【読書メモ】余命3000文字
「余命3000文字」 村崎羯諦 :小学館文庫
余命3000文字というパワーワードにより
完全にジャケ買いした本作。これが面白い。
表題作の短編は文字通り、3000文字後に死んで
しまう男の、3000文字の人生を追った作品。
もう設定が面白い。このようにタイトルから
内容が想像しやすく、しかし、中身はそれらの
期待を大きく上回ってくれる作品が合計で
26編も書かれています。神すぎ。
個人的によかったのは、出産拒否で6年間お腹の
中にい続けた胎児のはなし。「だから6年間も
お腹にいたのね…」と、ありえない話を受け
入れてしまう力をもった作品でした。
フィクションに浸りたい方はぜひ読んでみてね!
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