西塚剛

一般社団法人金融財政事情研究会が発行するファイナンシャル・プランナー向け専門誌「月刊K…

西塚剛

一般社団法人金融財政事情研究会が発行するファイナンシャル・プランナー向け専門誌「月刊KINZAIファイナンシャル・プラン」の編集長を務めています。お金にまつわる身近な話から、年金・保険・投資・税金・不動産・相続等の最新情報を発信して参ります。

最近の記事

労働意欲の高い人は、70歳までiDeCo (個人型確定拠出年金)の拠出を続けたほうがいい?

近年、iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリットについて、新聞やマネー誌等のメディアで採り上げられる機会が増えています。NISA(少額投資非課税制度)と比較されることも多いiDeCoですが、具体的にはどういったタイミングで、iDeCoの受給を開始すべきなのでしょうか? 現状、iDeCoに掛け金を出せる期間を(2024年時点の)65歳未満から70歳未満に延長する方向で、社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の企業年金・個人年金部会で議論が行われています(2025年以降に実施見込)

    • 60歳になったら、すぐにiDeCo (個人型確定拠出年金)を受給したほうがいい?

      近年、iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリットについて、新聞やマネー誌等のメディアで採り上げられる機会が増えています。NISA(少額投資非課税制度)と比較されることも多いiDeCoですが、具体的にはどういったタイミングで、iDeCoの受給を開始すべきなのでしょうか? iDeCoの受給開始年齢は、原則として60歳からとされています。ただし、これには「通算加入者等期間が10年以上」という条件があります。例えば8年であれば61歳から、6年であれば62歳から…というように、期間に

      • 50歳に近い人は、iDeCo (個人型確定拠出年金)を始めたほうがいい?

        近年、iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリットについて、新聞やマネー誌等のメディアで採り上げられる機会が増えています。NISA(少額投資非課税制度)と比較されることも多いiDeCoですが、具体的にはどのような人がiDeCoを始めるべきなのでしょうか? ここで、「タイトルは『50歳に近い』ではなく、『20歳に近い』の間違いでは?」と思った方もいるかもしれません。iDeCoの加入年齢は20歳からとなっており、長期運用による複利効果を考えれば、若いうちからiDeCoを始めたほう

        • NISA (少額投資非課税制度)の枠が余っている人は、iDeCo (個人型確定拠出年金)を始めないほうがいい?

          近年、iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリットについて、新聞やマネー誌等のメディアで採り上げられる機会が増えています。NISA(少額投資非課税制度)と比較されることも多いiDeCoですが、具体的にはどのような人がiDeCoを始めるべきなのでしょうか? ここで、2024年1月から新しくなったNISAを利用して投資を始めた人について考えてみましょう。 NISAではつみたて投資枠の120万円、成長投資枠の240万円と合わせて、年間で最大360万円まで投資することができます。毎

        労働意欲の高い人は、70歳までiDeCo (個人型確定拠出年金)の拠出を続けたほうがいい?

        • 60歳になったら、すぐにiDeCo (個人型確定拠出年金)を受給したほうがいい?

        • 50歳に近い人は、iDeCo (個人型確定拠出年金)を始めたほうがいい?

        • NISA (少額投資非課税制度)の枠が余っている人は、iDeCo (個人型確定拠出年金)を始めないほうがいい?

          お金があると全部使ってしまうタイプの人は、iDeCo (個人型確定拠出年金)を始めたほうがいい?

          近年、iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリットについて、新聞やマネー誌等のメディアで採り上げられる機会が増えています。NISA(少額投資非課税制度)と比較されることも多いiDeCoですが、具体的にはどのような人がiDeCoを始めるべきなのでしょうか? ここで、お給料が入ると全額使ってしまうタイプの人を想像してみましょう。若い頃は物欲も食欲も旺盛です。消費に伴う経済効果も含めて考えれば、ストレス解消を兼ねてお金を使うこと自体、けっして批難される性質のものではありません。

          お金があると全部使ってしまうタイプの人は、iDeCo (個人型確定拠出年金)を始めたほうがいい?

          夫婦仲が悪いと感じている人は、こっそりiDeCo (個人型確定拠出年金)を始めたほうがいい?

          近年、iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリットについて、新聞やマネー誌等のメディアで採り上げられる機会が増えています。NISA(少額投資非課税制度)と比較されることも多いiDeCoですが、具体的にはどのような人がiDeCoを始めるべきなのでしょうか? ここで、夫婦仲の悪い家をイメージしてみましょう。日本では約3分の1の夫婦が離婚すると言われていますが、熟年離婚が珍しくなくなった昨今、最後に揉めるのは決まってお金の話です。 一般に夫婦が離婚する際、預貯金や不動産などの共有

          夫婦仲が悪いと感じている人は、こっそりiDeCo (個人型確定拠出年金)を始めたほうがいい?

          退職金制度がない会社に勤めている人は、iDeCo (個人型確定拠出年金)を始めたほうがいい?

          近年、iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリットについて、新聞やマネー誌等のメディアで採り上げられる機会が増えています。NISA(少額投資非課税制度)と比較されることも多いiDeCoですが、具体的にはどのような人がiDeCoを始めるべきなのでしょうか? ここで、退職金制度がない(あるいは少ない)会社に勤めているケースを想定してみましょう。退職金には手厚い税制優遇制度、いわゆる退職所得控除が設けられており、具体的には勤続20年までの場合、40万円×勤続年数分の額が非課税となり

          退職金制度がない会社に勤めている人は、iDeCo (個人型確定拠出年金)を始めたほうがいい?

          専業主婦はiDeCo(個人型確定拠出年金)を始めないほうがいい⁈

          近年、iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリットについて、新聞やマネー誌等のメディアで採り上げられる機会が増えています。NISA(少額投資非課税制度)と比較されることも多いiDeCoですが、具体的にはどのような人がiDeCoを始めるべきなのでしょうか? ここで、専業主婦の方をイメージしてみましょう。専業主婦の場合、働いていない=そもそも所得が発生しないので、「掛金全額が所得控除される」というiDeCoのメリットを享受できません。 所得控除とは、所得額を計算する際に控除され

          専業主婦はiDeCo(個人型確定拠出年金)を始めないほうがいい⁈