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昭和女子大学 現代ビジネス研究所による「地域活性化の取組におけるソーシャル・イノベーション創出」プロジェクト

昭和女子大学 現代ビジネス研究所による「地域活性化の取組におけるソーシャル・イノベーション創出」プロジェクトにおいて、
「半年間のプロジェクト活動を通じて、学生メンバーがどのように成長したのか」
を株式会社SP総研の「スキル可視化」の手法を用い、分析を行ないました。
プロジェクトの開始時(2023 年6 月)と終了時(2023 年12 月)に学生メンバーに対してワークショップを行って、学生メンバーそれぞれが自分自身を形容する「ジョブ・タイトル」を考えると共に、各自がこれまで果たしてきた役割を「ジョブの概要」として整理しました。
その内容をもとに「任務・職責」への変換を通じて、保有している「スキル・コンピテンシー」として抽出し、その「スキル・コンピテンシー」に関して、学生メンバーが自己認識する習熟度を確認することで可視化しました。
各自が自分自身を形容した「ジョブ・タイトル」に関して半年間の変化を見ると、開始時点では個人の性格や行動を表すものが多かったのに対して、終了時には他者との関係性や組織における役割を表現しているものに変化していました。

ジョブ・タイトルの変化

これは共通の目標に向かって、プロジェクトの学生メンバーがチームとしてお互いの関係性を鑑みながら、それぞれの役割を果たそうとの意識で行動してきたことによるものといえます。

また「スキル・コンピテンシー」の変化では、プロジェクト推進において一般的に必要と思われる概念としてのスキルについて保有と認識する人の割合が増えているのに加えて、橋渡し・リエゾン、ネットワーキング、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)、プロモーション、広報活動、プレゼンテーション、コーチング、マルチタスクなど、プロジェクト推進の中で各自が実際に経験した具体的な行動に紐づけられるスキルが、新たに身についたスキルとして数多く追加されることとなりました。

スキル・コンピテンシーの変化

これは、学生メンバーの主体性を重視し、学生メンバーそれぞれが担う役割を大幅に高めるという方針によるものと思われます。

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