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坂本真綾 LIVE TOUR 2023 『記憶の図書館』(2024/1/3)

2023年5月に発売されたアルバム、「記憶の図書館」を引っ提げて行われたツアー。本当は2023年6月25日の公演に行く予定だったけれど、真綾さんの体調不良で延期に。
2024年1月2日、3日の振替公演を予定通りに行ってくれたこと、色々な気持ちはあるけれど、いちばん大きいのはありがとうございますの気持ち。

当日はお昼に起きたことでくさくさしていたけれど、ライブ前に会場そばのタリーズでラテを頼み、今回のアルバムを聞きながら本を読んでいたら、「しょうもないこと」になってくれた。本と音楽にいつも助けられている。
(ちなみに、東京ガーデンシアターに初めて来たのが NieR:Automata FAN FESTIVAL だったので、訪れるたびにカノちゃんを思い出すようになってしまった)

グッズは元々買う予定ではなかったけれど、(モバイルバッテリーが残ってたら嬉しいなぁ)の気持ちで覗いてみたら、まぁ案の定売り切れだった。
その代わり、2月16日発売の『満腹論 -明日にかぶりつけ』の予約をした。楽しみ。

上で書いたけれど、会場は東京ガーデンシアター。
バルコニー3 3Fブロック ●列目▲番
3F……3階? と思っていたら、そもそもバルコニー3は4階にある。混乱しながらスタッフさんに尋ねて案内してもらったら、3 ” エフ ” ブロックだった。難しすぎる。

決してステージから近い席ではなかったけれど、正面が通路になっているので前に人は居ないし、高い位置から見下ろせる感じだったのでこれはこれでアリだった。

ライブの詳細についてはプロの方が素敵にまとめているのでそちらを読んでほしい。

始まるまではずっとソワソワ、モヤモヤした気持ちがワクワクに混ざって落ち着かなかったけれど、一曲目が始まり真綾さんの声を聴いた瞬間、感情が全部あふれてダバダバ泣いた。
三曲歌ってMCを挟んで、四曲目あたりからようやく落ち着いてライブに集中できた。

せっかくなのでその一曲目(ないものねだり)と、ライブでは歌ってないけれどアルバムの中で二番目に好きな曲(un_mute)の動画を載せておきます。一番好きな曲はいつかのプレイリスト紹介に載せた気がするので。

わたしが真綾さんの曲を聴き続ける理由、いくつかあるのだけれど、やはり一番は " 透明感 " だと思う。
楽曲自体は、自作他作ともにクオリティの高い物ばかりで、たくさんの色や匂いがある。でも、それを歌う真綾さんの声はいつだって何色にもなることがなくて、不思議な気持ちになる。
(ちなみに、同じように歌声に透明さを感じるアーティストとして新居昭乃さんという方が居るのだが、この方はなんとなく " 朝焼け " という感じがする。真綾さんは何にもならないので、また少し違うんだよな。)

真綾さんの声、透明感に加えて歌い方がいつも真っ直ぐで、 " よぶんなもの " を全て取り除いた感じがする。そうすると、聴いてる時の自分の感情がそのまま曲に反映されるような気がするのだ。
そういうことは芸術に触れているとままある感覚だけれど、彼女の歌声は " それ(聴いている人の感情)をそのまま吸い上げる " みたいなところがある。
自分の奥にある感情を表に引き出してもらって答えを見出すきっかけになるのではなくて、「自分の中に今ある感情がそこにあることをそのまま受け入れてもらえる」ような気持ちになる。
答えを渡されるのでも、肯定されるのでも、否定されるのでもなく、自分が今そう思っていることが良いとか悪いとかじゃないんだ、って気持ち。日本語下手くそすぎ?

他にも言葉選びがとても素直だったりやさしさに溢れていたりするところとか、年を重ねるごとに美しくなるところとか、ずっと愛らしくてサッパリした性格とか、魅力はたくさんあります。
こういう人になりたい、というのとは違うのだけれど、いつまでも憧れの存在だと思う。
演技も好きだけれど、彼女の音楽に触れるのがいちばん好きなので、いつまでもライブをやり続けてくれ〜〜〜!

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