見出し画像

【腐向け】AIに二次小説は書けるのか?!

ChatGPT、「医学部の試験にパスできる!」「有名大学のMBAに入学できる!」あるいは、「平気で嘘をつく!」など、とても話題になっていますね。アメリカでは、ChatGPTで書いた本がkindleで売られているという記事も見かけました。
今回は、この話題の生成系AI、「ChatGPT」で二次創作はできるのか?!を試してみようと思います。

まずは、「百聞は一見に如かず!」ということで、ChatGPTの書いた小説を見てみましょう。

小説の設定:
・登場人物は、A(攻め)とB(受け)
・転生パロディ
・前世で軍人だった二人が、転生後の世界で再会する
・前世ではB(受け)が上官、A(攻め)が部下
という感じで、「部下が攻めで上司が受け」という下剋上系カップルを想定しています。

=====以下、ChatGPT小説=====

タイトル:再び出会った二人



プロローグ:
湖畔の美しい街にあるホテルは、かつては多くの観光客で賑わっていたが、最近は財政難に陥っていた。ホテルを経営するA(攻め)は、悩みを抱えながらも、必死で再建を試みていた。そんな中、B(受け)という名前の美しい青年が現れ、自分を雇ってほしいと頼んできた。

一章:
「自分がホテルを再建してみせる」というB(受け)の言葉に、A(攻め)は当初は反対していた。十分な給料を支払えないからと、B(受け)を雇うことを断った。しかし、B(受け)は頼み込んできて、最終的にA(攻め)は彼を雇うことにした。B(受け)は、フロントデスクから清掃まで、どんな仕事でも率先して行い、徐々にホテルの状況は良くなっていった。

二章:
B(受け)の尽力によって、ホテルは再建され、再び多くの観光客で賑わうようになった。A(攻め)は、B(受け)に対して感謝の気持ちを抱いていたが、彼が前世で自分の上官だったことを知る由もなかった。B(受け)は、前世で自分を救ってくれたA(攻め)に恩を返すためにホテルにやってきたが、そのことを打ち明けることはできなかった。B(受け)は、A(攻め)に対して惹かれていくが、前世で自分のせいでA(攻め)が命を落としていることを知っているため、複雑な思いを抱えていた。

三章:
B(受け)は、A(攻め)に前世のことを打ち明けることができず、悩みを抱えたままでいた。しかし、彼はA(攻め)に対して惹かれる気持ちが強くなり、ついには告白する決意を固めた。その日、B(受け)はA(攻め)をホテルの湖畔に誘い、自分の本当の気持ちを打ち明けた。A(攻め)は、驚きと同時に彼の気持ちに応え、二人は付き合うことになった。

四章:
A(攻め)とB(受け)は、一緒に働きながら、互いの想いを深めていった。しかし、B(受け)は前世のことを引きずり、A(攻め)に対する罪悪感を感じていた。ある日、B(受け)はA(攻め)に前世のことを打ち明けようと試みたが、なかなか言葉が出なかった。A(攻め)は、彼の悩みを感じ取り、優しく彼を受け止めた。B(受け)は、A(攻め)が自分を許してくれたことで、ようやく前世の罪悪感から解放された。

五章:
B(受け)は、A(攻め)との関係を進める前に、前世の出来事を打ち明ける決意を固めた。彼はA(攻め)が前世の記憶を持っていないことを知っていた。それでも、B(受け)はA(攻め)に自分の過去を話すことに決めた。
ある日、B(受け)はA(攻め)と一緒にいるとき、ついに前世の話を切り出した。「A(攻め)、私は前世であなたの上官だったんだ。あなたは私を庇って命を落とした。でも、あなたは前世の記憶を持っていないから、私が話すしかなかったんだ」とB(受け)は言った。
A(攻め)はB(受け)の話に驚き、しばらくの間沈黙した。彼はB(受け)をじっと見つめ、そしてやさしく言った。「B(受け)、前世の話を聞いて驚いたけど、それでも君を許すよ。君は今の君で、前世とは違うんだ。だから、過去のことは忘れて、今を大切にしよう」B(受け)はA(攻め)の言葉に胸がいっぱいになり、涙を流しながら彼に抱きしめられた。彼は自分自身を許し、そしてA(攻め)と一緒に、新しい人生を始める決意をしたのだった。

六章:
A(攻め)は、ある日突然前世の記憶を思い出した。彼は悲しみと苦悩の中で、自分が前世でB(受け)を庇って死んだことを思い出した。そして、B(受け)が自分の上官だったこと、そして自分がB(受け)に恋をしていたことを知った。
A(攻め)は、B(受け)に会いに行くことを決めた。彼はB(受け)の部屋のドアをノックし、B(受け)が出てくるのを待った。B(受け)がドアを開けると、A(攻め)は彼を見つめながら、自分が前世で彼を愛していたことを告白した。B(受け)は驚いた表情を浮かべたが、A(攻め)が自分を愛していたことを知って、彼の死を悲しんでいたことを思い出した。彼はA(攻め)が自分を愛していたことを知って、彼に対する感謝と愛情を深めた。二人は、前世での出来事を共有しながら、今後もお互いを大切にすることを誓った。そして、自分たちが前世で選んだ道を辿り、今生も一緒に歩んでいくことを決めた。

