Jリーグでのセカンドチームリーグの見込と理由を個人的に推測する

先日、スポニチのすっぱ抜きだったのか、スポニチのみがJリーグのU21リーグ構想について記事にしていました。

記事にもある通り、U21選手の出場枠についてルヴァンカップでは制限を掛けたり緩和したりしていましたが、カップ戦特にノックアウト方式の大会ではほぼ意味が無いでしょう。やはりリーグ戦で年間通じてそれなりに試合経験を積まないと成長できません。

ガンバはU23でJ3にかつて参戦していて、運営側のクラブは大変だったでしょうけれど、サポーターとしては楽しかったです。土曜日はトップチームのアウェイゲームを画面越しに応援し、日曜日はU23チームの試合をパナスタで楽しみ、次週はその逆、ということが出来ていましたから。

土曜日にアウェイで松本山雅とのトップチームの試合を応援し、日曜日に同じくアウェイで長野パルセイロとのU23チームの試合を応援して、観光して帰ってくるなんてことも出来たくらいです。

それはファン目線の話ですが、選手としても練習だけでなく試合をすることは重要なわけで、今回の構想のU21リーグは歓迎する向きが多いでしょう。

課題は費用面及び選手が足りないチームはどうするか、またモチベーション的に公式戦ではないので難しいところがある点でしょうか。それはかつてのU23チームでも同じで、何かしらのJリーグからの支援があるかも知れませんし、高校野球みたいな合同チームなんてこともあるかも。

副次的な問題としては、出場機会確保のためにJ1クラブの若手がJ2,J3に期限付き移籍(大抵は年俸は元クラブ持ち)していたケースが減ることでしょうか。有望な若手選手のステップアップ元だとしても、強化の一環として利用していたJ2・J3クラブとしては痛いかも知れません。

大学との連携も含めてということですから、「ガンバ大阪+関西大学」v.s.「セレッソ大阪+大阪体育大学」なんてこともあり得ます。

個人的に一番大きな理由としては、10台後半のトップクラスの選手が、Jリーグに入ってもすぐに試合に出られないくらいなら、最初から欧州で頑張る、という選択肢を取られるとJリーグ自体の地盤沈下になりかねないというところかと思います。

U21リーグが公式戦ではないとはいえ、そこでずば抜けた活躍をすればトップチームに引き上げてすぐに公式戦出場ということが出来ますので、J2・J3への期限付き移籍よりは柔軟に起用出来ます。かつての食野亮太郎もそんな感じでトップに引き上げられてすぐに活躍してすぐにイギリスに行っちゃいましたねえ・・・。

久保建英や堂安律なんかもU23チームで試合に出ていたのですから、今回のU21リーグも若手、特にユースレベルじゃ物足りないクラスの選手にとっては結構良い構想なのではないでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?