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虹を探して

今日は小野リサのCDアルバム『Look To The Rainbow - Jazz Standards from L.A.  』から、私のお気に入りの曲の話をしたいと思います。

私は小野リサの「Look To The Rainbow」という曲の雰囲気が大好きです。声が本当に優しくて、風がささやくようで、心が温かくて柔らかいものに包み込まれるような感覚になります。

ピアノも、木もれ日がきらめくようで、小鳥のさえずりも聞こえるような美しく流れる音。いつかこんな風に弾けるようになれたらいいなと憧れます。

今までは歌詞はほとんど分からず曲の雰囲気だけを味わっていました。つい最近なんとなく歌詞が気になって調べたら、少し自分と重なるものがあって嬉しくなりました。

特に歌詞のこの辺が好きです。

So I bundled my heart (だから私は心を包み)
And I roamed the world free (世界を自由に歩き回った)
To the east with the lark (東にはヒバリと共に)
To the west with the sea (西には海と共に)
And I searched all the world (そして世界中を探し回り)
And I scanned all the skies (あらゆる空をじっと見つめた)
But I founded it at last (だけど私がようやく見つけたのは)
In my own true love's eyes (私が心から愛する人の瞳の中だった)

私はこの「my own true love's eyes」のところは、「自分自身を温かく見守る瞳」だと思って聴いています。


Look,  look,  look to the rainbow (見て、見て、見てあの虹を)

(中略)

Follow the fellow, who follows the dream! (彼を追いかけて、夢を追う彼を)

この曲は1947年のミュージカル「Finian's Rainbow」の挿入歌だそうです。ここに出てくる「彼」が誰なのかよく分からないので、いつかこのミュージカルを見てみたいなと思っています。

CDアルバムについていた、小野リサの楽曲コメントによると、

”虹”は聖書の「ノアの箱舟」の中で希望を表している

とありました。


最近、色々重なって下を見がちだったのですが、

そんなときこそ、この曲を聴きながら

これからも大好きな空を見つめて

虹を見つけていけたらいいなと思います。



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