一日3食は多すぎる

人間は長い間、存分に食べ物がある状態で過ごしてきたことはありません。
この長い間というのは、数万年とか数十万年という期間のことです。
品質は一旦おいておくとして、存分に食べ物があるのはここ最近のことなので、当然人間の体は食べ物がたくさんある状態に適しているかというとそうではありません。

では、どういう状態に適しているかというと、食べ物が少ない状態に適している体になっています。
つまり、我々は原始人の時とほとんど変わらない状態の体ということになります。
そんな体で急に一日に3食も食べ始めたら、体は消化しきれるでしょうか?

当然、無理です。
無理どころか、体は入ってきてしまった食べ物を拒否できないため、無理矢理にでも頑張って消化しようとします。
その結果、色々な臓器や器官に負荷がかかり、故障してしまいます。
それが病気という状態です。

体は、食べ物が少ない時でもその少ない中から効率的にエネルギーに変換するにはどうしたらいいのか、ということを何万年〜何十万年かけて適応させてきたのです。

そういったことを知ると、一日3食食べるのは食べすぎということが理解できると思います。
とくに大人は一日一食ないしは2食で十分です。

我々が一日3食になったのは明治時代以降のことで、江戸時代までは一日2食だったことも、正しさを示していると思います。

とくに朝ごはんは食べない方がいいと私は考えています。
理由は、人間の体は午前中は排泄モードになっており、前日までに食べたものや何らかの要因で生み出された毒素を外に出す働きをしていると言われています。
(朝起きると、鼻水や目やにが出ていたり、息が臭かったりするのは毒素を外に出しているからです)

この排泄モードは午前中いっぱい続きますが、そこに食べ物が入ってしまうと、体は食べ物を消化することにエネルギーを使ってしまいます。
本来なら毒素を排泄することにエネルギーを使うはずが、食べ物の消化に使ってしまうため、毒素が抜けきれなくなってしまいます。

なので、私はなるべく朝ごはんは食べないようにしています。
(どうしてもお昼に食べられない予定などがある時には少し早めに食べることもあります)
(そのあたりは臨機応変に対応しています)

少し話が逸れましたが、歴史的な体の進化の観点からも、一日3食は多すぎると思います。

我々は幼い頃から一日3食が当たり前のような社会で生きてきているため、あまりに当たり前すぎて疑いもしていなかったと思いますが、そういう「当たり前に隠れた間違い」というものが多いように感じています。
そういったことをこれからも勉強し、発信していければと思っています。

この記事がお役に立ちましたら幸いです。

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