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HSPは「NGな人間」を明確に!ドアスラム発生のメカニズム

ここ数年で改めた考えがある。

それは「どんな人でも必ず長所があるから、嫌ってはいけない」というもの。

誰の教えなのか、自身の性格上取り入れた考えなのかわからないが、僕は長年この考えを持ち続けてきた。

そして、その結果、人間関係に疲れ果ててしまった。

元来、自分はあらゆる好き嫌いが極端な人間である。そこを偽るのだから、しんどくなるに決まっている。

大人なので、嫌なことをされたからといって、いきなり極端な行動をとることはないが……、サッカーのイエローカード累積ルール(2枚のイエローは、退場のレッドカードと同等の扱い)のように、「次NG行動をされたら、付き合いをやめよう」となることがあった。

HSPはルールやシステムを上手に取り入れることで、心のバランスを取りやすくなる。

前にこんなことがあった。

F氏という男性がいて、たまにふたりで飲んでいた。

細かいこだわりやマイルールが多く、あるお店で一度、店員さんに絡み出し、それを止めたことがあった。

上機嫌と不機嫌をいったりきたりするような男性で、上機嫌のときは一緒にいて楽しい。

あまりにも会う度に機嫌が変わるので、こちらもしんどくなり始めた。

ある時、3人で焼肉を食べに行こうということになったのだが、お店に入ってからのF氏の様子がおかしい。全然、肉を食べないのである。

理由を聞くと「俺はこの店の肉が嫌いだから、松屋ですでに食事を済ませてきた。だからここでは肉を一切食べない」とドヤ顔だ。

これから焼肉を食べようとするタイミングでの発言だったで、その場は気まずい雰囲気に包まれた。

その場は「ふ~ん」とやり過ごしたのだが、前の店員さんに絡んだ件があったので、この時点で僕の中では「もう二度と会うのはやめよう」と決定を下していた。

累積イエローカード2枚による、レッドカード。僕の人生から退場していただいた。

彼とは焼肉の一件があって以来、一度も会っていない。

今後も会うことはないだろう。

F氏はかなり問題の多い人物だったので、「もっと早めに関係を断ち切っておくべきだった」と反省している。

彼の短所に目を瞑り、我慢しすぎてしまった。

忍耐強い人ほど、人間関係で我慢を重ねやすいが、会わない人とは早めに縁を断ち切った方がいい。

以前「HSPの中にINFJ(提唱者)が多数存在するのでは?」という記事を投稿した。

「INFJといえばドアスラム」と言われるくらい、その界隈でドアスラムは有名だ。

ドアスラムとは、INFJ特有の関係の切り方で、ドアをピシャリと閉めるように相手との関係を絶つことを指す。

振り返ると、何度かドアスラムをした思い出があるが、これは自分の心を守る本能的な防衛行動のように思えてならない。


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