清瀬 健太郎

繊細なぼくの日常や思考を共有しています|コメントで交流したい派|ごりごりのHSS型HS…

清瀬 健太郎

繊細なぼくの日常や思考を共有しています|コメントで交流したい派|ごりごりのHSS型HSP|ADD(注意欠陥障害)|仲介者(INFP)|大分県のサウナー|読書中毒|職業:フリースクール(不登校支援)、放課後等デイサービス|元うつ・適応障害でござんした

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  • 小説 まとめ

    心揺さぶられた「小説」をかんたんな書評と感想付きでまとめています。

  • エッセイ まとめ

    産まれたての言葉を徒然なるままに。

  • 繊細さは武器

    自分の「繊細さ」を誇れるようになった具体的なアクションや、考え方、ルーティンをまとめてます。

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敏感すぎる感性と、向き合う僕。

初めまして。大分県で不登校や引きこもりになっている児童生徒や、障がいのある子どもの支援を行っている、ジャンゴといいます。 ジャンゴと名乗っていますが、これはあだ名のようなもので、本名は清瀬健太郎と申します。28歳、ゴリゴリのHSP(繊細さん)です。 HSPを知らない方のために簡単に説明すると、HSPはアメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が提唱した概念がベースとなっており、日本では「敏感すぎる人」「とても繊細な人」などと訳され、広く浸透しつつある概念です。 昨今、

    • 【映画の感想・レビュー】『碁盤斬り』 :監督:白石和彌/主演:草なぎ剛

      観てまいりました。草なぎ剛さん主演『碁盤斬り』 結論。 世界最高峰の演技力をこれでもかと目に焼き付けれる、間違いなく今期No.1の映画でした! しかし。 ネットでの意見は賛否両論。いや、否の方がやや多い印象がみてとれます。むむむ…… でも、この酷評には訳があると思っていて、それは恐らくですがこの映画を酷評する人の多くは「世界観」を楽しみに、映画を観にいったのではないかなと。 それだときっと「うぅん……」という感じでおわってしまうことでしょう。 みる人によっては、

      • 【読書メモ】横浜コインランドリー/ZOO2

        『横浜コインランドリー』泉ゆたか :祥伝社文庫 新卒から3年間働いたブラック企業をやめ、家にひきこもっていた中島茜。茜はとあるコインランドリーの店長と出会う事で人の温かさや悩んでいるのは自分ひとりじゃないことを再認識していく…。 洗濯を通じて、人と人とが心を通わせ、成長していく様子をふんわりと描いている素敵な小説でした。本当に心が洗われるストーリーでぼく自身、寝る前や仕事おわりに読んでたくさん癒してもらいました。 仕事で忙しい人 家事や育児におわれている人 最近落

        • 【読書メモ】『どう生きる?』 藤原和博

          『どう生きる?』藤原和博 : 祥伝社新書 今と昔の世の中の変化 キャリアの進め方 より自分らしく生きる方法 これらを、著者である藤原和博さんが、自身の経験をもとに丁寧に教えてくれる一冊。 著者いわく、社会的・人間的に大きな影響力や財を築いた人は才能や資質ではなく「場所取り」と「タイミング」に成功の秘訣があるという。 「1万時間続ければその道のマスターになれる」 「プロの分野を3つ持ちキャリアの大三角を作る」 「世の中を知り絶好のタイミングにのる」 これらの学び

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        敏感すぎる感性と、向き合う僕。

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          自分の羽化に気づけない大人たち。

          「大人になったな。」 そう感じる「瞬間」がある。 何かがとくべつ上手にできるようになったとかではないし、大きな目標を達成した時なんかでもない。 なにげない日常と日常のスキマのような瞬間にこそ、そう感じることが多いのだ。 それは、仕事終わりに家の駐車場で車のドアを閉めた瞬時だったり、大型スーパーであてもなくうろついている時だったりする。 そんな何気ない瞬間に「あ、なんかこれ大人になった気がするな」などと思ったりするのだ。 ぼくが最近、大人になったと思ったのは、スマホ

