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嬉しくなるとき

・学食の支払いがスムーズなとき ・渋谷帰りにPASMOの残高が数円のとき ・夜マンションが静かなとき ・連絡の少ない友人からインスタで❤️が来たとき ・カップ焼きそばの粉が机に散らないとき ・友人の家で留守番するとき ・個別指導で生徒のやる気があるとき ・観ているライブの同接が急に増えたとき ・体育でイケメンと同じチームのとき ・ヨルシカのコラムが更新されたとき ・電車で隣がおっさんでないとき ・行簡約化を一発で合わせたとき ・店で自分以外がコーラを注文するとき ・靴紐が全然

    • 朝、1限目に向かう

       1限を控えた朝、都内の明るさはカーテン越しにも伝わってくる。自分はどうも目覚まし時計の音が苦手で、鳴る直前に起きるという特技を持っているが、それは目覚ましを解除する億劫さを帳消しにしたりはしない。目を瞑りながら布団の中でポジションチェンジを重ねていると、この世で私の最も嫌いな音が鳴りだす。昨日の夜、大音量に設定した自分が憎い。隣人の安眠を妨げるほど私は性格が良くないので、寝ぼけ眼のまま手探りでアラームを止める。続いてのそのそとカーテンを開けに行く。私はこの瞬間が好きだ。瞼を

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