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【採用マーケティングの教科書】#4 採用マーケティングが普及しない4つの要因

想定読了時間:5分


はじめに
本シリーズは、筆者の知見をもとに採用マーケティング実務について体系的にまとめたものです。

前稿「#3.採用マーケティングで得られる効果とは」では3つのことについて述べました。
1.採用コストを抑えられる
2.ミスマッチの防止が期待できる
3.採用コンテンツは会社の資産になる


実際に採用マーケティングをやろうと思っても、いろいろな弊害があってできない、という方もいらっしゃると思います。

具体的にその弊害とは何でしょう?
言葉に詰まる人のためにも、その要因を言語化してみたのが本記事です。

採用マーケティングを実践できない要因が分かれば、その対策法も明確になるはず。ぜひ、そのモヤモヤを本記事でチェックしてみてください!

想定読者
●採用担当者
●採用責任者
●経営者

本稿を読むメリット
●採用マーケティングが普及しない要因が分かることで、具体的なアクションが明確になる

筆者プロフィール
富山県富山市出身。不動産業を営む家系に生まれる。
明海大学不動産学部卒。不動産専門紙に新卒入社。経営者ら800人以上を取材する。その後、税理士法人勤務を経て創業20年以上の不動産会社(スタンダード市場)にマーケターとして入社。歴代最速で平社員から課長職に昇進。経営会議メンバーとして全社マーケティングの戦略立案等に従事する。その傍ら、採用マーケティングを主体的に展開し、年間直接応募200名以上を獲得。現在はグローバルIT企業の採用マーケティング責任者としてエンジニア採用の採用マーケ業務に精を出している。
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メッセンジャー

1.採用マーケターが増えない要因

「採用マーケティング」は新しい用語ではありませんが、一つの採用手法として取り組んでいる企業はまだまだ少ないのが実態です。
なぜでしょうか。4つの要因が考えられます。

それぞれみていきましょう。

要因1:何をする職種なのかが不明確


採用マーケティング自体が体系的にまとめられていないので、それを実行する採用マーケターが何をする人なのかが分からないからではないでしょうか。
逆に言えば、何をすべきかが分かれば挑戦する人は増える、と考えています。

採用マーケティングは、採用担当者の新たなキャリア選択肢になります。
今後のキャリアに悩む採用担当者にとって、本記事はキャリア形成に役立つ内容になっているので、ぜひ最後まで読んでください。


要因2:マーケティングの知見がない


採用業務をしていると、ブランディングや広告運用が重要だと感じる局面も出てくるでしょう。
次にこうは思いませんでしたか。要件定義の仕方や具体的なやり方が分からない、と。

無理もありません。
マーケティングは抽象度が高いのでフワッとしています。採用業務はかなり具体的な業務なので、ギャップを感じるのだと思います。

ここで重要なことを言います。
採用マーケを実践するために、マーケティング実務を身に着ける必要はありません。わざわざマーケティング部署に異動したり、スクールに通う必要もありません。
では何をすべきか。「マーケティング思考」を身に着けることで解決します。
マーケティング思考は全ビジネスパーソンが習得すべき考え方で、これも番外編という形で解説しようと思います(楽しみにしていて下さい)。

要因3:採用業務で手一杯


これに尽きるでしょう。
正直、採用マーケ云々の前に、目の前の業務に一生懸命というのが実情でしょう。

採用担当者は本当に忙しいと思います(そして理不尽なことが多いですよね)。日中は面接やエージェントとの打合せ、社内MTGでスケジュールが埋もれます。定時後に事務作業などの残務に着手することも少なくないでしょう。これでは企画業務に着手するのは厳しいだろうと思いました。

やりたくてもやれる状況じゃない」。

きっと多くの採用担当者がこう思っているのではないでしょうか。

要因4:会社が重要視していない


最後の要因は、会社がそもそも採用マーケティングを重要視していないパターンです。
潜在層へのアプローチが重要であることや、採用コストのカットが課題であるといったことに関心がない・・・そんな企業を指します。

「金を積めば人は採れる」。
そう思っている経営者もいるでしょう。
確かに、エージェント費を他社よりも増やせば優先して紹介してくれるかもしれません。ですが、その紹介するエージェントが自社を理解しているかと言うと、そうとは言い切れません。

「なんとなく入れそうだから応募する」、そんな人材ばかりが集まります。カルチャーを軽視する企業は内部から腐り始めます。そんな企業の行く末は、想像に難くありませんね。

採用担当者であるあなたは、同じ船に乗り続けるべきかをよく考えるべきです。お金を積んで人を採用する。でもミスマッチな人材だからすぐ辞める。またお金を積んで採用する・・・。

負の連鎖は止まりません。
これで採用担当者としてのキャリアアップは望めるのでしょうか。

2.採用担当者がやるべきこと

採用マーケティングが普及しない4つの要因についてご紹介しました。
以上を踏まえた上で採用担当者(責任者)が取るべき行動は次の通りです。

①本シリーズで採用マーケティングの理解を深める
②西田に相談して具体的なアクションを検討する
③経営層に対して採用マーケに取り組むべきだとプレゼンする
④現在の勤務先で小さく実践する or 実践できる環境に転職する

まずは採用マーケについての理解を深めないといけません。
本シリーズを通してインプットいただくのも一つの手段です。

しかし、本シリーズは毎週日曜日の投稿なので、そのペースは遅いです(すみません汗)。

それに企業の状況によって打つべき施策、打てる施策は異なります。

「もう少し早く具体的に知りたい!」という採用担当者や経営者は、ぜひ西田に直接ご連絡ください。

採用マーケの知見共有以外にも、マーケティングの知見共有だったり、現在の課題感や組織状況、展望、具体的なアクションについて伴走スタイルで共に考えたいと思います。※もちろん無料です。

(私もあなたと繋がりたいのが本音です)

ご連絡先
メッセンジャー

西田との相談で、状況整理・具体的なアクションプランが明確になったら次は経営者にプレゼンです。
(経営者の方はさらに人材・人事戦略まで話しましょう)

無事決裁を得られれば、小さくスタートしましょう。

まとめ

それでは本記事のまとめです。

本記事のまとめ
・採用マーケをやりたくてもやれる状況じゃない
・西田と個別でお話しましょう!

採用マーケティングは潜在層にアプローチし、自然応募を増やす施策です。
それにはマーケティングの知見が不可欠。
また、具体的な採用マーケ業務についても知る必要があります。

次回は採用マーケターの業務内容について解説します。

ではまた!

本シリーズは毎週日曜日に更新します。お楽しみに!
(人気シリーズになれば投稿頻度をあげます。♡50以上が続けば投稿頻度あげますので応援よろしくお願いいたします笑)

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