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日記15 2022_0918-0924

こんにちは。週に1記事、もしくは2週に1記事くらいのペースでざっと日々の出来事や雑感を書いてます。

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写真はその週に撮ったものを1枚。旅行先の伊東にて。海と雲。

20220918(Sun)
大学時代のサークルの同期と旅行。天気はご生憎さま。けれどみんなで車である程度遠くまで移動して、コテージで一緒に火を囲んで飯を食えさえすれば、最強に楽しい思い出になるのだから不思議だ。幹事とサークルの創始者に深謝。

20220919(Mon)
旅行を早退して仕事へ向かう。過去に途中参加はしたことがあるけれど、途中離脱は初めて。なかなかに、いや相当に寂しい気持ちに。夏休みに1週間くらい泊まっていたおじいおばあの家から自宅に帰るときの切なさを思い出す。
仕事を片づけ夜は展示会に向けて準備。なんとかいいかたちにできそうでひと安心。自分の中で有意義な一歩になるよう、もう少し追い込みを頑張ろう。
深夜の帰り道に晩飯を買って帰ろうとしたとき、明日が健康診断であることを思い出す。今日は朝の味噌汁1杯しか口にしていない。”綺麗に詰んだ”という感覚。


20220920(Tue)
朝から健康診断。胃カメラの前に看護師さんから「喉に垂れてきても飲み込まないようにしてくださいね〜。」という警告と同時に鼻から麻酔液を注入される。実際にすぐに鼻の果てから喉に液体が流れてきているが、それを飲み込まずにキープするという正気の沙汰ではない指示に従うことに注意を持っていかれつつ、(返事はちゃんとしないと。)という道徳心から出た二文字。「はえ。」忠誠心と道徳心に導かれた結果としては切なすぎる。
夜に『鎌倉殿の13人』を観る。畠山重忠(中川大志)の死に様。自分の死が、与えるもの。継がれるべき意志と、継人。自分の死後の世界について算段をつけ、踏ん切り、死へ向かう。美しい死に様だった。

20220921(Wed)
職場で流れるラジオは、時折ラジオショッピングコーナーがある。自分はこういうのでちゃんと購買意欲を刺激されるタイプなので聞いていてまあまあ楽しかったりする。今日は「飲むフレグランス」という通販感溢れるいかにも系だった(さすがにこういう類のものは欲しくはならない)。売り込む上でのキラーフレーズとして「餃子を食べたあとのゲップも薔薇の香りがするようになるんですよ!」と言い放たれた。奇を衒いすぎている。自分でも相手でも、餃子を食べたあとのゲップが薔薇の香りだったら笑う。たまにある行きすぎた美容がボケになってしまう現象の極地に遭遇した気がする。

20220922(Thu)
明日からスタートの展示に向けて文章を完成させたいところだが、眠すぎて頭が回らず、とりあえず筆休めにこの日記を書いている。こういうとき、3時間寝てスッキリして再開しようなどと考えるのだけれど、なぜか自分への信頼度が急上昇していて恐ろしい。大抵この作戦は大失敗に終わってきているのに、何度でも成功すると過信して挑戦する。眠すぎて脳が投げやりになっているのだろうか。
とりあえずどうしようもないので寝ることにしよう。自分、4時に起きれるんで。

20220923(Fri)
展示会が本日よりスタート(10/2までやっているのでもしよければ遊びに来てください!)。クライアントワークではなくモノをつくるのは初めてで、失敗や反省が多かったけれど、とてもいい経験になった。これからも自分が触れていて楽しい研究テーマをベースに、細く長く続けていきたい。継続が何より大切。
会場に顔を出しつつ仕事を片付け、夜は亀戸のアウトドアショップへ。販売員さんがかなりいい人で、今日は大きな買い物はするつもりはないと伝えたが、すごく丁寧にいろいろと教えてくれた。終いには客に寄り添ったアドバイスの極である「正直これに関してはネットでもっと安くて質も十分なものもあります(小声)。」まで賜ってしまった。こんな善人は、生まれ変わる際、東京への行き来がお手軽な程よい地方で、世帯年収が950万くらいの、優しくて奥ゆかしいご夫婦のもとに産み落とされますようにと願った。
帰ってELLEGARDENの特集番組を観る。嬉しくて懐かしい気持ちに。

20220924(Sat)
昼間に現場チェックに行かなければならなかったので、朝から東京国立近代美術館の『ゲルハルト・リヒター展』へ。見た人が作品を前にして美しいとかかっこいいとか、直感的に感じ取る(取れてしまう)印象を越えて、漂白して、ゼロにすること。ゼロ地点から何かを感じ取るための入り口を設ること。そのために注ぎ込んだ技巧や力量が凄まじい。いいもの見ました。
仕事を終えて夜は『初恋の悪魔』の最終回をリアタイ鑑賞。終盤も終盤の、鈴之介と星砂のコスモス越しの広いショットがとても綺麗で印象的だった。目の前とか過去のことで手一杯だった鈴之介の人生に、夢のような豊かなシーンが訪れたのだなと感動。とても美しい演出だと思った。

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