          自分の羽化に気づけない大人たち。

          【読書メモ】 かにみそ/心の枝折り

          『かにみそ』(小学館文庫)著者:倉狩聡 日本ホラー小説大賞も受賞し「泣けるホラー」 として有名になったホラー小説、かにみそ。 2つの話が入っていて、ひとつは何でも食べ、しゃべる蟹のお話。もう1つは人を誘いこむ百合の花のお話。どちらも共通してかかれているのは人の弱い心と、そこでの葛藤。そして決断。 個人的には、表題作も良かったのですが、百合の花の話が好きでした。 両親の死別後、知らない女の人が家に来て、なぜか共同生活するお話です。その家に咲いた百合の花が主人公と言って

          【読書メモ】 かにみそ/心の枝折り

          【読書メモ】余命3000文字

          「余命3000文字」 村崎羯諦 :小学館文庫 余命3000文字というパワーワードにより 完全にジャケ買いした本作。これが面白い。 表題作の短編は文字通り、3000文字後に死んで しまう男の、3000文字の人生を追った作品。 もう設定が面白い。このようにタイトルから 内容が想像しやすく、しかし、中身はそれらの 期待を大きく上回ってくれる作品が合計で 26編も書かれています。神すぎ。 個人的によかったのは、出産拒否で6年間お腹の 中にい続けた胎児のはなし。「だから6年間も

          【読書メモ】余命3000文字

          【HSP】幸福は、耳から。

          1曲。 たった1曲の音楽で、すべてが救われた経験がある。 青い時代の想い出たち。 大人になる1歩手前で味わった裏切り。 なにもかもが不安だった働きはじめ。 仕事に慣れはじめた頃の挫折。 挫折から立ちなおった朝。 すべての想い出の隣には、いつも音楽があった。 時にやさしく抱擁し、時に頬をつたうそれを促し続けた。 ぼくは繊細な心にこそ「これがあれば」という相棒たりうる音楽が必要だと思う。 1曲あるだけで、信じられないくらい支えになるからだ。 つい昨日、ひょんなことか

          【HSP】幸福は、耳から。

          【読書メモ】遠野遥 「改良」

          読後感がいい意味で悪くて、惹き付けられまくった本作。読み終わりホクホクの感想をここに残しておきたいと思います。 ▼以下、感想です▼ 遠野遥さんの本をはじめて読みましたが、とんでもなく引き込まれました。 ものの2時間で読める軽さなのにまるで主人公の人生をすべて追体験したかのような読後感。本当に感動すら覚えました。 本作は、ゆるやかに絶望しながら生きる大学生「私」の納得して生きる部分と、理不尽に納得させられる様を追った物語となっています。 男性であっても女装したい、美し

          【読書メモ】遠野遥 「改良」

          【読書メモ】徒然なるままに、感想。

          昨日よみ終わった、2冊の本をご紹介します📖´- 「四つ話のクローバー」 水野敬也 さん 「夢をかなえるゾウ」でおなじみ、水野敬也 さんがかいた、身近な幸せを知ることができる本。 ちまたのビジネス書には小難しい単語などが 並べたてられていますが、本作はまったく異なります。 水野さんが小説風に、楽しい幸せの見つけ方を 伝えてくれているため、スっと学びがはいってきます。 楽しいと幸せがセットになる時、はじめて学びは 学びとして記憶され、意味をなすなと、あらためて 感じま

          【読書メモ】徒然なるままに、感想。

          パナソニックを1代で築き上げ松下幸之助さんがかきあげた「素直さ」の教科書。 1976年、まだ松下幸之助さんがご存命のうちに書かれた本作は「素直さとは何か?」について1点集中で書かれています。 素直な心とは何なのか?松下さんの心に触れれた気がした、学び深い本でした。

