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マーケティングと経営視点をボードゲームで学ぶ人たち

こんにちは。

沖縄のインハウスマーケター@普久原です。

早速ですが、皆さんボードゲームはお好きですか?
僕は最近めっきりプレイすることが無くなりましたが、昔はよく家族や友人達と人生ゲームをやったものです。(ゲームではもっと華やかな人生を謳歌していたはずなのですが、やはり現実は渋いですね)

そんな楽しいボードゲームでマーケティングと経営視点を学べる研修がある!という記事をPR TIMESで見かけてから、ずっとやりたいっと思っていた「Marketing Town the Team」を、今回オンラインで導入してみました。
(本当は沖縄にお招きして、リアルなボードゲームを皆で囲みたかった。。。)

■「Marketing Town the Team」とは

ボードゲームを通して経営の疑似体験ができ、”経営視点”を”体感”で学ぶ事ができる企業研修です。
ざっくりまとめると「どのエリアの」「どんな人に」「何を」「いくらで仕入て」「いくらで売っていくのか」というBtoC目線のゲームです。
※株式会社NEXERAが、2020年5月11日(月)より提供を開始した体験型オンライン研修サービス。詳細はコチラからどうぞ↓

■「Marketing Town the Team」について

まず感想ですが、ボードゲームがシンプルに楽しかったです。

ルールを理解し始めてから、後半にかけての畳み掛け具合が半端なく、あっという間に時間が過ぎていきます。本物の経営もこんなにも早い時間感覚で進んでいるのかと思うとゾッとします。

研修全体としては、座学とゲームを繰り返して、マーケティング、マネジメント、財務といった経営の全体構造を理解していく内容で、全てのビジネスパーソンがおさえるべき基礎が学べます。

また、研修内容は組織の課題に合わせてカスタマイズ可能なので、目的に合わせて柔軟に対応してもらえます。
※ちなみに当社では「マーケティング思考の理解と重要性」を目的としたプランでお願いしました。

■ゲームの流れ

①5つのマネージャー職のいずれかに就任し、チームで会社経営を行う
役割にはそれぞれ特殊能力が用意されていて、その強み(特殊能力)を理解し、やるべき事をやりつつも、全体を俯瞰して行動することが成功のカギだと、ゲームの後半に気づきました。

5つのマネージャー職

②三半期毎に戦略会議と行動を繰り返す
「戦略会議」はメンバー間で全社戦略を話し合います。短い時間で目標への最適解を言語化して共有する必要があります。
「行動」はメンバー間会話禁止で自ら考えてアクションします。競合動向や市場環境を考慮しながら、4P・3Cに基づいた行動(移動・市場調査・広告・仕入・販売・出店)を行います。

戦略行動

➂営業利益をもとに、5段階に分けられた経営レベルで成績を評価する
評価は以下のように分類されます。今回、僕らは無謀にも達成率1割程度だと言われているユニコーン企業を目指してプレイしました。

マーケティングタウン影響利益目標

■ゲームのダイジェスト

普段あまりマーケティングに馴染みのないメンバーでゲームをスタート、僕はリサーチングマネージャー職として参加しました。

<第1期目スタート>
【残高:500万円、売上利益:0円、営業利益:0円】
戦略会議フェーズ:大規模都市が集中している赤枠エリアの市場を開拓する事を決めて終了 ※配置されているカードの枠で都市の規模を表現しています。枠無し:小規模、黒い点:中規模、黒い枠:大規模

一期目スタート

行動フェーズ:特殊能力を試したりルールの確認など、個人プレイが目立ち、組織的に動けていなかったために、みるみるとキャッシュが減り、倒産の危機を何度も味わいましたが、何とか持ちこたえて1期目は終了しました。

ぼかし1

<昼休憩>
みんな危機感を感じていたのでしょうか、誰からともなく自然に会話が発生して、振り返りや気づきの共有など、休憩時間返上で緊急の戦略会議が開催されました。気づけば再開の15分前になるほど熱中していたので、お腹を空かせたままで2期目はスタートです。

<第2期目スタート>
【残高:249万円、売上利益:1386万円、営業利益:-111万円】
戦略会議フェーズ:ユニコーン(営業利益:1001万以上)に必要な売上数値の設定、達成させるための行動指針、勝負する市場(赤枠)を決めて会議は終了しました。

2期目スタート

行動フェーズ:緊急の戦略会議の甲斐もあり、良いスタートが切れました。しかし後半にいくにつれて競合の動きが活発化、熾烈な拠点市場の取り合いが勃発して、自社のモノが売れない(買い叩かれる)状況に発展。
制限時間とギリギリの意思決定を迫られて、全員の集中力は限界を突破、そんな混沌の中、2期目は終了しました。

ぼかし2

<ゲームの結果>
【残高:1025万円、売上利益:3384万円、営業利益:846万円】

財務表矢印付

最終の結果、営業利益は846万円でユニコーン(1001万~)には僅かに及ばす、「メガベンチャー」クラスという結果でゲームは終了しました。残念です。

このnote用に財務シートをまとめなおしたら、緊急の戦略会議後から数値の動きが大きくなっているのがわかり、戦略って大事!と痛感しました。

■ゲームをより楽しむためにオススメする事

個人的にですが、

①戦略会議は、目標への最適解を言語化し共有する「コミュニケーション力」を身に付ける事ができる
②仕入・販売は、「4P・3Cを意識したマーケット思考」を身に付ける事ができる
➂売上・原価・営業利益を考慮したアクションは、「個人の意思決定力」を身に付ける事ができる

と、行動の意味(得られる学び)を意識して、ゲームに参加する事で、経営の疑似体験はよりリアルなものになり、深い理解と成長に繋がっていくんじゃないのかな、って思いました。オススメします。

■リベンジに向けての決意とか

楽しい研修でしたが「沖縄に呼んで開催できなかった」「ユニコーンに届かなかった」という点がとても残念でした。

なので、ユニコーンへのリベンジは沖縄でやりたいな、と考えています。

その時は「マーケティングトレース」とのコラボイベントで開催できたら、もっと面白くなるんじゃないかなって思います。

※マーケティングトレースとのコラボイベントの様子はこちら

※マーケティングトレースの詳細はこちら

それでは、皆さんお疲れ様でした。


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