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自己分析のすゝめ

ついに僕の自分勝手な想いと夢がカタチとなった進路支援団体huemanが動き出し、初のイベントを無事終えることができました。

今回はその中で「自己分析」にフォーカスしたのですが、イベント内で伝え切れなかった部分もあったのでこの際noteにまとめてしまおう!ということで書きます!


そもそも自己分析とはなにか?

その名の通り「自分を分析する」ことです。じゃあ具体的に何を分析するの?って話です。
僕の考えとしては

自分がどんな人どんな志向(「指向」「思考」「嗜好」)価値観を持っているかを言語化すること

だと思っています。要は
・個性(どんな性格かなど)
・志向、指向、思考、嗜好(好き嫌いやどんな傾向があるかなど)
・価値観(どんなことが許せないか、どんなことを大事にしたいかなど)

あたりを言語化することが自己分析と考えて差し支えないかなと思います。


なぜ自己分析をしなければならないのか?

簡単に言うと「就職しても前向きに働けるようにするため」です。逆を取ると「就職先とのミスマッチを防ぐ」となるでしょうか?

例えば就職してから数字に追われたり、仕事がなかなか終わらなかったりなど色んな困難が待ち構えているでしょう。

今までの経験でもあったと思います。委員長や学祭のリーダー、部活動のキャプテンを務めたけど中々うまくいかなくて苦労した、というような経験は皆さんもあると思います。

そういった時に「あれ?わたし何で頑張ってるんだっけ?」って考えたと思います。それが学校生活の一部ならまだしも、自分の生活がかかった仕事ならどうでしょうか?

転職しよう

となると思います。こうしたものをミスマッチと呼びます。しかしそこに「軸」があったらどうでしょう?

身の回りの人たちのやりたいをカタチにできる世の中にしたい!

世界中の人々が自由に生きられる世界を作りたい!

こうしたものがあると辛くなっても「○○をするためにわたしは頑張っているんだ」と立ち返る場所ができ、継続する糧になります。

要は航海の時の羅針盤のような役割をしてくれるのが自己分析から導き出される「軸」になるわけです。天気の良い時の航海であれば太陽の位置や目に見えるものを頼りに進めばいいですが、嵐に巻き込まれたときにどこに進めばいいか分かるようなものが「軸」だと考えてもらうと分かりやすいと思います。

どう自己分析をするか?

じゃあ理屈はわかったので自己分析始めましょう!となっても難しいと思いますので有名なフレームワークをいくつか紹介します!(もし他にもあればコメント等で教えてください!加筆します!)

①内向きの軸、外向きの軸

これは僕自身が使ったフレームで、個人的には一番わかりやすい型かなと思っています。内向きの軸をTAKE軸、外向きの軸をGIVE軸ということもありますが、もっとわかりやすく言うと

内向きの軸どんな人生を送りたいか理想の人生とは何か
外向きの軸=社会や他者に対してどんな貢献や価値提供をしたいか

という感じになります。山本を例に出してみると

内向きの軸=自由な人生を送りたい
外向きの軸=自分に関わる全ての人々が自由に生きる世界を創りたい

となります。これをキャリア選択に転用するということです。僕の場合は「自分が自由な人生を送れてかつ、関わる人たちを自由に生きられるようにする」ものが「仕事」になるという感じです。


※2021/01/16補足

◎外向きの軸の見つけ方

どんな価値提供をしたいか?なんて急に聞かれても分かりにくいと思います。そこで一つヒントとなるものを紹介します。それは「持続可能な開発目標(SDG’s)」です(詳しくはこちらへ)

なぜSDG’sを出したかというと、これこそまさに「世界レベルで認められた外向きの軸」であるからだと考えるからです。

世界レベルでこうした価値提供をしよう!となっているなら個人レベルでここを目指すのも何ら問題ないですし、むしろ分かりやすいと思います。

具体的な活用方法例として
①17個の目標のうち気になるものを3つ書き出す
②気になる理由を書き出す
③自分ができる目標達成のための具体的アクションを考える
といった手順で考えて、③をできる企業をより詳しく調べてみると外向きの軸を見つけるヒントになるかもしれません

