暮らし方を探す旅① ただそこに居るだけで幸せになれる。そよ風の地、ギリシャ。
ご無沙汰しています。ここ最近は割と忙しく飛び回っていてあんまり更新する時間がなかったのですが、ようやくnoteに向き合う気持ちの余裕が戻ってきました。
暮らし方と生き方を見つめ直す旅、はじめました
2023年は能動的に動き回り新しい発見をする年と定め、
手始めに、5月から6月にかけて、ヨーロッパの旅をしていました。
コロナ禍中、自分の中の価値観やものの考え方が固まってしまったのを感じ、本来自分が得意とする柔軟な発想とか好奇心を原動力に生きる姿勢を取り戻したかったのと、身近で悲しいことが起き色々見直したいと思ったのがきっかけ。
日本→シンガポール→ギリシャ→ジョージア→トルコ→フランス→スペイン→シンガポール→日本
こんな感じの道のり。
まるまる一ヶ月の間に行くにはクレイジー過ぎるスケジュールだったと反省していますが、忙しくも充実した日々。
エネルギーあふれるシンガポールを経由してヨーロッパ方面へ。シンガポール発、スクートというLCCで行きます。LCCでヨーロッパ。なかなかハードで楽しい旅です。
シンガポール懐かしい。2009年ごろ始めて仕事で訪れた場所がこの国。
うだるような湿気とビジネスマンたちの活気、多文化の入り交じるカオスのシンガポールを再び経験してアジアの力を思い出し、
次に訪れたのはギリシャ。
当時24カ国旅していて、初ギリシャです。
ただそこに居るだけで幸せになる気候
ギリシャで感じたのはなにより居心地の良さ。
地中海性気候のあのカラリとした空気に優しいそよ風、ちょうどよい日差しと日陰の涼しさ。
三年間日本に居て湿気に慣れている自分に、
「これがヨーロッパだったでしょ!」
と洗礼を与えてくれます。
そうそうこの心地よい感覚、もう記憶の彼方に追いやってしまっていた。
ただ歩いているだけでなんとなく幸せになってしまう気候。
自由に語らい、創作する気持ちをギリシャの風から教わる
多くの文明がこの地域周辺から生まれたのには色々な要因があるけど
「なんか気持ちいいから」
というのが一番ではないでしょうか。
これだけ気持ちがいい風が吹いていて海の幸も山の幸もあるとなれば
広場でのおしゃべりもはかどるというもの。生きてるってなんだろう?生きてるってなあに?ということを毎晩議論するようにもなるでしょう。
奴隷制度だけがこの地に哲学や芸術が花開いた理由ではなく、この環境も要因として大きいと思わざるを得ない。
この気候を味わうとわかるけど、深刻で暗い気持ちになりようがない。きっとギリシャの哲人たちは議論と言いつつ冗談交じりに酒を酌み交わしながら楽しくやっていたに違いないと確信するのであります。
どんなに真剣な話をしたところで、頬を撫でるそよ風が気持ちを満たしてしまうから。
「深刻に考えず、そよ風のように気楽に動けばいいんだよ」
そんなことをまず5月のギリシャから学んだのでした。
最後にちょっと自己紹介。
普段世界を旅しながらデザイナーとしてこんなの作ったりしています。
ノマドニアの講師なんかもやっていますよ。
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