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鳥嫌いの同居人の肩に珍しく乗ったマメルリハ

4月の終わりに数日間ずつ、私が用事で家を空ける事が複数回あった。その最初の出発日に我が家のマメルリハ・シャルが見せた行動について紹介したい。

4月25日の朝。
私は数日前から少しずつしていた荷造りの最終チェックをするためにスーツケースを開けようとした。ここでふと思い立ち、あえてシャルがいる部屋へスーツケースを運んで開けた。

案の定、ちょうど籠外活動をしていたシャルは、「不吉の象徴」であるスーツケースを見とがめた。シャルにとっては、嫌いな長い留守番の前触れやシャル自身の外出を意味するからだ。詳しくは↓記事参照。

あえて私がスーツケースを見せたのは、別にシャルを精神的にいじめたかったわけではない。少なくともシャルは最終的に状況を察するが、いつもの外出前のあいさつだけでは、帰宅後に報復されかねないからだ。以下は関連エピソードである。

過去の経験上、その方がシャルに対して私が安全だと考えたのだ。シャルは、私が広げているスーツケースが気になってチラチラとずっと見ている。

また、その時母は化粧をしていないが、私は既に化粧含め身支度を整えていた。荷造りをしながらシャルを何度かチラ見すると「いったいどうなるんだ?」「お母さんは出かけないのか?」「自分(シャル)は出かけないよな?」と不審に思っている仕草をしてこちらの観察を続けている。

その時シャルが急に私の肩へ飛んで来た。
非常に珍しい。
肩にとまることは、シャルの友好的態度なので鳥嫌いの私との距離感ではほぼ起きないことだ。

私の肩にとまって私の様子、スーツケースの中身や周囲の状況を見まわして様子を窺っている。母がシャルに「出かけるのは瀬鴉だけ」と笑いながら説明した。

私の肩からの観察を終えたシャルは、自分で鳥用アスレチックに戻っていった。

出かける前に私からもう一度2、3日後に戻ると説明し、いつものあいさつをして家を出た。

外に出てシャルがいる出窓のそばを横切ろうとしたら、母がその出窓が開けて網戸越しにシャルに出かけている私を見せていた。あまりやりたくはなかったが、私は母とシャルに向かって一応手を振っておいた。最近のシャルなら、出かけていくのは私だけでその日のうちに戻らないことまで十分にわかったはずだ。

スーツケースを見て、トラウマを刺激されるほどではなかったものの、シャルはかなり神経質になったようだ。普段しない行動(私の肩にとまる)をしてまで、状況を把握したかったのだろう。

私の目論見通り、シャルはこの日以降、私が数日外泊しては帰宅を繰り返しても特に怒ったり、私に嫌がらせをしたりはしなかった。「こういうパターンもあるのか」と理解したし、その間母が在宅していたから特に不都合を感じなかったのだろう。

鳥嫌い(私)がシャルに気を遣ったかいがあったというものだ。

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