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リーガルテックのSalesに関して

1 リ―ガルテックベンダーとして

SNSでリ―ガルテックのSalesに関するネガティブな内容が定期的に散見されます。リーガルテックベンダー側として、少し自分の見解をまとめたいなと思います。

というのも、弊社に限らず、私が認識している限り、どのリ―ガルテックベンダーもこの業界を良くすることを願い、良いプロダクトを開発している(近い将来開発する)と思っています。それが「電話営業」という一つの営業手法、またその手法が与えるイメージゆえに、利用されなくなること、悪いイメージを持たれてしまうこと、これはこの業界全体にとっても望ましくないだと思います。

2 電話営業という手法に関して

もちろん、少なくとも弊社においては、電話営業に限らず、営業手法に関し、まだまだ改善しなければならず、自分たちの営業手法、営業情報の管理体制をすべて肯定するわけではありません。SNSでの情報は、営業をされる方側の貴重な意見として弊社での営業スタンスを見直す機会となっています。

そのうえで、個人的には、電話営業に関していうと、一律にダメというものではないと思っています。一般的にもSaasに関する営業でもまだまだ電話という手段は使われているのも事実だと思います。

他方で、多くの企業でリモートワークが採用されているご時世においては、これまで以上に慎重になる場面があること、架電をしてお客様のお時間を頂戴する以上は、前提として必要なリサーチを行うこと(公開情報を取得することのみならず、公開情報から今の時期どういう状態であるのか等、可能な限り架電先の相手の状況を想定すること)、営業として相手に失礼のないかたちで言葉を使うこと、また、お客様と接点ができて以降は、「架電はやめてほしい」、「メールでの情報共有のみ希望する」、「●月以降検討できる」、というお客様のスタンスについて教えていただくことがあれば、これらの情報を適切に管理して、社内で共有すること、これらを徹底することが最低限必要だと考えます。

3 大切だと考えること

大切なことは「必要な人に必要な情報を必要なタイミングで相手に負担のない方法で届ける」ということに尽きるのだと思います。

そしてそのために、「お客様との間で適切なコミュニケーションをとること、そしてそれを可能にする基盤(社内における情報管理共有の仕組化)を作ること」がベンダーとして重要だと思っています。

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