28、社員は、どんなことをどれだけすれば評価できますか?
中堅中小企業では、社員評価制度(いわゆる人事評価)を入れていないところがまだまだ多くありますね。
社長や部長等のなんとなくの感覚で、
遅い時間まで頑張っているから評価してやるとか、
成果は上がっていないけれども良く提案するなどということで、
評価をしたりしますね。
ひどい会社では、社長や部長が飲みに行こうと言うと
フットワーク軽くついてくる社員を評価したりします。
社内の職種や役職別に、誰が、どんな仕事を、どんなふうにして、
いつまでに、どれぐらいすれば成果があると言えるのかを
明確にしていないのですね。
人事評価で目標設定をするのは、
ある意味では会社と社員の契約書のようなもので、
明確にしなければ社員は思うように動いてくれないですね。
自由にしていいとか、任せるとだけ言って放置しているような会社では
社員は自分勝手に動いてしまい、
結果的に嫌なことやめんどくさいことをやらなくなりますね。
社員に向けて会社の方針を説明し、
何をいつまでにどれぐらいやって欲しいかということを
ある程度示していかなければ、正確な評価ができませんね。
社員の成長にもつながりません。
(人材定着指導士テキスト:第4章4項)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?