          パナソニックを1代で築き上げ松下幸之助さんがかきあげた「素直さ」の教科書。 1976年、まだ松下幸之助さんがご存命のうちに書かれた本作は「素直さとは何か?」について1点集中で書かれています。 素直な心とは何なのか?松下さんの心に触れれた気がした、学び深い本でした。

          【HSP】休むのが下手くそ。

          繊細さんは、休み方が下手くそだ。 かく言うぼくもなのだが、それはもはや、1周まわって尊敬してしまうレベルなのだ。 週5の勤務を終えクタクタなのに、乗り気じゃない呑み会にいく。 人と接することが疲れるとわかっているのに、だれかのお願いごとや相談を断れず、長時間つきあってしまう。 こうやって文章にして書き出し、客観視すると分かる。 どれもこれも、他人のための行動でしかないのだ。 「こうしたい!」より「こうした方がいいよな…」が勝り、他人のためにが自分の行動原理になって

          【HSP】休むのが下手くそ。

          【今日の戦利品たち📖´-】本屋さんに行ったらさ、本が語りかけてくるわけですよ。時に、小さい男の子のように無邪気な声で「ぼくがいるよ!」と。そして時に夢でみたあの子のように「連れて帰って♡」と。あ、全然関係ないけど、スケベな夢って致す前に起きるんだけど、あれ何で?腹ただしい。

          【今日の戦利品たち📖´-】本屋さんに行ったらさ、本が語りかけてくるわけですよ。時に、小さい男の子のように無邪気な声で「ぼくがいるよ!」と。そして時に夢でみたあの子のように「連れて帰って♡」と。あ、全然関係ないけど、スケベな夢って致す前に起きるんだけど、あれ何で?腹ただしい。

          【読書メモ】自傷本。四月になれば彼女は。

          今、映画も上映していて話題となっている、こちらの本📖 ついに読み終わりました。拙いですが読みたてホヤホヤの状態でぼくの思ったことを書かせてください。 本作は「ラブストーリー」や「純愛」なんていうフワッとした内容じゃありません。 むしろ物語に心を寄せるだけで、スパッと深い傷を負う「残酷」といっても過言じゃない作品です。 恋、愛、結婚、結婚後の生活、人が想起しうる感情やできごとが、グロテスクなまでにリアルに描かれています。 理解しえない愛も愛。 それを受け止めるのも愛

          【読書メモ】自傷本。四月になれば彼女は。

          【読書メモ】ひとつ得て、1つ失う。そうして大人になる。

          本作の登場人物は、大人になる過程で大切な何かを得て、大切な何かを失った人たちばかり。 でもそれは今を生きる僕たちも実は同じ。気づいていないだけで実は多くのものを失っている。 時にそれが人や物だったりする。 家族やお金みたいに。 そして時に、形のないものを失うこともある。 恋心や道徳心、家族・パートナーへの愛だったり。 すべてを肯定するわけじゃないけど、本作にはすごく納得させられて、深く自分をみつめ直すきっかけをもらいました。 ある種の人にとっては人生をかえ、自分

          【読書メモ】ひとつ得て、1つ失う。そうして大人になる。

          朝から趣味の「睡蓮」のお世話。大分県は今日も雨ですが、そんな雨の日こそ睡蓮ちゃんたちはイキイキしています(*^^*) 雨はだれかにとっての嫌な日になるかもしれないけど、だれかにとっては最高の日でもあるんですよね。それが人だとか、人じゃないとか関係なく、ね。

          朝から趣味の「睡蓮」のお世話。大分県は今日も雨ですが、そんな雨の日こそ睡蓮ちゃんたちはイキイキしています(*^^*) 雨はだれかにとっての嫌な日になるかもしれないけど、だれかにとっては最高の日でもあるんですよね。それが人だとか、人じゃないとか関係なく、ね。