エレクトロニクスの大手専門商社である株式会社カナデンの財務諸表(第174期第3四半期)を見てみる

「カナデン、2024年3月期連結業績予想を上方修正 売上高1162億円、純利益34億8000万円に」という記事がめについたので、株式会社カナデンをEDINETで調べることにした。

四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS

「連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、313億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、321億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)の負債合計(281億円)と純資産合計(458億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

四半期連結損益計算書

次に連結損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、21億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、25億円と増加しているので、当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は調子がよかったようだ。最後に報告書をみると、FAシステム事業。FA分野は、半導体供給不足による納期長期化の影響が改善傾向であり、製造業の設備投資も回復基調を持続したことからコントローラシステムや駆動制御機器を中心に順調に推移。産業メカトロニクス分野は、レーザ加工機の案件が減少。産業システム分野は、工場設備の更新需要により計測機器等が堅調に推移。その結果、当該事業としては3,183百万円の増収となり、経常利益は401百万円の増益。ビル設備事業。設備機器分野は、情報通信事業者向け受変電設備案件が増加し、堅調に推移。空調・冷熱機器分野は、店舗向け設備投資の回復により空調機器、低温機器が順調に推移し、住設機器も堅調に推移。結果、当該事業としては1,999百万円の増収となり、経常利益は225百万円の増益。インフラ事業。交通分野は、無線通信機器は減少しましたが、車両の改造案件により車両用機器が増加。社会システム分野は、官公庁案件が前年並みで推移。結果、当該事業としては2,516百万円の増収となり、経常利益は20百万円の増益。情通・デバイス事業。情報通信分野は、金融機関向け画像・映像機器が順調に推移し、電子医療装置の案件も増加し好調に推移。半導体・デバイス分野は、産業機器関連顧客からの産業用パワーデバイスが在庫調整の影響を受けながらも堅調に推移し、電子デバイス品は家庭用電気機器向けが堅調に推移。一方で、データセンター向けHDD用ICは需要減少により苦戦。といったことが書かれている。

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