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ナイフ作ってるの? 怖っ!!

親として子どもたちに何を伝え、どんな価値観を植え付けるかは、私たちの重大な責任です。身近な例で言えば、ペットショップで「昆虫は気持ち悪い」と声に出す親に出会うことがあります。子どもはこの言葉を真に受け、昆虫への恐怖や嫌悪感を育むことが少なくありません。

私は、生活の一部としてのナイフ製作に携わる職人です。ナイフは、多くの方に「危険」や「暴力の象徴」と見なされがちですが、実際には古来から人類の生存と発展を支える重要な道具であり、日常生活で広く利用されている実用品です。

我が家では、ナイフを隠すことなく家の中に置いています。これは、私たちがナイフの機能と危険性をしっかりと理解しているからに他なりません。我が子たちは、時には狩猟で止めを刺したり、時には獲物を解体する様子を目の当たりにしてきました。
その経験を通じることにより、ナイフはただの道具ではなく、生活を支え、食文化を豊かにするための重要な役割を持っていることを実感しています。

当ショップでは、このようなナイフへの深い理解と敬意を持った使い方をお伝えすることを心がけています。ナイフ一つとっても、手にする人の意識や使い方によって、その価値は大きく変わります。私たちは、ナイフが暴力の象徴ではなく、創造と豊かな文化の象徴であることを子どもたちに教えます。

私の手がけるナイフたちは、その哲学を形にした逸品ばかり。単に切るための工具ではなく、使い手の意図を形にするパートナーとして、機能美を追求しています。皆様も、日常での「ナイフ」という存在を見直し、本来の価値を感じていただけたなら幸いです。ぜひ私たちの店を訪れて、多様な用途に適した上質なナイフを手にとってご覧下さい。ナイフを通じて、新たな価値観と使い方をお伝えできることを楽しみにしています。

追記 男女で差があると思いますが子供の好奇心は止められません。 もしナイフを触るなと言って隠しても誰もいない時に必ず見つけ出すのでそれなら正しい使い方を教えたほうが良いと思います。
私がそうでしたから^⁠_⁠^

https://bladeheritage.stores.jp
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