな音楽を探してみた。どれもなんとなくちがうなあなんて。

そうやってスクロールしてると、
赤いサムネの「リボルバー」なんて曲を見つけてしまった。
普段知らない曲は家で聞くというなんとなくの自分の習性みたいなものがあったが、押してしまった。
気障な言い方になるが、俺が見つけたんじゃなくて、見つけてくれたんだと思う。
そう思えるほどに

弾倉には一発 共犯者になってやるよ 俺が
ぼーっとしてんなよ 行け リボルバー

https://www.youtube.com/watch?v=zM2XAe3mY30

この言葉が俺の脳漿をぶちまけた。
別にこの言葉で命を救われたとかじゃないんだけど。

たいていの応援って無責任なんだ。

これは応援じゃなかった。共犯者になってくれるってよ。
俺が犯す規則や倫理なんかの責任をこの人は一緒に背負ってくれるって。

こんな言葉が人間に書けるのかと。
そして今の自分を10年前の男が見透かしてるのかと。

・・・

これが私のハヌマーン兼山田亮一との出会いである。

このバンドに関することを書いてしまったら、恐らく3万文字くらい行くんじゃないんだろうか。
それくらい私に思想や哲学、ましてや将来の夢なんて健気なものが侵食されてる。

いくらでも書くことはあるんだけど流石に諄いしやめとくね。


読んでくれた人にお願いなんだけど、
フォローもいいねもいらないからあなたの好きな音楽について教えて。
寂しいから。


あとこれを読んで、
たかが髪型やコンプレックス一つで死のうとするなんて、命が…、
根性が…、なんて思う人は死んだほうがいいんじゃないかなあ。
比喩ではないよ。
多分そんな人は、無自覚に他人を傷つけ、無責任に責任の大きさについて語り、相手のことを考える想像力の欠如した人間じゃないんだろうか。
すごく嫌い。

でも死ねは言い過ぎたごめん。
自分もこんな面が無いなんて断言できないのに。
感情のまま書いてる良くないとこだね。
消さないけど。ふふふ

















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