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【新社会人のみなさんへ】大企業に就職した自分が起業した3つの理由

新社会人の皆さん、就職おめでとうございます!
晴れて大企業に入社された方は、「人生の優良コースに乗った」と喜んでおられる方も多いでしょう。

大企業以外の会社に入社された方は、
「これからキャリアアップして活躍するぞ」
「無難に立ち回ってコスパ&タイパ良く生きたい」
など様々な展望を抱いておられるかと思います。

かくいう私は、
最初のキャリアは大手電子部品メーカーの法務職からスタートしました。

大手企業に就職した理由は、経営状態が安定しているため将来食いっぱぐれることがなく、安泰だろうと考えていたからです。

ところが、そうはなりませんでした。

起業したのです。

かつての自分とは正反対の考えです。

それはなぜか?

沢山ある理由の中から、今回は3つご紹介したいと思います。

終身雇用はいつまで続くのか

定年まで働いて、その後は年金+貯蓄などの自己資産で生きる。そんな人生プランを描いていました。そのプランの大前提は終身雇用で、僕らの親世代はこの人生プランで生活していたのです。

親の人生プランの中に含まれていた「子ども」はそれで良いのかも知れません。しかし、この令和の時代に同じ人生プランで良いのか、疑問を抱きました。

「終身雇用はいつまで続くのか?」

最近ニュースでも取り上げられたのですが、トヨタ自動車の豊田章男社長が終身雇用の維持の難しさについて発言したり、経団連の中西宏明会長が雇用制度見直しの重要性を語っています。

「給料」の仕組みは労働力の再生産

給料の金額はどのように決まっているのでしょうか?
なぜ、どの会社でも一律、高卒・大卒・大学院卒の給料がおおよそ同じなのでしょうか?
私はこの本を読むまでは知りませんでした。
『働き方の損益分岐点』という本です。

よく考えると確かに、と思いましたが、経営者は給料を支払う約束はしますが、従業員の人生まで保証はしてくれません。給料は「労働力の再生産コスト」であるという現実を学びました。

結果的に自分は起業しましたが、別に会社員が悪いわけではなく、資本主義というルールで生きている事を知っておいた上で人生設計をした方がいいと思うのです。

年金制度はいつまで維持できるのだろうか

合計特殊出生率が1.5%未満になると、超少子化とされています。日本の2019年の合計特殊出生率は1.36%と1.5%を下回っており、人口は将来的に半減する見込みです。

同時に、日本は2021年時点で、高齢化率は29.1%であり、このまま高齢化が進むと2065年には3人に1人が高齢者であると言われています。

自分が現在、仮に20歳で、社会人として働いているとしたら、このあと40年間は、年金を納めるのは高齢者のための税金の様なものに等しいと感じます。働いた結果得られる給料から、自身の老後資金に十分充てられるとは思えません。そのため、同様の懸念から、節約したり副業や株などを始める方もいるでしょう。

自分の周りではですが、ベンチャーを含む中小企業へ就職した友人の方が、老後を含む今後の事を考えているような気がします。

まとめ:起業する選択肢を含めて人生プランを検討する

・大企業でさえ終身雇用の維持は困難(外資はもっとシビア)
・給料をそのまま使っていても、生活は豊かにならない
・年金の仕組みも破綻しているように思う

以上の3点を考え、大企業の会社員を普通に続けていても思ったように人生が進まないと思いました。

結果的に、自分の場合は起業することを選択しました。

結局、生きてる時間の多くを仕事で使うのだから、会社の都合や状況ではなく、自身の選択で決めて生きたいという方は起業やフリーランスの方があってるのかもしれませんね。

念のためですが、会社員が悪くて起業が良いと煽っているわけではありません。あくまで個人的な意見ですので悪しからず。

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