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HSP、INFJの人間的魅力はゆっくり伝わるので、少しも焦る必要はない理由

タイパが叫ばれる現代は「短時間で効率よく〇〇できる」ということにいつも重きを置かれる。

「スピーディーに無駄なく」という価値観は、資本主義の呪いみたいなもので、この定められた限定的な枠にフィットできず苦しむ人は数多い。

人間の魅力って何だろう?

僕は波長の合う人とゆっくり長期的に関係を深めていくタイプなので、付き合いが長くなってから「そんな一面があったんだ!?」と驚かれることが未だにある。

「あなたの素晴らしさを短時間にアピールしてください」と言われても、全員がそれをできるわけではない。

むしろ「短時間」という枠に捉われすぎると、その人が持つ本来の魅力が発揮できないことだってあるだろう。

早く魅力を伝えられる人の方が優れていて、それができない人が劣っているなんてことは絶対ない。

そもそも、魅力を競い合うこと自体無意味なのは言うまでもない。そもそも人の魅力は、比較するものではないのだから。

内向型の人のコミュニケーションは、決して派手なものではない。自分から積極的にアピールするのが苦手な人もいるだろう。

しかしそういった不器用な人の魅力ほど、味わい深い。

当人がその魅力に気づいていなくても、周囲がはっきり感じとれていることは珍しくない。

末永く続く関係は、時間をかけて醸成されていくものかもしれない。

短時間でアピールするために急ごしらえしたものは、どこかインスタントで不自然で張りぼて感を覚える。

魅力とは不思議なものだ。どこか曖昧模糊としているものの、感じられる人は確実に感じている。

「コミュニケーションは受け手の存在が重要である」とよくいわれるが、相手の魅力に気づけるかどうかも受け手に委ねられるところがある。

資本主義社会は数値で言い表らせる定量的なものに価値がおかれやすい。

しかし人の魅力というのは、数値化が難しい。定性的なのだ。

もしあなたが自分をアピールすることが苦手でも、全く問題ない。

あなたがどれだけ口下手でも、あなたの魅力に気づく人は必ずいる。

「鳴かぬ蛍が身を焦がす」ではないが、人前で雄弁に語ることが苦手な人ほど、あじわい深い魅力を自然と放つ。

知らず知らずのうちに、あなたの魅力は確実に伝わっているから何の心配もいらない。

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