ACL決勝第1戦の感想と、ガンバ優勝時の思い出

昨日の夜、横浜F・マリノスが初優勝を掛けて、ACL決勝第1戦に挑みました。相手はUAEのアルアインです。

試合は前半の早い時間にカウンターからアルアインが先制。マリノスはボール保持しながらシュートを放つも相手GKに防がれるシーンが続き、あわや2失点目というシーンまでありました。

しかし後半、粘り強く戦っていたマリノスが2点を取って逆転に成功。有利な状況をもって第2戦のアウェイゲームに挑めることになりました。レフェリーのジャッジ、アルアインのくそ長いゴールパフォーマンスや後半開始時に出てこないことなど、イライラすることもあったと思いますが、マリノスの選手もスタッフも冷静にファイトしていた良いゲームだったと思います。

これまでJリーグクラブのACL優勝は、浦和レッズ、ガンバ大阪、鹿島アントラーズの3クラブだけでしたが(アジアクラブ選手権時代の磐田は別として)、4クラブ目の栄光を横浜F・マリノスは掴めるでしょうか。

ガンバサポとしては、この決勝戦を見ながら、ガンバが優勝した2008年のACLを思い出しました。あの時のガンバはアウェイ全勝とか訳の分からない勝負強さがあったりしましたが、攻撃こそパワーと言わんばかりの西野サッカー全開でした。

浦和レッズを準決勝で倒して決勝に進み、決勝の相手はオーストラリアのアデレードユナイテッド。鹿島に完勝した難敵、と思われていましたが、終わってみれば2戦合計5-0のスコアでガンバが勝ってしまいました。

マリノスと同じく、第1戦が日本、第2戦が向こう側のホームでしたが、万博スタジアムでの第1戦は平日の水曜日開催でした。そのことを思えば、今のACL決勝は羨ましいですね。

平日とは言え、ガンバサポーターは集結し21,000人のキャパに対して20,500人が詰めかけ、緩衝地帯を考えるとほぼ満員でした。スローインでガンバボールになるだけでスタジアム全体で拍手して後押しする、過去最高の雰囲気の中で、前半のうちにカウンターから2点、後半にコーナーキックから1点追加して3-0でガンバが勝利しましたが、内容的にはそれ以上の差が付いていた試合でした。

第2戦は1週間後の水曜という、これまた今とは異なる厳しい日程で、さらに週末には普通にJ1の試合があるメチャクチャなスケジュールでした。それでも第2戦でもガンバは第1戦同様に前半で2点取り、合計5-0のスコアになってからは時間をつぶし、そのまま試合終了。決勝2試合で3点取ったルーコン(ルーカス)が凄すぎましたし、両試合で華麗なスルーパスからアシストした二川も素晴らしいパフォーマンスでした。さすがに平日にアデレードまで行くわけにもいかず、試合観戦はスカパー!でしたけれど、仕事を終えて自宅に戻ってテレビを付けたら既にガンバが2点リードしていたので、緊張感もなく優勝が決定する瞬間を待っていたことを覚えています。

と、長々と昔語りをしてしまいますが、アジアチャンピオンの思い出はこれくらい語れる良い思い出になります。横浜F・マリノスの選手、スタッフ、サポーターの皆さんが、同じように人生に残る思い出を作ることを祈ります。

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