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瞑想することで得られたこと

noteの毎日更新を頑張っていた1年くらい前が懐かしい。noteを開くのも久しぶりです。
皆さんお元気ですか。

一時期、また体調を崩してしまい、やっぱり自分と向き合うことは時間をかけないとダメなんだなとじっくり取り組んでいました。自分の言動が他の人にどう思われるか気になってぐるぐる考えてしまうことや、未来への不安感が少なくなり、私を生きられるようになったなと感じています。
このすっきりした状態になるまで、特にかなり不安定な時期を過ごしてきました。その時から時間が経ってきたので、そろそろ当時のことを振り返りながら、また読んでくださった皆さんのヒントになりそうなことも書いていけたらと思います。

限界がきてしまった
ことの発端は出社している時、突然やってきました。いつも通り事務作業をしようとExcelを立ち上げ、入力しようと思ったとき。突然、頭に雷が走るような衝撃を感じました。そして糸を切るような「ぷつっ」という音も一緒に。
衝撃が治まって再びパソコンに向かおうとするのですが、慣れているはずの作業のやり方を思い出せなくなって、マニュアルを読まないと進まない事態に。帰宅する時もただ電車に乗っているだけなのに、涙が溢れてきて止まらなくなってしまいました。
これはまずいなと病院に行き、しばらく休職することになりました。

瞑想にたどり着くまで
それから2週間くらい、ずっと家にいる生活が始まりました。家事はそれなりにできるものの、寝ても寝ても体がだるくて腰が痛くて、ほとんどベットで天井を見つめて過ごしました。
考えていることといえば、「なぜこうなってしまったのか」「自分の生き方のどこがいけないのか」「社会の中でやっていけないなんてダメなやつだな」…。
そんなことばかりを頭の中に響かせていたので、休んではいても毎瞬が苦しくてもう目を覚ましたくないと思っていました。

2週間くらい経った頃、少し気力が戻ってきた私は、こうなったからには根こそぎ生きづらい部分を取り除くんだという気持ちが湧いてきました。そしてカウンセリングやヨガなど、効果がありそうなものをたくさん調べ始めたんです。ある時、ふと「瞑想」というワードが頭の中に入ってきて、たまたま近くの瞑想クラスを見つけることになりました。
瞑想クラスのホームページにはトラウマやPTSDを抱えた人たちが、瞑想を通して治っていくまでの経緯が書かれていました。読んでいくうちに、自分はうつの症状だけではなくトラウマを抱えていること、そのせいで視野が狭くなり自分を抑えて生きているので苦しさが限界にきてしまったことを理解しました。

普段だったらきっとふーんと流してしまっていたでしょうが、藁にもすがる思いで体験クラスに申込みました。

瞑想との出会い
恐る恐る教室のドアを開けると「…こんにちは」と先生は少しびっくりした様子でした。申込メールの感じからして、もっと年上を想像していたからびっくりしたそうです。
仕事をしている時に頭の糸が切れたような感じがして…とここまでの経緯を話すと、「タイミングがきたのですね」と言われました。

その日は頭の中にある0歳から今までの記憶をいいことも悪いことも1枚1枚映画のワンシーンのように思い出し、それを燃やしてしまうイメージをするというのがレッスンでした。

続けてみると
はじめのうちは頭に思い浮かぶシーンの枚数は少なく、特に10歳以下の記憶はほとんど思い出せませんでした。でも毎日瞑想中も日常でも、思い出した記憶のシーンがあれば、すぐに燃やすイメージを繰り返していました。すると、自分の考え方が少しずつ変わっていくのが分かりました。

実際にあった些細なことを書いておきたいと思います。旦那には時折、カーテンレールのほこりを指でなぞり、私に見せてくる習慣?がありました。私はそれをされると、「ちゃんと気づいて掃除できなかった自分はダメだな」と自分を責めたり、「最近忙しくて細かいところの掃除まで手が回らなかったの知ってるはずじゃん。」と旦那に苛立ちを感じたりしていました。

瞑想をしていて、幼稚園の時に掃除をサボってチャンバラしていて先生に叱られたシーンや、お手伝いで風呂掃除をし終わった時に母から「隅々までやってよ」と言われたシーンを思い出し、イメージの中で燃やしたことがあったんですね。
その瞑想の後、旦那にほこりのついた指を見せられた時、「またできる時に掃除しようね」と普通に流すことが出来ました。
この旦那の習慣は何も悪くなくて、わたしの「掃除をしないのはだめな人だ」や「隅々までやらないと指摘される」という記憶と思い込みが過剰反応を起こさせていたんだと分かった瞬間でした。

瞑想するほどに穏やかになれる
瞑想することの効果は色々と言われていますが、実感としては自分の変な思い癖が薄まりなくなっていくことが大きいのかなと感じています。
わたし自身、毎日の生活の中でイラッとしたり、極端に悲しくなったり、心が割れそうな衝撃があるような時は、そこに関連した記憶とその記憶を体験することでできた思い込みが必ずあると実感しています。

それが分かってから、イライラや悲しみのままに相手や現実を変えようとせずに、自分の中にどんな記憶や思い込みがまだあるのか瞑想してみるようになりました。
そうやって少しずつ記憶と思い込みをイメージの中で燃やしていくうちに、毎日が穏やかにストレスなく過ごせるようになりました。

今苦しい方へのおすすめの方法
①瞑想時間のやり方
ひとりになれる場所で目を閉じて、目の前にキャンプファイヤーの大きな焚き火があるのをイメージします。0歳から今日までにあったことを映画のシーンのように思い出し、1枚1枚のシーンを目の前の焚き火に放り投げて燃やしていきます。
※シーンは無理なく思い浮かぶものだけを燃やします。
※0歳から今日まで一気にやるのが難しい場合は、10歳くらいずつ区切って時間を空けてやっていくのもおすすめです。
※精神的に不安定なときはやらないでください。

②日常でも瞑想を活かす方法
目の前の現実や相手との関わりの中で、ものすごくイライラしたり心がズキズキした時がタイミングです。
相手や現実をどうにか心地よく変えようというフォーカスを自分の記憶の方に向けるのがポイントです。
そして次のように自分に聞いてみます。
・前にも似たようなことがなかったのか?
・あったとしたら、その体験から作り出したマイルールはどんなものか?
思い出せたら、目を閉じて目の前に大きな焚き火があるイメージをします。思い出した記憶のシーンとマイルールで思い浮かんだ言葉が書かれた紙をイメージして、焚き火の中に投げ入れ、完全に燃やします。

自分に質問した時にすぐに答えが出なくても大丈夫です。一度質問したことは頭が無意識の中で考え続けてくれます。少し経ってから記憶が思い浮かんでくることもあるので、同じような状況が現実に起こったら粘り強く自分に問いかけること。
わたしも何回か同じような状況で、記憶が思い浮かばなかったこともありました。
そういうものは、お風呂に入ったり寝起きの時など全然関係ないふとした時に記憶が出てくることも多いです。

※①と併用するのをおすすめします。
※精神的に不安定な時はやらないでください。

まとめ
わたしの瞑想体験がだれかの役に立ったらいいなと思ってお伝えしてみました。
お伝えしたやり方は瞑想をしていく中で、わたし自身に効果が出るように追求してアレンジした方法になります。
わたしも今でも日常の中で瞑想していて、まだあったのかと湧くように出てくる記憶と思い込みと向き合っています。
この記事が誰かの役に立ったら嬉しいです。
(私がお世話になった瞑想クラスはこちら)

最後までありがとうございました!


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