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Substance Painterを導入する コウペンちゃんランド#005


苦手なテクスチャの問題を解決したい

こんにちは、ふにいちごです🍓
唐突に告白しますが、私は絵を描くことが大の苦手です。
小さな頃はよくお絵描きをしていましたし、描くこと自体は嫌いじゃないのですが、絶望的に絵が下手です。
そんな私が3DCGを趣味にしているのは、自分でも不思議な感じがしますが、モデリングは絵に比べて性に合っていたのか、ゆるゆると続けられています。
人体などの難しい造形は作れないし、人体に限らず有機的なモデルはとっても苦手なんですが、簡単な造形ならなんとか。という感じです。

そんなわけで、blenderでCGを作る時は自作のテクスチャよりもデフォルトで入っているテクスチャを使うことが多いです。
が、それもあまり調整が得意なわけではなく、なんか安っぽい(素人感のある)質感になるのが悩みでした。
コウペンちゃんランドでもマテリアル周りはアセットストアに頼る気満々でしたが、そこであるソフトウェアの存在を思い出しました。
タイトルにしているSubstance Painterです。
Substance PainterはAdobe社のソフトで、簡単に言うと3Dモデルに色や質感をお絵描き感覚で設定できるソフトです。
プリセットとして、プラスチックや木材、布など様々な種類のマテリアルが用意されており、それらをリアルタイムに確認しながら3Dモデルに適用させていくことができます。

前々から気になってはいたものの、有料ソフトということもあり、購入には至っていませんでした。
だけど、コウペンちゃんランドに配置する建造物のテクスチャをすべて自分で作るのは無理❗️
アセットストアでマテリアルセットを買っても、使わないのがあったり、都度都度探していたら時間もお金もかかりそう。
そして、Substance Painterを含むSubstance 3D Texturingには、Adobe製のアットダウンロード権が料金に含まれています。
(月毎にダウンロード数の制限があります)
頭の中で電卓を弾き、ウンウン悩み、最終的に購入を決めました。
ちなみに導入の一番の決め手は単純で、単に使ってみたかったからです。

サブスタンスペインターを使った結果

最初に現段階の成果物をお見せします。

我ながら中々可愛いのでは⁉️
特に巨大なコウペンちゃん像のツヤツヤ具合がお気に入りです。光り輝く大きなコウペンちゃん、かわいい🥰

ちなみに、Substance Painterを導入する前にblenderで看板を作った時がこちら。

Blenderのみで作った看板

全然質感が違いますね‼️
有料ソフトではありましたが、一気に”らしさ”が加わり、導入してよかったなぁと思っています。
まだまだ使い方を探っている状態ですが少しずつできることを増やしていきたいです。
何よりSubstance Painter触るの楽しい!
使い方の解説などは、私のような一日触っただけの素人がやるのもおかしな話なので、YouTubeや書籍など詳しい方の説明にお任せすることにします。
が、せっかくなので触った時に躓いたところを記録として残しておこうと思います✨

躓いたところ

  1. UV展開を忘れインポートができなかった

  2. fbxへエクスポートした時、孫階層にあるオブジェクトが消えてしまった

  3. 何故かUVマップが消失する

  4. 銅像の方のベースカラーテクスチャが暗くなる

1.UV展開を忘れインポートができなかった

これは普段UV展開をサボっているツケなのですが、Substance PainterにインポートするにはオブジェクトがすべてUV展開されていなければダメみたいです。
展開されていないモデルをインポートしようとすると、エラーが出るのですが画面の左下にひっそりと出る感じなので、なんか読み込み遅くない?とボケボケ待ってしまいました(笑)
親子関係を持ったような複数のオブジェクトを読み込む際はすべて展開されているかしっかり確認しましょう♪

2.fbxへエクスポートした時、孫階層にあるオブジェクトが消えてしまった

これはblenderでモデルを作成した際特有の不具合なのかもしれません。
今回は最終的にUnityにもっていくので、fbxエクスポートの際にオプションとして「トランスフォームの適用(実験的!)」をオンにしています。
これをすることで、blenderと異なる座標空間のソフトでもうまいこと回転がいくのですが、実験的とあるようにまだバグもあるようです。
結果、孫階層にいるオブジェクトがfbxにエクスポートされず、私はコウペンちゃんの胴体だけがくっついた看板を見るハメになりました(笑)
子階層まではしっかり吐き出してくれるので、子階層までにとどめるのがおすすめです。

3.何故かUVマップが消失する

結局理由は分からなかったのですが、特定のオブジェクトのUV展開図が消えてしまう不具合が発生しました。オブジェクトの統合の際に消えてしまったような気がするので、不安な方はオブジェクト統合してからUV展開かけた方がよいかと思います(ていうか、それが正規の手順なんだと思う)
なんですが、私はコウペンちゃん、邪エナガさんなどコウペンちゃんの世界にいる登場人物たちは既に作ってあるモデルやテクスチャを使いまわしたかったので、結構苦労しました。何度かやっているうちに何とか全部うまく展開された状態でエクスポートできました。

4.ベースカラーテクスチャが暗くなる

こちらはおそらく書き出し時の設定が良くなかったのだと思います。書き出す用途を設定するプルダウンがあるのですが、そちらでUnityのURP用を指定したところ、看板はうまくいったのに銅像がものすごく暗いベースカラーになってしまいました。
結果、標準的と書いてある設定で描きだしたところ、Substance Painterのプレビューで見ているような色合いになったので、おそらくUnity用にほかの属性も一緒に書き出され、それが私のマテリアルの作り方と合わなかったんじゃないかなぁ?と推測しています。
こちらに関してはもっといい解決法があるような気がしますので、とりあえずの解決法として記録しておきます。

そんな感じで、右往左往しながらコウペンちゃんランドを建設中でございます。この記事が記憶が薄れたころの未来の自分や、同じような挑戦をしている方の参考になれば嬉しいです✨
それでは!