エピローグ:
A(攻め)とB(受け)は、お互いの想いを確かめあい、愛を育んでいく中で、幸せな時間を過ごしていた。A(攻め)は今度こそB(受け)を生涯守り抜くと心に決め、勇気を出してB(受け)にプロポーズした。B(受け)は涙を流しながら、喜びを受け止めた。
A(攻め)は、前世でB(受け)を守ることができなかったことを後悔しており、今度こそB(受け)を守り抜くと誓いました。そして、A(攻め)とB(受け)はホテルのスタッフに祝福され、結婚式を挙げた。
二人は、お互いの愛を確かめ合い、幸せな家庭を築いていくことを決めた。彼らの愛の物語は、永遠に語り継がれることとなった。

=====以上、ChatGPT小説=====

皆さんはどう感じましたか?
個人的には、「おお、思った以上に小説!」という感想です。本格的な小説とまではいえないまでも、きちんとストーリーができていますし、起伏に富んだ物語になっています。小説のたたき台、プロット的なものやアイデア出しには十分使えるのではないでしょうか。
ちなみに、物語を盛り上げるエピソードを追加で書いてもらったものが以下の内容になります。

=====以下、ChatGPT小説=====

■AとBのデートシーン(三章と四章の間くらい)
A(攻め)とB(受け)は、デートをするようになりました。ある日、A(攻め)はB(受け)を公園に誘いました。公園には花が咲き乱れ、爽やかな風が吹いていました。二人は、仲良く手を繋いで花畑を散策していました。すると、A(攻め)がB(受け)に寄り添い、彼の唇がB(受け)の唇に触れました。B(受け)は最初は戸惑いましたが、すぐにA(攻め)の温かさに包まれ、彼の唇に応えました。
その後、二人は互いの想いを確かめ合い、キスを繰り返しました。A(攻め)はB(受け)に優しく微笑みかけ、彼を大切にする決意を新たにしました。

■B(受け)がA(攻め)への愛情を強めるシーン(五章と六章の間くらい)
彼らは一緒に働きながら、日々の生活を共に過ごしていた。A(攻め)は、B(受け)が疲れている時は、彼の分まで働いたり、彼を気遣って休息をとらせたりすることがあった。その優しさに、B(受け)はますます彼に惹かれていった。
ある日、B(受け)は風邪をひいてしまい、寝込んでしまった。A(攻め)は、彼が熱を出していることを知ると、すぐに彼の世話をし始めた。B(受け)は、彼がそばにいてくれることで心が安らぎ、安心して眠ることができた。その夜、B(受け)は目が覚めると、A(攻め)が彼のそばで寝ているのを見つけた。彼は、A(攻め)が疲れているにもかかわらず、自分のためにそばにいてくれたことに感動し、彼にキスをした。
B(受け)は、A(攻め)の優しさや思いやりにどんどん惹かれていくのを感じていた。A(攻め)にとっても、B(受け)がそばにいてくれることが何よりも幸せだった。二人は、お互いに大切な存在として、お互いを支え合いながら日々を過ごしていた。

=====以上、ChatGPT小説=====

ChatGPTで小説を書くにあたり、私が行ったのは以下のような作業です。

・登場人物や物語の舞台などを設定する
・二人が惹かれ合い、恋をするラブストーリーであることの明確化

これらを明確にし、ChatGPTに「この設定で小説を書いて」とお願いします。ChatGPTの書く内容が指示から逸れてしまった時は、「〇章をこの設定で書き直して」と指示して、書き直してもらいます。
追加のデートシーンや風邪のエピソードなどは、「デートシーンを書いて」「BがAに対して気持ちを深める場面を書いて」と指示してChatGPTに書いてもらいました。なので、キスシーンや風邪をひいた受けを攻めが看病するエピソードなどは、ChatGPTの創作です。(風邪のエピソードめっちゃ萌える!と思いました。笑)

このまま本にして売れる!というレベルではありませんが、結論「ChatGPTは小説をまあまあ書ける!」。少なくとも「アイデア出しやストーリーづくりにChatGPTは使える!」と思います。
また、ChatGPTで小説を書いてみて感じたのが、「妄想を文字にすることの素晴らしさ」です。AとかBじゃなくて推しの名前で出力されると、ChatGPTの機械的な文章でもぶっちゃけ萌える。笑  二次小説を書くことの楽しさに改めて気づけたという意味でも、今回の検証は良い経験になったと思います。

ありがとうございます。 好きを形に!たのしく同人活動!を目標にがんばります!