追及の段階

個人的に分類する追及への段階をここにまとめてみる。

1 目の前の出来事
大抵の人はここで止まる。報道された出来事に対して、ああだこうだと自分の感情をぶつける程度の現象が多くみられる。それゆえ、有名人や紐付きなど一部の層からの誘導に引っかかる人も多くなりやすい。twitter上をはじめとして、ネット上にはよく見られる傾向である。

2 人脈や組織の繋がり
有力層の人たちが組織や団体とどのような関係にあるかを調べるのが主な点である。報道関係で止まるだけにとどまらず、人脈がどうなっているのかという点に掘り下げる点は考察している分1よりは進んでいるが、教義など行動の中核となる部分にまで踏み込めていないと誘導されやすく、ここまでとどめておくには結構きついか。

3 仕組みや構造の理解
1や2を理解しつつ、システムにも追及の目を向けられるのは自分自身で物事を考えるという部分が身についていることが多く、ここまで踏み込めれば大抵は紐付き論者の誘導に引っかかりにくくなるだろう。ものの見方を鍛えておくという点において、最低でもこの部分まで進めておけば大体は何とかなるはず。

4 思想や象徴、解釈への探求
ここまで到達できているところは考え方の軸がとても強固で、簡単なことでは相手側のペースに乗せられにくくなる。紐付きやカルト信者の攻撃に対して、彼らのネタ元を暴くなど、むしろ相手側に反撃し致命傷を与えることが容易となる。自分の意見を持っていて、かつ自分なりの解釈ができる場合がほとんどなので情報発信する側に立つと信頼される事も多くなるだろう。

以上が個人的に考えた分類である。数字が進むにしたがって、追及できている人は徐々に少なくなる傾向にある。しかし、分からないことは真っ先に調べるなど、自分自身の意識を少しでも変えてみることで観察眼や思考を鍛えることに結びつけやすくなる。普段から習慣化して積み重ねていくことがものの見方のレベルを上げるコツになってくる。

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