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日記18 2022_1016-1022


こんばんは。週に1記事、もしくは2週に1記事くらいのペースでざっと日々の出来事や雑感を書いてます。

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写真はその週に撮ったものを1枚。象設計集団による進修館。居場所がたくさん。

20221016(Sun)
制作した家具の撮影をお願いしている後輩友達と、撮影に必要な諸々を仕込む1日。大きな荷物を運ぶために車を借りていた、かつ、会期が今日までの良さげな展示の存在を知ったため、強引に鎌倉へ。道中友達が、会話の流れで大方”エモい”というワードが出てくるであろうと予測できることろで、”えも言われぬ気持ちになる”と言うという高度な言葉遊びを乗りこなしていて笑った。
北鎌倉は円覚寺にて『リナ・ボ・バルディ展』を観る。彼女の家具は愛嬌と深い地域性や民族性のバランスが絶妙であってとても愛着が湧く。家具において「厚み」と「丸み」そして「大きなディテール」を持つことについて考えなければいけないななどと思う。お寺での家具の展示はとても素敵なものでした。
続いて友達の実家に赴きお目当ての道具を回収。ついでに近所にあった象設計集団の『進修館』を案内してもらう。象の建築はお初。庭でイベントを行う子ども大人の入り混じったグループ、綺麗な身だしなみで花束を抱える女性たち、ゲームや勉強をしている子どもや学生、将棋を打つおじいさん。本当にいろんな人たちがいて、とても使い倒されている建築だなと感動。そういった豊かな土壌としての成立の成功には、抽象的な言葉を選ぶと、一般の使い手の方々にも伝わる、建築や家具が纏う熱量みたいなものが起因していると感じた。モノが纏う熱量。これを作品に宿らせるには、何が必要なのか。具体的な言葉で、これまた考えなければいけないななどと思う。
近所の行きつけの中華屋さんが日曜夜にもかかわらず閉まっていた。おじいさんが1人で回していたので体調を崩してしまったりしたのではないかと心配。

20221017(Mon)
息苦しい。後ろめたさがあるから。
納得のいかない1日が多い。自分が過ごす時間に納得すること。納得できないと、人のせいにしてしまったりする。納得するためにはどうしたらいいのだろう。今のところ、自分は頑張らないと納得出来なさそうだ。大事なことかもしれないけれど、窮屈なことでもある。頑張らなくても納得できる大らかさ。いつか身につけることができるのだろうか。

20221018(Tue)
納得できていない状態について。納得ができていないと、周囲に気まずさや後ろめたさを抱く。気が咎める。
それは、納得していないと、行動の理由をうまく説明できないからだ。ぼんやりとやり過ごしている。ひいては、存在理由が霞む。そうすると妥協するし、甘えもする。
はっきりと生きるためには、納得していることが重要だ。納得している状態とはつまり、小さな納得を連続させること。
自分は今、睡眠時間を確保して明日をぼんやり過ごすことよりも、頭をクリアにするために書くことが大事と納得しながらこれを書いている。ということにしてみたりする。

20221019(Wed)
生活と精神の乱れと少しゆとりのあるお昼休みであったことが相まって、強烈な食欲に襲われ、現場近くの食べ放題ランチを検索。体にいいものを、体に悪いくらい摂取可能な相反のテーマパークこと『ハーベスト』を近くに見つけたので即決。存分に堪能する。勉強や設計制作に夢中になる徹夜とハーベストは、人生における二大相反であり、これらを楽しむことができる者のみが到達できる裏の世界はある。と思う。ハーベスト最高でした。
近所の中華屋さんが営業していた。とても安堵。

20221020(Thu)
デザインや設計の仕事をしていても、自分の考えのみで首尾一貫した全体をつくれることは稀有である。上司やチームやクライアントの意向に従わなければならない局面は、多い(もちろん自分がまだまだ未熟であるから)。そこで、かなり力を込めた自分の案が、鶴の一声であっけなくデリートされるという惨事を回避するために、こまめに方向性の擦り合わせを仕掛けることが大切になる。ただ、そこでも自分の推し案と、まあこちらの可能性もあるかくらいの案を差し出すことになることもあり、ここで推し案を却下されるのはなかなかしんどい。その時のしんどさを少しでも和らげるためにやっていることがある。「どれがいいですかね?」と伺いを立て、推し案が選ばれたら「(そう)ですよね。」、違う案が選ばれたら「(そう)ですね。」と言い分ける。「よ」があるかないかで、その判断に対して伝わる自分の寄り添い具合が変わる気がするので。ここに微かな意志を宿す。相手に原因不明の (あれ、判断は受け入れられたけど、なんかちょっと気持ち良くないぞ?) という感覚を与えられたら儲けもの。そんな無意味な抗いに頭を使っている暇があれば実力を身につけましょう。

20221021(Fri)
気持ちのいい秋晴れが続く。チャリ通を始めて、気候を肌で感じることの気持ち良さとありがたみを噛み締めている(キャンプもそうだ)。夏を回避し、秋から始めた小賢しい素人の戯言。
Google Mapsで、勤め先である工房の口コミに酷い文章を書き込まれてしまった。こちらに完全に非がないわけではないので反省すべき点はある。が、かなりの偏見が注ぎ込まれた雑なお化粧盛り盛りな内容で、ゲンナリする。特定できない辛辣な眼差しが、確かに存在する居心地の悪さ。怖さ。直接誤ったり説得したりできない辛さ。自分は、そんなの気にしないと割り切って進めるタイプの人間ではないので、晒されるポジションで頑張っている人は本当に尊敬する。得体の知れない恐怖との戦いは、並大抵のものではないだろう。不確かで確かな恐怖。不健康である。

20221022(Sat)
忙しい土曜出社。夜は食事を兼ねた打ち合わせ。穏やかではない土曜日。てんてこまい土曜日断固拒否派閥過激派。
以前書いた裏nanacoについて、具体的に書くと、nanacoカードをかざす斜めのパネルから上に少し距離のあるところに水平面があり、そこにカードを置きっぱなしにすればパネルにnanacoをかざさなくても反応するので、チャージなどで画面操作やお金の出し入れをする際に両手を空けることができるという裏ワザがありますよと素敵な店員さんに教えてもらったのである。これでとても快適にお釣りありのチャージも行うことができ、裏感があってとても好きで、興奮していた。以降はその裏ワザを使って快適な裏nanaco界ライフを堪能していたわけだが、置きっ放しのままレジを後にしてしまいnanacoカードを紛失しました。裏の世界でうまくやっていくのは難しい。

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