②WILL,CAN,MUST

これはよくリクナビで聞くフレームですが、結局①もまとめるとこの型にはまります。これも人によっては想像しやすいものなのでオススメです。

山中康司さんのブログから例となる図を引用しましたが

WILL:自分のやりたいこと、夢
MUST:自分のやらなければならないこと、義務や使命
CAN:自分のできること、得意なことや分野

これらの集合である真ん中の部分をCOREと言ったりしますが、ここが「仕事」になるよね、という考え方です。

逆にそのバランスが取れてないとどうなるかということやもっとこのフレームワークを踏み込んだ話はテラマエダイスケさんのnoteを見ると分かりやすいです。

③死からの逆算

これもかなり有名なフレームワークです。「7つの習慣」という世界的にも有名なビジネス書があります。

その中で取り上げられているもので

葬式の時の弔辞で何を言われたいかから逆算せよ

というものです。あとはどんな葬式どんな人に来てもらいたいかなども想像して、じゃあそういう葬式や弔辞を読んでもらうためにはどういったアクションが必要なのかを考えよう、というものです

本がめっちゃ分厚いので早く内容を知りたいという人はオリラジの中田敦彦さんのYouTubeを見ると早いです。3編編成なのですべて見ると1時間くらいですが内容の理解には十分です。

例えば地元の友達にたくさん葬式に来てもらいたいというように思うなら地元に帰って何かしら彼らのためになるような仕事やアクションが必要になるかもしれません。

家族だけでいいから見送られたいと思うなら家族を愛し愛されるようにするにはどういう仕事やどういう生活ができたらいいのだろう?というのを逆算して考えると良いと思います。

人は誰しも必ず死ぬのでやはり「後悔なく死にたい」というのが僕も皆さんも願いとしてあるでしょう。じゃあわたしの一番の後悔ってどんなことだろう?どうやったら後悔なく死ねるだろう?と考えることはキャリアを越えて人生のスケールで考えることが大切だと思います。僕も日々自問自答の毎日です。

④モチベーショングラフ

これも有名なフレームワークで自分の充実度をグラフ化するものです。


図はリクナビからの引用です。これをやることによって
①どういったことで自分が充実感を感じるのか?
②辛かった時や苦しかった時にどうやって立ち直ったのか?
③どうやって大きな決断ができたのか?

など今後のキャリア選択や人生選択の材料を集められます!ポイントは

分岐点を見つけてそれを抽象化すること

です。ただ具体を点で挙げても意味がありません。例えば辛い時どうやって立ち直ったのかを考えるときは

立ち直った経験を全て一言でまとめるとどう立ち直ったのか?

ということを言語化できるととても良いです。例えば実家の両親が支えなら実家から通える企業選びをすれば困難を乗り越えられるだろう!という憶測が立てられます。

ほんの一例ですが、ポイントごとに一つにひっくるめて一言で「〇〇なとき」も説明できると完璧です!

自己分析の参考になる動画や本の紹介

最後に僕が読んでみて自己分析に使えそうな本を2冊紹介します。先述した通り僕は「内向きの軸と外向きの軸」というフレームで自己分析をしたのでそれにそって内向きの軸、外向きの軸をそれぞれ作るのにオススメの本を1冊ずつ紹介します!

一冊目は「メモの魔力」です。

まさに先述した「内向きの軸」を固めるのに持って来いの本です。というのも前田さんが本の中で「軸を作るための本」と言っているからです笑
就活生必読の本なのでめちゃくちゃオススメです。僕もこれを読んで自己分析が実際に進みました。

二冊目が「苦しかったときの話をしようか」です

この本は作者の森岡さんが就活を始める娘さんに向けて書かれた本でまさに就活生必読の本となっています。特に途中で出てくる「ブランドエクイティピラミッド」はまさに「外向きの軸」を作るのにすごく参考になるのでオススメです。

もう一つこれを見るといいなーという動画を一つご紹介します!特に教育大生に見てもらいたい動画で「子どもが好き」「授業づくりが楽しい」という思いだけで教員という進路選択をしてしまう人が多いので、そういう人に見てもらいたい動画です!

田端信太郎さんのYouTubeの動画で「就活の会社選びは、名詞で考えるな動詞で考えろ!~好きを仕事にするなら、名詞ではなく動詞が大事~」という動画です。

動画内でも例として取り上げられているのですが好き=仕事にできますか?という話を丁寧にしてくださっています。お米が好きだからってコメ農家になりますか?という動画内の話はまさに的を射てるなと思いました。

最後に

最後になりますが、自己分析というのは終わりがありません。そして完璧というものもありません。なので原体験はもちろん、これからの生活で起きるあらゆることにアンテナを張ってどんどん自分を知っていただきたいなと思っています。

僕自身もまだまだなので自戒をこめてnoteを書きました。もしnoteを読んでくださった方で自己分析について相談したいということであれば応じますのでご連絡ください!最後まで読んでいただきありがとうございました!

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