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鈴本演芸場 主任興行を終えて
五月下席鈴本演芸場夜の部のトリの興行が終わりました。昨年の二月下席以来の二度目のトリでした。長いようであっという間の九日間で、今回は「季節(とき)知らず」と銘打って、季節関係なくネタを出しました。
このチャンスをくださいましたお席亭には本当に感謝でございます。
この五月に入ってから、ずっとこのトリのことで頭がいっぱいで、ネタをさらいつつ、DMを書いたり、自分に出来ることは精一杯やろうと務めまし
【あなたの知らない落語の世界】第2回 「落語家って何?」
落語家について定義してみます。これも、かなり意見が分かれるところで、噺家の間でもたびたび議論になります。落語家にもフリーという存在があったりして、果たしてフリーの落語家は落語家なのかとか、その辺の意見はそれぞれが違うと思います。今回は、そもそも落語家は何をもってして言うのかを考えてみます。
前回の落語と同様に三つの要素で考えます。
①師弟
②生業
③自己紹介
私なりに考えた落語家の要素です。
【あなたの知らない落語の世界】第1回「落語って何?」
授業で落語落語を知らない方のために、新しく落語関連について考える場を設けました。私は某大学で年に14回ほどの「落語」の授業を持っています。落語について14回の授業で語るのはなかなか大変で、ともすれば2時間くらいで終わってしまうことを14回に分けて事細かに話しています。落語自体のこと、落語の成立と歴史、そして実演と。実演の中にもテーマを設けて、江戸の時間・お金とか吉原の話とか、怪談噺とか、14回にす
もっとみる落語家が噛みやすいセリフは意外なあれです。
落語家に「噛み」はつきものです。
噺の中で噛むのは大体ネタおろしとか、つまり慣れていない噺をする時です。やり慣れた噺は堂々とやるし、多少セリフを変えたりして喋りますが、慣れない噺は覚えたまんまのセリフに縛られることが多いので、そういう時に噛みやすいですね。
甘噛みなら良いですけど、噛みまくって何言ってるかわからないような時は本当にお客さんにごめんなさいって気持ちでやってます。
それも慣れなん
第五回 ハヤシにのって ご来場御礼
5回目の独演会が終わりました。今回は平日開催となってしまい、お足元の悪い中でしたが、ご来場頂きましたお客様には大変感謝しております。
二ツ目の終わり頃から課題にしていた「百年目」を独演会でやっとお披露目出来ました。昨日の番組は以下の通りです。
一、OPトーク はな平
先日、京浜東北線で起きた悲しいリュック事件の話をしました。
一、寄合酒 林家たたみ
前座でも中堅になってきたたたみさん、だいぶ